最初は、「みんな仲良くなれたらいいな」――そんな気持ちから始まりました。我が家には、うさぎが2羽と、リチャードソンジリスが1匹います。
2026年現在、こはくはもうすぐ10歳、ひすいは2月で6歳。
リチャードソンジリスのライは現在2歳で、5月には3歳になります。
うさぎ同士の多頭飼いは相性が大きく影響すると言われており、我が家でもオス同士ということから、こはくとひすいのへやんぽは基本的に別々にしてきました。そんな中で迎えたのが、ライです。
「うさぎ同士は難しくても、リチャードソンジリスなら一緒に過ごせるかもしれない」
そう思いながら、少しずつ様子を見て部屋んぽで合わせてきました。
実際には、一緒に過ごせた時期もあれば、発情期や行動の変化をきっかけに距離を取る判断をしたこともあります。
この記事では、うさぎのこはく・ひすいと、リチャードソンジリスのライとの暮らしの中で感じた現実を、体験談ベースでまとめています。

我が家の家族構成と飼育スタイル

現在、我が家で一緒に暮らしているのは、うさぎ2羽とリチャードソンジリス1匹です。
それぞれ年齢や性格、行動特性が異なるため、飼育スタイルも個体ごとに分けています。
うさぎ(こはく・ひすい)
こはくは、2026年現在でまもなく10歳になるシニアうさぎです。性格はかなり慎重で、環境の変化や動きの激しい相手に対しては強く警戒します。知らない物音や予測できない動きがあると、その場から離れて様子を見るタイプです。
ひすいは、2月で6歳になります。こはくに比べると好奇心があり、気になる相手には自分から近づいていくこともありますが、基本的には穏やかな性格です。ただし、急な動きや予想外の接触には驚きやすい一面もあります。
どちらも男の子であることから、うさぎ同士のへやんぽは基本的に別々にしています。
縄張り意識や相性によるトラブルを避けるため、このスタイルを続けています。
リチャードソンジリス(ライ)
ライは現在2歳で、5月には3歳になります。好奇心が強く、自分から周囲を探索する行動が多い一方で、驚くと急に動きを止めたり、方向転換をするなど、繊細な一面もあります。
季節によって行動が大きく変わり、特に発情期には落ち着きがなくなり、攻撃的な行動が見られることがあります。
また、過去にオドントーマの手術を受けており、現在は上の前歯がほとんど使えない状態です。
こうした性格や体調の違いを踏まえ、我が家では普段は同じ部屋でそれぞれのケージで生活していますが、
部屋んぽについては同時に行わず、その時の状態に応じて別々に行う飼育スタイルを取っています。
実際に部屋んぽで合わせてきた経緯
我が家では、普段は同じ部屋でそれぞれ別のケージで生活していますが、部屋んぽについては、様子を見ながら慎重に判断してきました。
最初から「一緒に出すのは無理」と決めていたわけではなく、落ち着いている時期には、短時間だけ同じ空間で様子を見たこともあります。ただし、常に私がそばで見守り、少しでも緊張した様子があればすぐに切り上げる形でした。
こはくとライの場合

こはくとライも、過去に何度か同じ空間で部屋んぽをしたことがあります。ただ、こはくはかなり警戒心が強く、ライの動きに対して強い恐怖反応を示しました。
ライが少し動いただけでも距離を取り、物陰に隠れたり、その場から静かに離れたりする様子が多く見られました。
積極的に関わろうとすることはなく、常に緊張した状態だったため、現在は無理に同時に部屋んぽをさせることはしていません。
ひすいとライの場合

ひすいとライについては、ライが発情期に入る前は、同じ空間で部屋んぽをすることができていました。
当初はお互いにあまり興味を示さず、一定の距離を保ったまま、それぞれがマイペースに過ごしている状態でした。
しばらくすると、ひすいのほうが少しずつライに興味を示すようになり、近づいてにおいを嗅いだり、後ろをついて回ったりする姿も見られるようになりました。
その様子が、見ている側には「守っているよう」に感じられる場面もありました。
関係が変わったきっかけとトラブル
ひすいとライが同じ空間で部屋んぽできていた関係は、ずっと同じ状態が続いたわけではありません。
大きく変わったきっかけは、ライが発情期に入ったことでした。
ライの発情期による行動の変化
発情期に入ってからのライは、それまでよりも落ち着きがなくなり、行動が全体的に荒く、攻撃的に感じられる場面が増えました。
それまでは距離を保って過ごしていたひすいに対しても、自分から近づいてちょっかいをかけるようになり、空気感が明らかに変わったと感じています。

実際に起きた怪我について
発情期中の部屋んぽ中、ライがひすいに近づいた際、ひすいが驚いて反応し、その拍子にひすいの爪がライの鼻に当たり、怪我をしたことがありました。
意図的な攻撃ではありませんでしたが、一瞬の出来事でも怪我につながる可能性があることを、この出来事で強く実感しました。この出来事以降、発情期中は同時に部屋んぽを行わず、距離を取る判断をしています。
ただし、これは「完全にもう合わせない」という意味ではありません。発情期が終わり、ライの様子が落ち着いたことを確認できたら、再び短時間から様子を見ながらチャレンジする予定です。
生物学的に、うさぎとリチャードソンジリスは一緒にできるのか

うさぎとリチャードソンジリスは、同じ草食動物ではありますが、
生物学的にはまったく異なる種で、体の構造や行動特性にも大きな違いがあります。
うさぎは、外敵から身を守るために「逃げる」ことを主な防御手段とする動物です。
急な物音や予測できない動きに弱く、驚くとパニック状態になりやすい傾向があります。
一方、リチャードソンジリスは、地上性で行動範囲が広く、俊敏な動きや急な方向転換を頻繁に行います。
状況によっては、歯や前足を使って自己防衛を行うこともあります。
また、リチャードソンジリスには発情期があり、その時期は行動が大きく変化することが確認されています。
普段は穏やかに見えていても、発情期には攻撃的な行動が見られる場合があります。
生物学的な観点から見ると、「仲良く一緒に過ごすこと」を前提に同居させる組み合わせではなく、
あくまで管理と距離感を保つことが前提となる関係だと言えます。
我が家の経験でも、穏やかな時期には一緒に過ごせていた場面があった一方で、
行動の変化をきっかけに、同時に部屋んぽを行わない判断をした時期がありました。
生物学的な違いを理解したうえで、その時々の状態を見ながら判断することが重要だと感じています。

一緒に部屋んぽできるかは「個体」と「時期」で変わる

ここまでの経験を振り返ると、うさぎとリチャードソンジリスを一緒に部屋んぽできるかどうかは、
「種」だけで判断できるものではないと感じています。
同じうさぎ同士でも性格が違うように、ジリス側の性格や行動傾向、そしてその時期の状態によって、
同じ組み合わせでも反応は大きく変わりました。
「以前できていたから、これからも大丈夫」とは言い切れず、
その都度、様子を見ながら判断する必要があると感じています。

まとめ|仲良くさせるより、安心して暮らせる距離感を

最初は、「仲良くなってくれたらいいな」という気持ちがありました。しかし今は、無理に一緒にさせることよりも、
それぞれが落ち着いて過ごせる環境を守ることを大切にしています。
我が家では、普段は同じ部屋でそれぞれ別のケージで生活し、部屋んぽについては状態を見ながら判断する、という形に落ち着きました。
うさぎとリチャードソンジリスが常に一緒に遊べる関係である必要はありません。
お互いの存在を感じながらも、無理のない距離を保つことが、結果的に安心につながると感じています。
これからも、その時々の様子を見ながら、安全を最優先に向き合っていくつもりです。
同じように悩んでいる方にとって、我が家の体験がひとつの参考になれば幸いです。

コメント