うさぎにもいろんな種類があるって知ってましたか?
「うさぎ」と聞くと、ふわふわでかわいいイメージが先行しますが、実は品種によって見た目や性格、飼いやすさには大きな違いがあるんです。
ネザーランドドワーフやミニうさぎはよく知られていますが、他にもホーランドロップ、レッキス、ライオンヘッド、アンゴラ、フレミッシュジャイアントなど、魅力あふれる品種がたくさんいます。
それぞれのうさぎには「元気いっぱいで遊び好き」「おっとり穏やかで甘えん坊」「ふわふわ長毛でゴージャス」など、個性的な性格や特徴があり、飼ううえでのポイントも変わってきます。
この記事では、代表的なうさぎの品種について、性格や飼いやすさ、お手入れのしやすさなどをわかりやすくご紹介します。
これからうさぎをお迎えしようと考えている方、種類ごとの違いを知りたい方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
代表的なうさぎの品種一覧
ここでは、ペットとして人気のある代表的なうさぎの品種をピックアップしてご紹介します。
それぞれに魅力があり、性格や体格、必要なお世話の内容も少しずつ異なります。
「どんな子が自分に合いそうか」を考える参考にしてみてください。
- ネザーランドドワーフ
- ミニうさぎ
- ホーランドロップ
- レッキス
- ライオンヘッド
- アンゴラ
- フレミッシュジャイアント
それでは、1種類ずつ詳しく見ていきましょう!
ネザーランドドワーフ|小さな体に秘めた繊細さ
ネザーランドドワーフは、世界で最も小さいうさぎの品種のひとつです。丸い顔と小さな耳が特徴的で、愛らしい見た目から多くの飼い主さんに人気があります。

性格の特徴
ネザーランドドワーフは警戒心が強く、やや神経質な面があります。そのため、最初は人に慣れるのに時間がかかることも。しかし、しっかりと信頼関係を築けば、とても甘えん坊で愛情深いパートナーになってくれます。
この繊細さゆえに、急な環境の変化や大きな音には敏感に反応することもあります。ゆったりとした空間で、うさぎのペースに合わせて接してあげることが大切です。
飼いやすさ
体が小さいためケージもコンパクトで済みますが、運動量は意外と多め。毎日しっかりとしたへやんぽ(部屋での運動)時間が必要です。また、被毛のお手入れはそれほど手間がかからず、初心者の方でも比較的扱いやすい品種です。
ミニウサギとの違いは?
見た目が似ているため、ミニウサギと混同されがちですが、ネザーランドドワーフは純血種で、サイズや顔つき、性格の傾向にも違いがあります。
ミニウサギとの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ミニウサギとネザーランドドワーフの違いを徹底解説
ネザーさんとの暮らしを始める前に
繊細なネザーさんとの暮らしでは、日々のケアや環境づくりがとても大切です。
初めてうさぎを飼う方は、こちらの記事で基本のお世話方法もチェックしておくのがおすすめです。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
食事に関してのポイント
ネザーランドドワーフは体が小さい分、食事管理にも注意が必要です。特にペレットの量は、体重や年齢に合わせてしっかり調整しましょう。
おすすめのペレットや選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶うさぎのペレット徹底ガイド
ミニうさぎ|個性いろいろ、世界にひとつのパートナー
「ミニうさぎ」とは、特定の品種ではなく、いくつかの小型品種が交配された雑種うさぎの総称です。そのため見た目や性格、体格などに大きな個体差があるのが特徴です。

性格の特徴
ミニうさぎは遺伝的な背景がバラバラなため、穏やかで社交的な子もいれば、警戒心が強くて繊細な子もいます。
同じ「ミニうさぎ」でも性格に幅があるので、出会った子の個性を大切に育ててあげることが大切です。
ネザーランドドワーフと似ている子も多いため、違いについて気になる方は、以下の記事をご参照ください。
▶ミニウサギとネザーランドドワーフの違いはこちら
飼いやすさ
雑種であることから、一般的に体が丈夫で病気に強い傾向があります。性格に個体差はありますが、環境や接し方次第でしっかり懐いてくれる子も多く、初心者の方にも人気です。
また、毛並みの管理もそこまで難しくなく、日常的なブラッシングで清潔を保てます。
基本的なお世話のポイントについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
おやつの与え方と注意点
性格や体格に個体差があるミニうさぎは、食べ過ぎにも注意が必要です。特におやつは種類や頻度をきちんと管理しましょう。
おすすめのおやつや注意点については、こちらの記事をぜひご参照ください。
▶うさぎのおやつ完全ガイド
ミニうさぎとの暮らしに役立つグッズ
個性派ぞろいのミニうさぎとの生活には、その子に合ったグッズ選びがとても重要です。
ケージやトイレ、ブラシなど、初心者でも使いやすいアイテムを以下の記事で紹介しています。
▶うさぎ飼育におすすめのグッズまとめ(2025年版)
ホーランドロップ|癒し系No.1の垂れ耳うさぎ
ホーランドロップは、垂れた耳と丸みのある体が特徴のうさぎで、その愛らしい見た目と穏やかな性格から、特に初心者に人気の高い品種です。

性格の特徴
とてもおっとりしていて、人懐っこく、抱っこにも比較的慣れやすいのがホーランドロップの魅力。
ストレスに強い子も多く、慣れると自分から寄ってきて甘えてくれることもあります。
ただし、子うさぎのうちはやんちゃな面もあるため、遊び時間や環境づくりには工夫が必要です。
飼いやすさ
性格的に穏やかで落ち着きやすいため、初めてうさぎを飼う方にもおすすめです。
毛並みは短めで、被毛のケアも比較的楽ですが、換毛期にはこまめなブラッシングを心がけましょう。
日々のお世話については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
食事管理も大切
穏やかな性格の子が多い一方で、食いしん坊な子も多く、体重管理には注意が必要です。
ペレットやチモシーの量をバランスよく調整することが大切です。
おすすめのフードやペレットの選び方については、以下の記事を参考にしてください。
▶うさぎのペレット徹底ガイド
おやつのあげすぎに注意
ホーランドロップは甘えん坊な分、飼い主さんからのおやつも喜んで受け取りますが、与えすぎには注意が必要です。
健康的なおやつの選び方や与え方は、以下の記事をご覧ください。
▶うさぎのおやつ完全ガイド
おすすめのグッズ
ホーランドロップは寝転ぶのが好きな子も多いため、広めのケージや柔らかいマットなどの環境整備がポイントになります。
初心者にも使いやすい飼育グッズは、以下の記事でご紹介しています。
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レッキス|まるでベルベットのような毛並み
レッキスは短く密集した被毛が特徴のうさぎで、手触りはまるでベルベットのよう。見た目の美しさだけでなく、明るく好奇心旺盛な性格でも知られています。

性格の特徴
とても活発で遊び好き、人懐っこくて飼い主さんによく懐く傾向があります。
知的好奇心が強いため、知育トイや工夫のある遊び場を用意すると、よりいきいきと過ごしてくれます。
また、比較的賢いうさぎでもあるため、トイレのしつけや名前を覚える子もいます。
飼いやすさ
被毛が短いため、毛の手入れはとても簡単。換毛期でも毛玉ができにくく、グルーミングの手間が少ない点は初心者にも嬉しいポイントです。
ただし運動量が多いので、ケージだけでなく十分な遊びスペースの確保が必要になります。
日々のお世話に関しては、以下の記事をご参考ください。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
食事面での注意点
レッキスは体が引き締まって見える反面、太りやすい体質の子も多いため、ペレットの量や栄養バランスには特に気を配る必要があります。
与える量やおすすめのペレットについては、以下の記事をご覧ください。
▶うさぎのペレット徹底ガイド
おやつを与えるときの工夫
食欲旺盛な子が多いレッキスには、おやつの与え方にも注意が必要です。
与える際は体重管理と合わせて考えましょう。おすすめのおやつや頻度の目安は以下の記事に詳しくまとめています。
▶うさぎのおやつ完全ガイド
おすすめの飼育グッズ
活発なレッキスには、運動がしやすくストレスをためにくい環境が理想的です。広めのサークルや遊び道具、丈夫なケージなどが役立ちます。
以下の記事では、実際に役立つグッズを詳しく紹介しています。
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個性派ぞろいのうさぎたち|ライオンヘッド・アンゴラ・フレミッシュジャイアント
ライオンヘッド|たてがみがチャームポイント
ライオンヘッドは首まわりのふさふさとした毛がライオンのたてがみのように見えることから、その名が付いた品種です。ぬいぐるみのような見た目が人気ですが、性格はやや臆病で繊細な子が多い傾向があります。
慎重派ではありますが、飼い主さんに慣れると甘えん坊になる子も多く、抱っこよりもそばに寄り添ってくれるタイプ。
お手入れの面では、首回りの毛が絡みやすいため、定期的なブラッシングが欠かせません。

アンゴラ|長毛種ならではの魅力
アンゴラは長く柔らかな毛をもつ長毛種で、ふわふわの被毛が魅力です。おっとりとした性格で、マイペースに過ごす子が多いのも特徴です。

一方で、被毛のお手入れは特に重要で、毎日のブラッシングや毛玉対策が必須です。
日々のケアに不安がある方は、まず以下の記事でうさぎの基本のお世話をおさらいしておくと安心です。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
フレミッシュジャイアント|巨大で優しい穏やかうさぎ
フレミッシュジャイアントは、うさぎ界最大級の体格を持つ品種で、大きい個体では6kg以上になることも。
その大きさに反して性格はとても穏やかで、抱っこも嫌がらず、ゆったりとした性格の子が多いです。

大型ゆえに広いスペースが必要で、飼育には体力的・経済的なゆとりも求められますが、その分深い絆が築ける魅力があります。
この3種に共通するポイント
- いずれも被毛のお手入れがやや必要(特にアンゴラ)
- 性格はおっとりめで、慣れると非常に懐く子が多い
- 飼育環境の工夫がカギ(スペースや温度管理)
被毛ケアのあるうさぎさんや、大型うさぎとの暮らしには、それぞれに合ったお手入れ道具や飼育グッズが役立ちます。
実際に役立つおすすめアイテムは、以下の記事をご覧ください。
▶うさぎ飼育におすすめのグッズまとめ(2025年版)
また、おやつを喜ぶ子も多いですが、体格差があるため量や種類にも注意が必要です。
種類別のおやつ選びについてはこちらを参考にどうぞ。
▶うさぎのおやつ完全ガイド
うさぎの品種別 比較まとめ
ここまで、代表的なうさぎの品種について性格や飼いやすさを中心にご紹介してきました。
最後に、それぞれの特徴を表で振り返ってみましょう。
品種 | 性格 | 飼いやすさ | お手入れ |
---|---|---|---|
ネザーランドドワーフ | 繊細・警戒心強め・慣れると甘えん坊 | △(信頼関係が大事) | ◎(短毛) |
ミニうさぎ | 個体差あり・丈夫で育てやすい | ○(慣れると懐く) | ◎(短毛) |
ホーランドロップ | 穏やか・甘えん坊・初心者向け | ◎ | ◎(短毛) |
レッキス | 活発・人懐っこい・賢い | ○ | ◎(超短毛) |
ライオンヘッド | 臆病・好奇心旺盛・慣れると甘えん坊 | △ | △(首周りの毛に注意) |
アンゴラ | おっとり・マイペース | △(長毛種のため手入れ必須) | ×(要毎日ブラッシング) |
フレミッシュジャイアント | 穏やか・抱っこも平気・超大型 | △(スペースが必要) | ○(短毛) |
自分に合ったうさぎの選び方
どのうさぎも魅力的ですが、暮らし方やライフスタイルによって向き不向きがあります。
以下のポイントを意識すると、自分に合ったうさぎが見つかりやすくなります。
- 静かな環境がある → ネザーランドやホーランドがおすすめ
- 子どもや家族で触れ合いたい → ホーランドロップやレッキスが◎
- 毎日グルーミングできる時間がある → アンゴラやライオンヘッドもOK
- スペースが広く取れる → フレミッシュジャイアントも選択肢に
お迎え前に確認しておきたいこと
うさぎとの暮らしはとても楽しく癒されますが、命を預かる以上、準備や知識も大切です。
初めての方は、以下の記事で基本的なケア方法や暮らしのコツをぜひご確認ください。
▶うさぎの基本のお世話ガイド(完全版)
おすすめの飼育グッズもチェック!
飼育に必要なグッズは、うさぎの種類や性格によっても異なります。
うさぎと快適に暮らすために役立つおすすめアイテムは、こちらで紹介しています。
▶うさぎ飼育におすすめのグッズまとめ(2025年版)
まとめ
うさぎにはネザーランドドワーフやミニうさぎのような小型種から、フレミッシュジャイアントのような大型種まで、実にさまざまな品種が存在します。
それぞれの品種には、見た目だけでなく性格や運動量、必要なお手入れの量などに大きな違いがあります。
たとえば、警戒心の強いネザーランドドワーフは時間をかけて信頼関係を築くことが大切ですし、おっとり甘えん坊のホーランドロップは初心者でも比較的接しやすい傾向があります。
また、長毛種のアンゴラやライオンヘッドはこまめなお手入れが必要ですが、そのぶん見た目も可愛らしく、飼い主さんとの触れ合い時間が自然と増えるという魅力もあります。
このように、うさぎの種類ごとの違いを知っておくことで、「どんな子と暮らしたいか」「どんな生活スタイルに合っているか」をイメージしやすくなります。
これからお迎えを考えている方は、うさぎ自身の個性と向き合いながら、自分や家族のライフスタイルに合った品種を選ぶことがとても重要です。
また、うさぎは種類だけでなく「個体差」も大きいため、実際に出会った子の性格をしっかり観察し、向き合っていくことがなによりも大切です。
どの子にもその子なりの魅力と個性があります。ぜひ素敵な出会いがありますように。
本記事が、これからうさぎを家族に迎える皆さまのお役に立てれば幸いです。
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