こんにちは!今回は、我が家のリチャードソンジリス「ライさん」が迎えた発情期中の驚きの変化について、詳しくご紹介します。
発情期といえば「ちょっと活発になる時期」くらいに思われがちですが、実際には行動・体調・気性・食欲にまで影響が出る、大きなターニングポイント。飼い主にとっても観察力が問われる時期です。

この記事では、
- 発情期にオス・メスで起こる変化の違い
- ライさんのリアルな行動・食欲の変化
- 食べたもの/食べなかったもの
- 匂いや睾丸の変化など身体的なサイン
を時系列でまとめました。
「最近うちの子、様子が変わってきた…?」と感じる飼い主さんのヒントになればうれしいです。
発情期とは?オスとメスでここまで違う!
リチャードソンジリスの発情期は、年に1〜2回、主に春(2〜4月頃)と秋(9〜10月頃)に見られることが多いです。 ただし、室内で飼育している場合は季節の変化を感じにくく、若干のずれが生じることもあります。
そして、その変化はオスとメスで明確に違うことがあります。
変化 | オス | メス |
---|---|---|
期間 | 長く継続(2〜4ヶ月) | 短め(数日〜数週間の波) |
行動 | 滑車爆走・攻撃的・動き続ける | 巣材集め・鳴く・動き回る |
食欲 | ペレット拒否、野菜のみ | 偏食・小食になることも |
体の変化 | 睾丸が大きくなり黒くなる | 外陰部の腫れ(わかりにくい) |
匂い | 尿臭がやや強くなることあり | 特に大きな変化なし |
こうした特徴については、以下の関連記事でも詳しく解説しています:
では、ここからは我が家の「ライさん」に実際に起きた発情期の記録を詳しくお話ししていきます。
発情期に入ったライさんの変化|まずは“身体のサイン”から
2023年11月後半、ライさんの様子がいつもと違う…と気づいたのは、睾丸が明らかに大きく、黒っぽく変化してきた時でした。
それまで穏やかだったのに、急に落ち着きがなくなり、滑車を1日中回し続けるように。さらに、ケージ内をずっとウロウロし、部屋んぽでもひたすら走り回る日が続きました。
さらに驚いたのが食欲の急激な低下です。
- ペレットはまったく食べない
- 好物のおやつ(乾燥にんじん、チモシーキューブ)にも反応なし
- 唯一食べたのは、小松菜の柔らかい葉だけ
動きすぎ+食べない=体重が減少していく…という不安な日々。それでも、ライさんは活発そのもので、砂風呂に入ってはゴロンゴロン転がり、全身で“何かが違う”ことを伝えてきているようでした。
ちなみにこのような状態が続くとき、歯の異常(オドントーマ)などと混同しやすいので、気になる場合は以下の記事もチェックしてみてください:
食べたもの/食べなかったもの|我が家での対応
ペレットを完全に拒否していたライさんですが、発情期の中盤になると、フリーズドライのにんじんだけは少しずつ食べてくれるように。
そこから、生にんじんや葉野菜も試しつつ、好みに合うものをいくつか見つけて少しずつ栄養を補っていきました。
発情期中でも食べてくれたおすすめおやつは、こちらにまとめています:
この時期は「食べてくれること」を最優先に、神経質になりすぎず、ゆるく付き合っていくことが大切だと感じました。
春が近づくと…ようやくペレット復活!
1月末頃になると、ライさんの爆走時間も減り、少しずつ落ち着きを取り戻し始めました。ごはん皿にペレットを入れておくと、ようやく口をつけてくれるようになり、私たちも本当に安心しました。
今では「ジリスセレクション」を中心に、栄養バランスのとれた食生活に戻り、体重も元に戻っています。
発情期が終わるまでの2ヶ月間、見た目には元気そうでも「本当は食べられない」状態が続いていたことを思うと、改めて変化に気づく観察力の大切さを実感しました。
まとめ|発情期を知れば、リチャードソンジリスとの信頼が深まる
リチャードソンジリスの発情期は、行動・体調・性格・匂い、すべてに影響を与える自然なサイクルです。
オスとメスで変化の仕方は違いますが、飼い主が気づいてあげることで、無理なく、安心して過ごさせてあげることができます。
「いつもと違う」を放置せず、「そういう時期なんだ」と知ることから、守れる命があります。
今回のライさんの記録が、同じように悩んでいる飼い主さんにとって、少しでも心の支えになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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