「リチャードソンジリスって、実際飼うとどうなんだろう?」「可愛いけど、ちゃんと飼えるのか正直ちょっと不安…」
毎年6月前後になると、ペットショップで少しずつ姿を見かけるようになるリチャードソンジリス。
モフモフした丸い体に、つぶらな瞳。初めて見た瞬間に「この子、可愛すぎる…」と心を掴まれる人も多い小動物です。
一方で、流通時期が限られていたり、ネット上の情報が断片的だったりして、「価格はいくらくらい?」「初心者でも本当に大丈夫?」「あとから大変にならない?」と悩んだまま、決断できずにいる方も少なくありません。
この記事では、2026年時点でこれからリチャードソンジリスを迎えたいと考えている初心者の方向けに、リチャードソンジリスの基本的な特徴、飼い方、注意点を一つずつ丁寧に整理しています。
価格相場については、直近で実際に流通していた2025年の販売実績をもとに、現実的な目安としてまとめました。
「可愛い」だけで迎えて後悔しないために。お迎え前に知っておいてほしいことを、実体験も交えながら、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

リチャードソンジリスとはどんな動物?

リチャードソンジリスは、北アメリカ原産の地上性リスです。日本でよく見かける木の上を走り回るリスとは違い、地面で生活するタイプのリスで、実はプレーリードッグに近い仲間でもあります。
そのため、木登りはほとんどせず、床を走ったり、立ち上がって周囲を見渡したりする仕草が多いのが特徴です。
この「ちょこんと立つ姿」に惹かれて、リチャードソンジリスに興味を持った方も多いのではないでしょうか?
原産地と分類
リチャードソンジリスは、カナダやアメリカ北部の草原地帯に生息するリス科の動物です。野生では地面に巣穴を掘り、群れで生活する習性があります。
この「地上性」「巣穴暮らし」という特徴が、飼育環境や性格にも大きく影響しています。

見た目と体の特徴
体長はおおよそ25〜30cmほどで、しっぽは短め。全体的に丸みのある体つきで、モフモフとした被毛が特徴です。
体重は個体差がありますが、一般的には300〜500g前後。見た目はずっしりして見えても、実際に抱き上げると意外と軽く感じることもあります。
寿命と飼育年数の目安
リチャードソンジリスの寿命は、一般的に5〜7年ほどとされています。ただし、飼育環境や食事、健康管理によっては、それ以上長く一緒に過ごせるケースもあります。
毎日の観察や適切なケアを続けることで、体調の変化にも早く気づくことができ、結果的に寿命を延ばすことにつながります。

リチャードソンジリスがペットとして注目される理由

ここ数年、リチャードソンジリスは「飼いやすそう」「初心者でもいけそう」と感じて興味を持つ人が増えています。
見た目の可愛さだけでなく、生活リズムや性格の面でも、人の暮らしに馴染みやすい特徴を持っていることが理由です。
人に慣れやすい性格と個体差
リチャードソンジリスは、比較的人に慣れやすい性格の個体が多いとされています。お迎え直後は警戒心が強くても、毎日同じペースで接していくことで、少しずつ距離を縮めていけるケースが多いです。
ただし、すべての個体が同じ性格というわけではありません。甘えん坊な子もいれば、マイペースで距離感を大切にする子もいます。「懐きやすい=すぐ触れる」と思い込まず、その子のペースを尊重することが大切です。

昼行性で生活リズムが合いやすい
リチャードソンジリスは昼行性の動物です。朝から夕方にかけて活動するため、人間の生活リズムとズレにくい点も、ペットとして注目される理由のひとつです。
夜行性の動物のように、夜中に激しく動き回ったり、大きな音を立てたりすることが少ないため、
日中に様子を見たり、触れ合う時間を取りやすいのもメリットといえます。
鳴き声が小さく集合住宅でも飼いやすい
リチャードソンジリスは、鳴き声が非常に小さく控えめです。警戒したときに小さな声を出すことはありますが、犬や鳥のように大きな音で鳴き続けることはほとんどありません。
そのため、アパートやマンションなどの集合住宅でも、比較的飼いやすい小動物とされています。音に関するストレスが少ない点は、初めてペットを迎える方にとって大きな安心材料です。

リチャードソンジリスの価格相場【2026年版】

リチャードソンジリスをお迎えするにあたって、多くの方が気になるのが価格相場ではないでしょうか?_
ただし、リチャードソンジリスは通年で流通している動物ではなく、年によって入荷数にもばらつきがあります。
そのため、2026年版の記事ではありますが、価格相場については直近で安定した流通実績がある2025年の販売価格を基準に整理しています。
2026年については、執筆時点ではまだ本格的な流通が始まっていないため、確定した最新相場は形成されていません。
2025年実績ベースの価格帯
2025年に国内のペットショップや小動物専門店で販売されていた価格帯は、おおよそ30,000円〜80,000円前後が中心でした。
個体の性別や性格、健康状態によっては、10万円近い価格が付くケースも確認されています。
近所のペットショップではセールの時に29,800円を見たのが最安かもしれません。セールの時期はペットショップごとに違いますので実際にペットショップで確認をしてください。
流通時期の傾向(例年6月前後)
リチャードソンジリスは、例年6月前後から初夏にかけて、ペットショップに並び始めることが多い動物です。
この時期が流通のピークとなり、店舗によっては短期間で完売してしまうこともあります。
逆に、流通時期を逃すと次の年まで出会えないこともあるため、「見かけたときが検討タイミング」と言われることが多い小動物です。
だいたい11月ごろまでは見かけるのことがありましたが、2026年に入ってからは近所のペットショップでは見かけなくなりました。6月ごろにベビーが出回るまではペットショップで見るのはできなさそうです。
価格差が出る主な要因
リチャードソンジリスの価格は、次のような要素によって差が出ます。
- 入荷時期(シーズン初期・終盤)
- 性別や体格
- 人慣れの度合い
- 健康状態や管理状況
見た目の可愛さだけで判断せず、体調や環境についてしっかり説明してくれる店舗を選ぶことが重要です。
ライをお迎えした時は店員さんが丁寧に接客をしてくれました。違うペットショップではオスとメスでケージが分けられていて、人慣れ度も表示してあり人に慣れてる子・慣れていない子がわかるようになっています。
ブリーダー・里親募集を利用する際の注意点
ブリーダーや里親募集を通じて迎える場合、価格が比較的抑えられるケースもあります。ただし、医療履歴や飼育環境が不明確なこともあるため、事前確認は必須です。
特に里親募集の場合は、譲渡費用が安価または無料であっても、健康診断や治療費が別途必要になる可能性がある点を理解しておきましょう。
飼育にかかる初期費用と維持費

リチャードソンジリスをお迎えする際に、意外と見落としがちなのが「生体価格以外にいくらかかるのか」という点です。生体価格だけを見ると手が届きそうに感じても、実際には飼育環境を整えるための初期費用が必要になります。
とはいえ、必要なものを事前に把握しておけば、極端に高額になることはありません。ここでは、初めて迎える方向けに、現実的な目安として整理していきます。
初期費用の目安
リチャードソンジリスの飼育を始める際の初期費用は、おおよそ20,000円〜30,000円前後が一つの目安になります。主な内訳は以下のとおりです。
- ケージ:8,000〜15,000円前後
- 巣箱・床材・回し車など:5,000〜10,000円前後
- 給水器・フード類:3,000円前後
- 初回の健康診断など:5,000円〜
ケージや回し車はサイズや品質によって価格差が出やすいですが、「とりあえず安いもので済ませる」より、最初から安全性を重視した方が結果的に長く使えます。
ライもはじめは金網ケージでしたが、歯が心配なのと登って脱走したり騒音がすごかったのでガラスケージに変えました。

月々の維持費の目安
毎月かかる維持費は、比較的落ち着いています。フードや床材の補充が中心となるため、月2,000〜3,000円程度で管理できるケースが多いです。
内容としては、牧草やペレット、床材の交換、水の管理などが主になります。日常的なお世話自体は、想像より負担が少ないと感じる方も多いでしょう。

想定外にかかる可能性のある費用
注意しておきたいのが、体調を崩したときの医療費です。リチャードソンジリスは小動物のため、診療できる病院が限られることもあり、内容によっては費用がかさむケースもあります。
そのため、毎月は安くても、万が一の出費はあり得るという前提で、少し余裕を持った予算感で考えておくことが安心につながります。
ライはオドントーマになり、手術も経験しました。現在不正交互で上の前歯は1本しか生えてきません。定期的に病院で切りにってますが、手術の時は保険が適応だったのでとても助かりました。

初心者が整えるべき飼育環境の基本
リチャードソンジリスの飼育で大切なのは、とにかく広いケージを用意することよりも、その子が落ち着いて過ごせる環境をきちんと整えてあげることです。
地上性の動物という特徴を理解せずに環境を作ってしまうと、ストレスが溜まりやすくなったり、思わぬケガにつながることもあります。
ケージサイズと設置場所の考え方
リチャードソンジリスは上下運動よりも、床を走り回る動きが中心です。そのため、縦に高いケージよりも、床面積がしっかり確保できるケージが向いています。
設置場所は、人の出入りが激しすぎず、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所が理想です。常に視界に人が入る場所より、少し落ち着ける位置に置くことで、警戒心が和らぎやすくなります。
温度・湿度管理(夏・冬の注意点)
リチャードソンジリスは暑さ・寒さのどちらにも強い動物ではありません。室温は20〜25℃前後を目安に、急激な温度変化が起きないよう管理することが重要です。
特に夏場は熱中症のリスクが高く、冬場は冷えすぎによる冬眠や体調不良に注意が必要です。エアコンを使う場合でも、冷気や暖気が直接当たらないよう配置を工夫しましょう。

床材・巣箱・回し車の選び方
床材は、足裏に負担がかかりにくく、吸湿性のあるものを選ぶのが基本です。滑りやすい素材や、粉塵が多いものは避けた方が安心です。
巣箱は隠れられる場所として必須です。常に人の視線にさらされる環境では、ストレスが溜まりやすくなります。
回し車については、体格に合ったサイズを選ぶことが重要です。小さすぎる回し車は、背中や腰に負担がかかる原因になるため注意しましょう。
ライはお迎えした時は巣箱を使っていたのですが、現在は人間が使うフットクッションが巣箱とベットの代わりとなっています。冬場は暖かく、夏場もエアコンで温度が下がりすぎる時にと年中使っています。

食事とエサの正しい考え方【誤解しやすいポイント】

リチャードソンジリスの飼育で、特に誤解されやすいのが「何を主食にすればいいのか」という点です。見た目がうさぎやモルモットに似ていることから、牧草が主食なのでは?と思われがちですが、実は少し違います。
ここを間違えてしまうと、栄養不足や体調不良につながることもあるため、基本の考え方をしっかり押さえておきましょう。
牧草の役割(主食ではない理由)
チモシーなどの牧草は、リチャードソンジリスにとってとても大切な存在です。ただし、牧草は主食ではなく、繊維源としての役割が中心になります。
歯の伸びすぎを防いだり、腸の動きを助けたりする目的で、牧草は常に食べられる状態にしておくのが理想です。

ペレットが栄養の中心になる理由
リチャードソンジリスの食事の軸になるのは、専用のペレットフードです。必要な栄養素がバランスよく配合されているため、健康維持には欠かせません。
与える量は、年齢や体格によって異なりますが、1日2回に分けて適量を与えるのが基本です。
ライはジリスセレクションを与えていますが、与える量は1日あたりの表記通りの体重の5%を目安に40gを1日朝と夜2回に分けて与えてます。

野菜・おやつの与え方と注意点
野菜は栄養補助やコミュニケーションの一環として取り入れるのがおすすめです。小松菜やキャベツなどを、おやつ感覚で少量与える程度にとどめましょう。
与えすぎると下痢や肥満の原因になるため、「喜ぶから」といって頻繁に与えすぎないことが大切です。

水分管理と給水器のポイント
水は常に新鮮なものを用意し、ボトルタイプの給水器を使うのが一般的です。毎日きちんと水が出ているか確認し、定期的に洗浄するようにしましょう。
食事と同様に、水分管理も健康維持の基本です。「ちゃんと飲めているか」を日常的に確認する習慣をつけておくと安心です。

なつくまでの接し方と信頼関係の作り方
リチャードソンジリスを迎えたあと、多くの方が気になるのが「ちゃんとなついてくれるのか」という点ではないでしょうか?
SNSなどで見るような、手に乗ってくれる姿を想像すると、つい距離を縮めたくなってしまいます。ただし、リチャードソンジリスと仲良くなるために一番大切なのは、急がないことです。
お迎え直後の接し方
お迎えしてすぐのリチャードソンジリスは、新しい環境に慣れるだけで精一杯です。この時期は無理に触ろうとせず、まずは静かに見守ることを優先しましょう。
ケージの前で大きな音を立てたり、頻繁に覗き込んだりするのも控えた方が安心です。ここは安全な場所だと感じてもらうことが、最初のステップになります。
ライを迎えた時はまず1週間はケージから出すのは我慢しました。慣れてきたら手で少しおやつをあげる程度にしておきました。その時からあまり怖がらなくなりました。
手からエサをあげるステップ
環境に少し慣れてきたら、手からおやつをあげることに挑戦してみましょう。最初は近づいてくるだけでも十分です。
警戒しながらも手の匂いを覚え、この人は怖くないと理解してくれるようになると、少しずつ距離が縮まっていきます。
無理に触らないことの重要性
なかなか触らせてくれないからといって、無理に抱っこしたり捕まえたりすると、信頼関係が一気に崩れてしまうことがあります。
リチャードソンジリスはとても繊細な動物です。「触れ合う」よりも「一緒に過ごす時間を重ねる」ことを意識すると、結果的に長く良い関係を築きやすくなります。

健康管理と病気予防
リチャードソンジリスと長く一緒に暮らすためには、日々の健康管理が欠かせません。小さな体の動物だからこそ、体調の変化が表に出にくく、気づいたときには症状が進んでいた、というケースも少なくありません。
とはいえ、特別なことを毎日する必要があるわけではなく、いつもと違うかどうかに気づけるかどうかが大切になります。
毎日チェックしたいポイント
日常的に確認しておきたいポイントは、次のような点です。
- しっかり食事を取れているか
- 便の量や状態に変化がないか
- 極端に動かなくなっていないか
- 体重が急に増えたり減ったりしていないか
毎日完璧に記録する必要はありませんが、昨日と比べてどうかという感覚を持っておくだけでも、異変に気づきやすくなります。

歯の伸びすぎ・肥満への対策
リチャードソンジリスで特に注意したいのが、歯の伸びすぎと肥満です。どちらも日々の食事内容や運動量と大きく関係しています。
牧草を常に食べられる状態にしておくことや、回し車でしっかり体を動かせる環境を整えることが、予防につながります。
おやつの与えすぎは、可愛さゆえについやってしまいがちですが、長い目で見ると健康に負担をかけてしまう原因になります。

動物病院選びと健康診断の重要性
リチャードソンジリスを診られる動物病院は、犬や猫に比べて限られています。そのため、体調を崩してから探すのではなく、事前に小動物対応の病院を見つけておくことが重要です。
また、症状がなくても年に1回程度の健康診断を受けておくと、体調管理の目安が分かり、安心して飼育を続けやすくなります。
リチャードソンジリスを診察してくれる病院は少ないかもしれません。お迎えする前にリチャードソンジリスを診察してくれる病院はあるか調べておくといいと思います。

飼う前に必ず知っておくべき注意点・リスク

リチャードソンジリスは、見た目が可愛く、人にも慣れやすい小動物です。ただし、飼いやすそうというイメージだけで迎えてしまうと、あとからギャップを感じてしまうこともあります。
ここでは、実際に飼い始めてから「知らなかった…」となりやすいポイントを整理しておきます。
発情期による性格の変化
リチャードソンジリスは、発情期になると性格が変わることがあります。普段は穏やかでも、警戒心が強くなったり、触られるのを嫌がるようになるケースも珍しくありません。
これは異常ではなく、生きものとして自然な反応です。この時期は無理に距離を縮めようとせず、いつも以上にそっと見守る姿勢が大切になります。
発情期の時のライは凶暴化し、ペレットを一切食べなくなり、体重が減少してかなり活発に動き回ります。この時期を理解しておくだけで接し方がかわります。

噛み癖・警戒心の個体差
リチャードソンジリスは人に慣れやすい傾向がある一方で、噛み癖が出やすい個体や、警戒心が強い個体もいます。
特に怖がっている状態で無理に触ろうとすると、防衛反応として噛んでしまうことがあります。「噛む=性格が悪い」わけではなく、接し方やタイミングの問題であることがほとんどです。

リチャードソンジリスはこんな人に向いている

ここまで読んで、「自分には合いそうかな?」と考えている方も多いと思います。
リチャードソンジリスはとても魅力的な小動物ですが、向き・不向きがはっきり分かれるタイプでもあります。
向いている人の特徴
- モフモフ系の小動物が好きな人
- 毎日少しずつ様子を見る時間を取れる人
- すぐに懐かなくても、ゆっくり関係を築ける人
- ペットとの距離感を大切にできる人
特に、「触れ合うこと」よりも「一緒に過ごす時間」を楽しめる人には、リチャードソンジリスはとても良いパートナーになってくれます。
向いていない可能性がある人
- 鳴かない=手がかからないと思っている人
- 毎日の観察や世話が負担に感じやすい人
- すぐに懐いてほしい、抱っこしたいと思っている人
- 体調管理や通院の準備に不安がある人
リチャードソンジリスは繊細な生きものです。「可愛いから大丈夫そう」という理由だけで迎えてしまうと、後から負担に感じてしまう可能性もあります。
まとめ|2026年にリチャードソンジリスを迎える前に

リチャードソンジリスは、モフモフした見た目と穏やかな仕草が魅力の小動物です。一方で、流通時期が限られていたり、飼育情報が少なかったりと、迎える前に知っておくべきポイントも多くあります。
2026年にリチャードソンジリスの飼育を検討する場合は、価格相場は2025年の流通実績を目安にしつつ、6月前後の入荷時期を意識して情報収集を進めることが大切です。
「可愛いから迎える」だけでなく、食事、環境、健康管理まで含めて受け入れられるかどうかを考えた上で決断できれば、リチャードソンジリスはきっと、日常にやさしい癒しを与えてくれる存在になります。
焦らず、正しい知識を持って。納得したうえで迎えることが、後悔しない一番の近道です。

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