うさぎにとって年に数回やってくる「換毛期」は、健康管理の面でもとても大切な時期です。特に抜け毛のケアを怠ると、毛球症やうったい(胃腸の動きが止まる症状)など、命に関わるリスクも。
我が家の「こはく」や「ひすい」も毎年しっかり換毛しますが、対策グッズを使ってからは掃除も楽になり、何より体調不良も減りました。
今回は実体験を交えながら、換毛期に役立つおすすめの「ブラシ」や「便利グッズ」をご紹介します。
まずは、そもそもなぜ換毛期のケアが大切なのか、基本から確認していきましょう。

1. なぜうさぎの換毛期にはケアが必要なの?
うさぎは春と秋を中心に、年に数回の換毛を行います。この時期はとにかく毛が抜けやすく、空中に舞いやすいため、こまめなブラッシングが欠かせません。
しかし、ブラッシングを怠ると…
- 飲み込んだ毛が毛球症やうったいの原因になる
- お尻まわりに毛がたまり汚れやすくなる
- 皮膚トラブルが起きる可能性がある
また、日頃の様子から体調変化を察知することも大切です。参考までに以下の記事もチェックしてみてください。
2. 換毛期におすすめのブラシ5選
うさぎの肌はとてもデリケート。だからこそ、換毛期のブラッシングには「痛くない」「やさしく取れる」「嫌がらない」がポイントです。
ここでは実際に多くの飼い主さんから支持されている5つのブラシを厳選しました。
① ピロコーム E1 やわらかめ
- 口コミ①:びっくりするほどごっそり取れて、毎回達成感があります。
- 口コミ②:嫌がられるかと思ったけど、むしろうっとりした顔でじっとしてくれました。
② ラバーブラシ(シリコンタイプ)
- 口コミ①:まるでマッサージみたいで気持ち良さそうにしています。
- 口コミ②:静電気が起きにくくて、毛が舞いにくいのも助かります。
③ ファーミネーター 小動物用
- 口コミ①:想像以上に毛が取れてびっくり。換毛期には欠かせません。
- 口コミ②:取りすぎが心配なので、週1〜2回の使用にしています。
④ スリッカーブラシ(ソフトタイプ)
- 口コミ①:小さい顔まわりや脚もとかしやすくて便利です。
- 口コミ②:ピンの間に毛が溜まるけど、それも取った感があって満足!
⑤ 手袋型グルーミンググローブ
- 口コミ①:ブラシ嫌いの子に試したら大成功!触られてるだけと思ってるみたいです。
- 口コミ②:細かい毛もけっこう取れました。仕上げ用としても良いです。
3. 換毛期にあると便利なプラスαグッズ
ブラシだけでは抜け毛対策は不十分。換毛期を快適に過ごすためには、静電気防止や掃除効率アップ、体調サポートなどに役立つ便利グッズをプラスするのがおすすめです。
① ブラッシング用マット
- 口コミ①:滑るとすぐ嫌がっていたのに、このマットに変えてからは落ち着いてくれます。
- 口コミ②:抜け毛がまとまって掃除しやすくなったのも嬉しいです。
② トーラス グルーミングスプレー(静電気・被毛ケア用)
実際にスプレーを軽くかけてブラッシングすると、ふわふわ舞っていた毛がスッとまとまり、空中に飛び散らなくなりました。こまめに掃除できない日でも、毛が床に落ちにくくなるのが助かります。
- 口コミ①:なでる前にひと吹きすると、うさぎが落ち着いてじっとしてくれるように。
- 口コミ②:香りもきつくなくて、うちの子は嫌がらずむしろ気持ちよさそうです。
③ ハイペット うさぎのきわみ オールインワンサプリ
粒状タイプですが、うさぎがそのまま食べてくれるほどの高い嗜好性があるのが嬉しいポイント。砕いたり混ぜたりしなくても、手からそのまま食べる子も多いです。
- 口コミ①:これを与えてから換毛期の便が安定するようになりました。食いつきも◎
- 口コミ②:ペレットに混ぜなくても、そのままポリポリ食べてくれるので本当に楽です!
④ ブラッシング後のウェットティッシュ
- 口コミ①:ふわっと残った毛が簡単に取れるので、仕上げには必須です。
- 口コミ②:アレルギー体質のうちの子でも問題なく使えて安心でした。
⑤ 集毛機(GEX エググルームDC)
- 口コミ①(自宅使用):ブラッシング直後の毛がふわふわ舞っていたのが、これを使って一気に解決!
- 口コミ②:音が静かでうさぎも怖がらず、ケージ周りの掃除もかなり楽になりました。
4. 換毛期中の注意点と体調管理
うさぎの換毛期は、飼い主にとっても「そろそろ始まったな」とそわそわする時期です。
毛がふわふわ舞いはじめると、掃除やブラッシングの手間も増えますが、それ以上に気になるのは「うちの子、しんどくなってないかな?」という不安ではないでしょうか。

① やりすぎ注意。ほどよい頻度が大切
「ちゃんとお手入れしてあげたい!」という気持ちから、毎日のようにブラッシングしてしまいたくなりますよね。でも、実はそれが負担になってしまうことも。
うさぎの皮膚はとても薄くてデリケート。毎日ゴシゴシとブラシをかけてしまうと、肌が赤くなったり、かゆみが出たりすることがあります。
② 嫌がったら無理をしないで
ブラッシングは健康のためにも必要な時間ですが、それ以上に「安心して受けてもらえること」が大切です。
うちの子たちも最初は嫌がって逃げてばかりでした。特にひすいは顔まわりに触られるのが苦手で、ブラシを持つだけで警戒モードに入ることも…。
③ いつもと違う様子に気づけるのは、あなただけ
換毛期のうさぎは、体の中にも大きな変化が起きています。毛を飲み込むことでお腹の動きが悪くなり、いわゆる「うっ滞(胃腸の停滞)」を起こすリスクも。
小さな変化でも、気づけるのは毎日見ているあなただからこそです。
- 食欲が落ちていないか
- 排便が細くなっていないか、量が減っていないか
- いつもより元気がない、おとなしい感じがする
こうしたサインが見られたら、迷わず動物病院に相談してくださいね。
④ 予防できることは、今のうちに
うさぎは体調が悪くても我慢してしまう動物です。だからこそ、「備え」が何よりも安心につながります。
水分補給をこまめにする、ごはんに繊維質の多いものやサプリを加える、いつもより様子をよく見る…それだけでも全然違います。
うちの「こはく」も、サプリと換毛ブラシを併用しながら、今では換毛期を穏やかに乗り越えられるようになってきました。

5. まとめ|換毛期は“ふたりの絆”が深まる時間
うさぎの換毛期は、飼い主にとっても試練の季節。抜け毛が舞って部屋が大変になったり、いつも以上に体調が気になったり…本当に気を遣う毎日ですよね。
でも、ブラッシングやお手入れの時間は、うさぎと心を通わせるチャンスでもあります。「気持ちよさそうにしてるな」「今日は嫌がるな」そんな様子から、うさぎの体調や気持ちを感じ取れる瞬間は、飼い主としてとても大切なものです。
今回ご紹介したブラシやグッズを上手に活用すれば、負担を減らしながらケアができるはず。あなたとうさぎさんが、少しでも快適に、穏やかに換毛期を乗り越えられますように。
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