リチャードソンジリスを動物病院へ連れて行く時や、災害などで一時的に避難させる時に欠かせないのが「キャリー」です。
しかし、ネットでよく見かける布製のキャリーバッグは、実はジリスには向いていません。
噛み癖が強い子が多く、布をあっという間に齧って穴を開けてしまうこともあります。
この記事では、実際にリチャードソンジリスを飼っている筆者が、
「安全に使えるハードタイプのキャリー」を中心に、通院・お出かけ・緊急時に使いやすいおすすめ商品をまとめました。
あわせて、どうして布製が危険なのか、代用として虫かごを使う場合の注意点についても解説します。

布製キャリーは危険!齧る・破る・逃げるリスクも

見た目が可愛く、軽くて持ちやすい布製キャリーですが、リチャードソンジリスには非常に危険です。
実際にSNSや口コミでも「数分で穴を開けて脱走した」「齧って糸を飲み込んだ」という声が多く見られます。
また、布素材はにおいが染みつきやすく、発情期のマーキング臭が取れにくい点もデメリットです。
衛生面でも管理が難しく、通気性が悪いタイプだと夏場には熱がこもってしまう危険もあります。
軽くて持ち運びやすいというメリットはありますが、ジリスの安全を考えると布製は避けるのが無難です。
次の項目では、安心して使えるハードタイプキャリーの選び方を解説します。

なぜキャリーが必要なのか?

その際に欠かせないのが、安全に運べる「キャリー」です。
抱っこのまま移動しようとすると、驚いて暴れたり飛び出してしまう危険があります。
また、プラスチックケースや段ボールなどの一時的な代用では、通気性や安定性に欠け、思わぬ事故につながることもあります。
キャリーを準備しておけば、急な体調不良や災害時にもすぐに移動でき、飼い主も落ち着いて対応できます。
普段から慣れさせておくことで、通院時のストレス軽減にもつながります。
特に発情期のライくんのように気性が荒くなる時期は、
安全に移動させるためにもキャリーが必須アイテムとなります。
安全なキャリーを選ぶポイント

リチャードソンジリス用のキャリーを選ぶ際は、「強度」「通気性」「掃除のしやすさ」を重視することが大切です。
ここでは、実際に使ってみて感じたポイントを踏まえながら、安全に使えるキャリーの条件を整理します。
硬くて丈夫な素材を選ぶ
最も重要なのは噛んでも壊れない素材であることです。
通気性と視認性が高いもの
リチャードソンジリスは温度変化に敏感な動物です。
底が安定して滑りにくい
キャリー内で足を滑らせると、ストレスやケガの原因になります。
持ち運びやすいハンドル構造
これらの条件を満たす「ハードタイプキャリー」を選ぶことで、
リチャードソンジリスの安全を守りつつ、飼い主も安心して移動できます。
リチャードソンジリスにおすすめのキャリー5選

① SANKO(サンコー) ウィズキャリー M
小動物用キャリーの定番モデル。頑丈なプラスチック製で、上部と正面が開閉できる構造です。
- 「通院時に安心して使えます。うちの子も落ち着いて入ってくれました。」
- 「扉がしっかりしていて噛まれても壊れません。掃除も簡単です。」
② 三晃商会(SANKO) ライトキャリー(組立式)
サイズ感はリチャードソンジリスの短距離移動にちょうど良く、車移動・通院の“定番ハードキャリー”。
- 「軽くて持ち運びがラク。中が見えて様子を確認しやすい」
- 「通気が良く、底がフラットでシーツや牧草を敷きやすい」
③ マルカン 2ドアキャリー Sサイズ
- 「扉の金網がしっかりしていて安心。車での移動でも振動に耐えました。」
- 「底が平らで牧草やシーツを敷きやすく、掃除が楽でした。」
④ リッチェル キャンピングキャリー ファイン S
取っ手がしっかりしており、車移動や避難時の持ち運びにも安心です。
- 「扉が2か所開くので使いやすい。うちの子も落ち着いて入ってくれました。」
- 「軽くて持ち運びしやすく、通気性も良いので季節を問わず使えます。」
⑤ シーラーケース コバエシャッター 小動物用
短時間の通院や避難用サブキャリーとして1つ持っておくと便利です。
- 「一時移動用にちょうど良い大きさ。通気口が多く安心です。」
- 「洗いやすくて清潔。緊急時に持ち出せるよう常備しています。」
緊急時は虫かごで代用もOK。ただし短時間に限定を

突然の通院や災害など、すぐにキャリーが必要なときは、プラスチック製の虫かご(昆虫ケース)でも代用できます。硬質プラスチックで丈夫なうえ、通気口が多く、短時間の移動なら安全に使えます。
実際にジリス飼いの方の中でも、「キャリーを買うまでの一時利用」や「避難用の予備」として虫かごを活用している方は多く見られます。
ただし、以下の点には十分注意してください。
長時間の使用は避ける
底にペットシーツや牧草を敷く
取っ手付き・ロック付きタイプを選ぶ
虫かごはあくまで「非常時の一時避難用」。
普段の通院やお出かけには、しっかりしたハードキャリーを使うのが基本です。
まとめ|安全なキャリー選びでリチャードソンジリスを守ろう

リチャードソンジリスは警戒心が強く、驚くと勢いよく飛び出したり、布を齧ってしまうこともあります。
そのため、通院や避難などの移動時には、頑丈なハードタイプキャリーを用意しておくことがとても大切です。
布製やメッシュタイプは軽くて可愛い反面、破損・逃走・誤飲のリスクが高く、リチャードソンジリスには不向きです。
プラスチック製で通気性が良いキャリーを選ぶことで、安心して移動でき、万が一のときも落ち着いて対応できます。
まだお持ちでない方は、ぜひこの機会にハードタイプのキャリーを準備しておきましょう。

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