リチャードソンジリスはとても活発な性格をしており、室内飼育ではどうしても運動不足になりがちです。
そんな時に思いつくのが「回し車」ですが、ハムスター用では小さすぎて背中を痛める恐れがあり、選び方には注意が必要です。
この記事では、実際に我が家で使用している回し車を含め、リチャードソンジリスに合う安全で静かなモデルを紹介します。
購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
我が家のリチャードソンジリスが使っている回し車をご紹介

我が家のリチャードソンジリス「ライ」も、SANKO(サンコー)サイレントホイール フラット30を使用しています。
直径30cmと大きめで、走行中も背中が反らずに自然な姿勢を保てるため、体格のあるリチャードソンジリスにもぴったりです。
回転はとてもスムーズで、静音ベアリング構造のおかげで夜中でもほとんど音がしません。
ライの場合は最初は全く使ってくれませんでしたが、数ヶ月で慣れて、今では朝方やご飯が欲しい時、発情期明けの運動不足解消にちょうど良いようです。
フラットタイプの走行面は奥行きがあり、足元も安定。
お手入れも簡単で、ホイール部分だけ取り外して水洗いできます。安全性・静音性・扱いやすさのバランスが非常に良い製品です。
リチャードソンジリスに回し車は必要?

リチャードソンジリスは本来、地面を走ったり巣穴を掘ったりする地上性のげっ歯類です。
ハムスターのように夜通し回し車で走る習性はないため、必ずしも「必要不可欠」というわけではありません。
実際、我が家のライは初めは全く使いませんでしたが工夫して乗ってくれるようになりその後は、部屋んぽ前や発情期明けなどはよく走り回り、ストレス解消になっているようです。
一方で、すべての個体が回し車を好むわけではありません。回転音や振動を嫌がったり、全く興味を示さない場合もあります。そのため、「うちの子に合うかどうか」を様子を見ながら導入するのが理想です。
もし怖がる様子があれば、すぐに撤去しても問題ありません。
代わりにトンネルや巣材を増やすことで、同じように運動やストレス発散ができます。
要するに、回し車は「使えば便利」「使わなければ別の運動方法で補う」程度に考えておくのが良いでしょう。
リチャードソンジリス用の回し車を選ぶときのポイント

リチャードソンジリスに合う回し車を選ぶ際は、サイズや素材、安全性に注意が必要です。
以下の4つのポイントを意識して選ぶと失敗がありません。
サイズは30cm以上を目安に
最も大切なのはホイールの直径です。
小さいサイズだと走行中に背中が反り、腰や骨格に負担がかかるおそれがあります。
静音性を重視する
リチャードソンジリスは夜行性の傾向があり、夜間に活動することが多いため、音の大きいホイールでは生活音が気になる場合があります。
安全な構造か確認する
特にリチャードソンジリスは足が短く、動きが速いので、段差の少ない設計がおすすめです。
掃除・設置のしやすさ
また、ケージの広さに合わせて外付けタイプを検討するのも良いでしょう。
この4つのポイントを押さえれば、リチャードソンジリスにとって安全で快適な回し車を選ぶことができます。
リチャードソンジリスにおすすめの回し車5選

ここでは、実際に多くの飼い主さんが使用している人気の回し車を紹介します。
サイズ・静音性・安全性のバランスを重視し、リチャードソンジリスに適したモデルを厳選しました。
① SANKO サイレントホイール フラット30
我が家のリチャードソンジリス「ライ」も愛用中。
- 「音がとても静かで寝室でも気にならない」
- 「掃除がしやすく、リチャードソンジリスでも安心して使えた」
② SANKO メタルサイレント 32
直径32cmの大型サイズで、体格の大きなリチャードソンジリスにもぴったり。
- 「頑丈で安定感がある」
- 「長く使ってもガタつきが出にくい」
③ GEX ハーモニーホイール 30
透明なカバー付きでホコリが入りにくく、ベアリング構造による静かな回転が特徴です。
- 「音がほとんどしないので夜でも安心」
- 「安定感があり、掃除もしやすい」
④ マルカン 静音ホイール 31
マルカンの静音シリーズは、安定感と静かさのバランスが優秀なモデル。
- 「サイズが大きくて安心」
- 「静かで動きもスムーズ」
⑤ GEX メタルフレームレス 32
GEXが販売する金属製の大型ホイール。
- 「金属なのに音が静か」
- 「広さがあるので安心して走れる」「掃除しやすく衛生的」
購入しても回し車を使わない場合は?我が家の工夫と慣らし方

中には、せっかく回し車を購入しても全く使わないリチャードソンジリスもいます。
特にペットショップ時代に回し車が設置されていなかった個体は、「走って遊ぶ」という習慣がないため、初めは興味を示さないことが多いです。
最初は段ボールの中を探検するように遊んでいましたが、数日経つと少しずつ中に入り、
気がつけばゆっくりと回し車を回すようになりました。
「回って遊ぶもの」と認識できたことで、今では夜になるとよく走っています。
リチャードソンジリスは好奇心は強いですが、環境の変化に敏感な動物です。
無理に乗せるよりも、こうした安心できる空間づくりを通して自然に慣らしてあげるのがコツです。
ライが初めて回し車を使ってくれたときの様子は、過去の記事にもまとめています。
リチャードソンジリスの回し車|設置のコツと注意点
リチャードソンジリスは好奇心旺盛な一方で、警戒心も強い動物です。
回し車を安全に使ってもらうためには、設置場所や慣らし方に工夫が必要です。
安定した場所に設置する
外付けタイプを使用する場合も、しっかり固定できているか確認しましょう。
音や振動を抑える工夫
静音ホイールでも、回転の振動がケージ全体に伝わると音が響くことがあります。
初めは短時間から慣らす
初めて設置する際は、リチャードソンジリスが警戒して近づかない場合があります。
回し車を使わない個体もいる
すべてのリチャードソンジリスが回し車を好むわけではありません。
リチャードソンジリスにとって大切なのは、走ることよりも「安全に動ける環境」です。
個体の性格を見ながら、回し車をうまく取り入れてあげてください。
まとめ|リチャードソンジリスに合う回し車を安全に選ぼう

リチャードソンジリスは地上性の動物で、必ずしも回し車が必要というわけではありません。
しかし、室内飼育で運動不足が気になる場合や、活発な個体にとっては良いストレス発散・運動の場となります。
選ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。
- 背中が反らないように直径30cm以上の大型タイプを選ぶ
- 静音ベアリング構造で夜間も安心
- 足を挟まない安全なフラットタイプ
- 掃除や設置がしやすい構造
我が家で使用している「サイレントホイール フラット30」は、そのすべてをバランスよく満たしており、リチャードソンジリスにぴったりの1台です。
発情期明けの運動にもなり、静かで安全に走れるので非常におすすめです。
回し車を上手に取り入れながら、リチャードソンジリスがのびのびと動ける快適な環境を整えてあげましょう。

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