「リチャードソンジリスを撫でようとしたら逃げられた」「どこを触ると嫌がるのか分からない」と悩んでいませんか?可愛らしい見た目の一方で、触られるのを苦手とする場所があるため、正しい撫で方を知らないと関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。
この記事では、リチャードソンジリスが喜ぶ場所・嫌がる場所をわかりやすく解説し、さらに仲良くなるためのステップや撫でる際の注意点もまとめています。初めて飼う方も、もっとスキンシップを楽しみたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
リチャードソンジリスの撫でマップ
リチャードソンジリスには、撫でて安心する場所と嫌がる場所がはっきりとあります。飼い主がそれを理解しておくことで、信頼関係を壊さずにスキンシップを楽しむことができます。
- 大好きゾーン(緑)
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額や背中の上部、頬はリチャードソンジリスが安心して撫でさせてくれる場所です。ここを優しく撫でると、目を細めたり、歯ぎしりのような音を立ててリラックスする姿が見られます。
- ほどほどゾーン(水色)
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首筋や横腹は気分によって反応が変わる場所です。気持ちよさそうに受け入れる日もあれば、すぐに逃げてしまうこともあります。撫でる際は一瞬触れて様子を見てから続けるのが安心です。
- 嫌がるゾーン(赤)
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お尻、尻尾、足先はほとんどの子が触られるのを嫌がります。強く抵抗する場合もあり、噛みつきにつながることもあるため、無理に撫でないことが大切です。
このように、撫でられる場所を理解して接することで、リチャードソンジリスとの触れ合いはぐっと楽しいものになります。
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撫でられるまで仲良くなるには?
撫でマップを理解していても、リチャードソンジリスはすぐに触らせてくれるわけではありません。撫でられるようになるには、少しずつ信頼関係を築いていく必要があります。
仲良し作戦
存在に慣れさせる
まずはゲージ越しに声をかけたり、近くで過ごす時間を作りましょう。人がそばにいても安心できる環境を整えることが第一歩です。
仲良し作戦
匂いを嗅がせる
撫でる前に手を近づけて匂いを嗅がせましょう。鼻を寄せても嫌がらなければ、次の段階に進めます。
仲良し作戦
額や頬から撫で始める
最初に触れるのは大好きゾーンの額や頬です。短時間だけ軽く撫でるようにしましょう。背中やお尻から始めると嫌われてしまう可能性があります。
仲良し作戦
撫でる時間を少しずつ延ばす
慣れてきたら背中へと範囲を広げ、時間も徐々に長くしていきます。リチャードソンジリスが「撫でられると心地よい」と学習すれば、自分から頭を差し出してくれるようになります。
- 「最初は手から餌を食べるのも警戒していましたが、毎日続けるうちに1か月ほどで頬を寄せて撫でさせてくれるようになりました。」
- 「お尻を触ろうとすると逃げてしまいましたが、額や背中は安心して撫でさせてくれます。マップ通りだと実感しました。」
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撫でるときのサインを見極める
リチャードソンジリスは言葉を話せませんが、仕草や表情で「気持ちいい」「嫌だ」という気持ちをしっかり伝えてくれます。撫でるときにはこのサインを見極めることが大切です。
喜んでいるサイン | 嫌がっているサイン |
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目を細めてうっとりした表情をする 体を飼い主の手に預ける 歯ぎしりのような小さな音を立てる(リラックスしている証拠) | 急に体を起こして逃げようとする 尻尾を叩きつけるように動かす 「キッ」と鳴いて不満を表す 噛もうとするそぶりを見せる |
これらのサインを見逃さずに撫で方を調整することで、リチャードソンジリスとの信頼関係を守りながら楽しくスキンシップを取ることができます。
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よくある失敗例
リチャードソンジリスを撫でるとき、知らず知らずのうちに信頼を損ねてしまう行動を取ってしまうことがあります。以下の失敗例を避けることで、スムーズに仲良くなれます。
失敗例
いきなりお尻や尻尾を触る
嫌がるゾーンから触ろうとすると、驚いて逃げたり噛まれることがあります。最初は必ず大好きゾーンから始めましょう。
失敗例
抱っこから無理に撫でようとする
抱っこが苦手な子も多いため、いきなり持ち上げて撫でるのは逆効果です。床やゲージの中で安心できる状態から撫でてあげることが大切です。
失敗例
子どもが強く触ってしまう
小さな子どもは力加減が難しく、撫でているつもりでも押さえつける形になってしまうことがあります。必ず大人がそばについて優しく触れるようにしましょう。
失敗例
嫌がっているのにやめない
逃げたり鳴いたりするサインを無視して撫で続けると、不信感につながります。嫌がったらすぐに手を離すことが信頼関係を守るポイントです。
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撫でるメリット
リチャードソンジリスを正しく撫でることは、ただのスキンシップ以上の意味があります。撫でることで得られるメリットを知っておくと、より積極的に触れ合いたくなるはずです。
メリット
ストレス軽減
優しく撫でてもらうことで安心感が得られ、リチャードソンジリスのストレスを和らげる効果があります。特に換毛期や発情期など不安定な時期には心を落ち着かせる助けになります。
メリット
信頼関係の構築
「撫でてもらうと気持ちいい」と学習すると、飼い主に対して安心感を抱くようになります。これが信頼関係を深める大きなきっかけになります。
メリット
健康チェックの機会
日常的に撫でていれば、毛並みの変化やしこり、ケガなどにいち早く気づくことができます。小さな異変を早期発見できるのも撫でる大きなメリットです。
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まとめ
リチャードソンジリスは撫でられるのが大好きな場所と、嫌がる場所がはっきりしています。撫でマップを参考にしながら、額や背中上部といった安心できるゾーンからスキンシップを始めることが大切です。
また、いきなり触るのではなく、声かけやおやつを通して少しずつ信頼関係を築いていくことが「撫でられるまでの近道」です。喜んでいるサインや嫌がるサインを見極めながら撫でれば、無理なく仲良くなることができます。
正しい撫で方を身につければ、リチャードソンジリスとの時間はお互いにとって大きな癒しとなり、日々のコミュニケーションもより楽しいものになるでしょう。
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