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リチャードソンジリスは懐くの?懐かないの?

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リチャードソンジリス情報館
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小さくて愛らしい姿が人気のリチャードソンジリス。SNSやYouTubeなどでもその可愛らしい仕草が注目を集めていますが、「本当に懐いてくれるの?」「うちの子は逃げるばかりで…」と不安になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、実際にリチャードソンジリスと暮らしている筆者の経験も交えながら、「懐くかどうか」という疑問に丁寧にお答えしていきます。リチャードソンジリスの基本的な魅力や飼い方についても、あわせて参考にしていただければ幸いです。

結論:懐くけれど、懐き方には“個性”がある

先に結論をお伝えすると、リチャードソンジリスは「懐く動物」です。ただし、犬や猫のように呼んだら来る、名前を覚える、といった行動を期待するのは少し違います。

彼らはあくまで「警戒心が強く、かつ好奇心旺盛な小動物」。人間に慣れて心を許すと、自分から近づいてきたり、手の上でウトウトしたりといった可愛らしい仕草を見せてくれますが、その関係性を築くには“根気と時間”が必要です。

リチャードソンジリスの性格的特徴

リチャードソンジリスの性格には個体差がありますが、性格タイプの傾向を知っておくと接し方のヒントになります。

ペットとして飼育されている個体は、繁殖を通じて人に慣れやすくなっていますが、基本的な性格には以下のような特徴があります。

  • 警戒心が強い:野生の名残からか、物音や急な動きに敏感に反応します。
  • 好奇心旺盛:新しいものには興味津々で、ケージの外に出すと活発に探索します。
  • 縄張り意識がある:自分のテリトリーを大事にするため、無理に触ろうとすると怒ることも。
  • 習慣性が強い:毎日のルーティンに慣れると、安心して行動する傾向があります。

このように、警戒心が強い一方で、毎日の生活に慣れてくると行動に安心感が出てきます。飼い主のことを「危険ではない存在」と認識してくれると、自分から近寄ってきたり、甘えるような仕草を見せることもあります。

個体差について(性別・性格・育て方で変わる)

リチャードソンジリスは個体ごとに性格が大きく異なります。そのため「懐きやすい子」もいれば、「なかなか心を開かない子」も存在します。これは以下のような要因によって変わってきます。

性別による違い

  • オス:比較的甘えん坊で懐きやすい傾向があります。飼い主の手の上で眠ったり、スキンシップを求めてくる子も多いです。
  • メス:独立心が強めで、少し距離を保ちたがる子が多い印象です。ただし、慣れればしっかり信頼関係を築けます。

性格の個体差

同じ性別・年齢であっても、「活発で人懐っこい子」「慎重で控えめな子」など性格は千差万別です。お迎え直後は特に慎重な子が多く、時間をかけて観察しながら接していくことが大切です。

育て方の影響

毎日決まった時間に声をかけたり、優しく手を差し伸べる習慣を続けることで、リチャードソンジリスは次第に安心してくれます。急に触ろうとしたり、大きな音を立てたりすると信頼関係の構築が難しくなるため、丁寧な接し方が重要です。

個体ごとの性格や傾向については、こちらの性格まとめ記事もぜひ参考にしてみてください。

懐くために必要な接し方や環境

リチャードソンジリスと信頼関係を築くには、毎日の接し方と環境づくりがとても重要です。焦らず、少しずつ距離を縮めていくことがポイントです。

毎日少しずつ声をかける

まずは飼い主の「声」や「存在」に慣れてもらうことから始めましょう。餌をあげるときや掃除のときなどに、優しく名前を呼ぶだけでも効果があります。

手を差し出して匂いを覚えてもらう

いきなり触ろうとせず、手をケージの中に入れてじっとしてみましょう。自分から寄ってきて匂いを嗅いだり、触れてくるようになったら距離が縮まってきた証拠です。

おやつを使って距離を縮める

ヒマワリの種や乾燥野菜など、好物を手からあげることで「この人は安心できる存在」と認識してもらいやすくなります。ただし与えすぎには注意しましょう。

静かで安心できる飼育環境

ケージはテレビや人通りの多い場所を避け、落ち着ける静かな環境に設置します。巣箱や隠れ場所を用意してあげることで、不安を和らげることができます。

こうした積み重ねが、リチャードソンジリスにとって「この人は怖くない」「一緒にいても大丈夫」と思ってもらえる第一歩になります。飼育時の注意点まとめもあわせてご覧いただくと安心です。

懐いていると感じられる行動の例

リチャードソンジリスが飼い主に対して信頼を寄せているとき、以下のような行動を見せることがあります。犬や猫のような“甘え方”とは異なりますが、どれも心を許してくれている証拠です。

  • 自分から近づいてくる:手や身体に登ってきたり、足元で遊ぶようになったら慣れてきた証拠です。
  • 手の上で寝る・目を閉じる:安心してリラックスしているサイン。とても信頼してくれている状態です。
  • 軽く甘噛みする:遊びや好意の表れで、強く噛まずに軽く歯を当てるような仕草です。
  • 鳴き声を出して反応する:呼びかけに反応して「キュッ」「ピピッ」といった鳴き声を返す子もいます。
  • 飼い主の動きに注目する:近づくとこちらを見てくれる、動きに興味を示すのも信頼のサインです。

こうした行動が見られるようになると、少しずつ懐いてきたと実感できるはずです。無理にスキンシップを取ろうとせず、彼らのペースに合わせることが大切です。

懐かないときの理由と注意点

「なかなか懐いてくれない…」と感じるときもあるかもしれません。しかし、それには必ず理由があります。無理に接すると逆効果になってしまうこともあるため、注意が必要です。

主な原因

  • お迎えして間もない:新しい環境に慣れるまでは、数週間〜数ヶ月かかることもあります。
  • 過去のトラウマやストレス:ブリーダーやショップでの扱い方、輸送中の経験などが影響する場合があります。
  • 接し方が急すぎる:いきなり掴もうとしたり、ケージに手を入れて驚かせてしまうと、恐怖心を与えてしまいます。
  • 性格的に慎重なタイプ:元々おっとりしていて、警戒心が強い個体も少なくありません。

注意すべきポイント

  • 無理に触らない:スキンシップは焦らず、本人が興味を示してくるまで待ちましょう。
  • 生活リズムを乱さない:ストレスを与えないよう、決まった時間に餌や掃除を行うことが大切です。
  • しっかり観察する:体調や行動の変化を日々観察することで、不調や不安にも早めに気づけます。

「懐かない=失敗」ではありません。信頼関係の築き方には個体差があり、それぞれのペースを大切にすることが、仲良くなる一番の近道です。

まとめ:信頼関係を築くには“時間と観察”がカギ

リチャードソンジリスは、懐かない動物ではありません。ただし、その「懐き方」は犬や猫とは異なり、時間をかけて少しずつ信頼を積み重ねていくスタイルです。

日々の声かけや優しい接し方、安心できる飼育環境を整えることで、次第に飼い主を信頼し、自分から近づいてくるようになります。

懐いているサインを見逃さず、無理のないペースで距離を縮めていくことが、仲良くなるための第一歩です。

「なかなか懐かないな」と思ったときこそ、一度立ち止まって、リチャードソンジリスの気持ちや行動をよく観察してみてください。小さな仕草の中に、大きな信頼のヒントが隠れているかもしれません。

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