うさぎの冬支度はいつから?寒さ対策で気をつけたいポイント

毛布にくるまるうさぎたちと、そばで眠るリチャードソンジリスのライ。室内にはヒーターと加湿器があり、あたたかく穏やかな冬の雰囲気を描いたイラストです。

朝晩の気温が下がり始めると、うさぎにとっても過ごしにくい季節が近づいてきます。

「うさぎは寒さに弱い」と言われますが、実際に注意すべきなのは“急激な温度変化”と“乾燥”。
室温の変化が大きいと、体温調整がうまくできず、食欲不振やうっ滞など体調を崩す原因になることもあります。

とくに9歳を超える高齢うさぎや、換毛期で体力を消耗している子は要注意です。
人間が「少し肌寒いな」と感じるくらいでも、うさぎには大きなストレスになることがあります。

この記事では、実際にうさぎを長年飼ってきた経験をもとに、冬に向けて準備しておきたいポイントをわかりやすく紹介します。温度管理から防寒グッズ、食事の工夫まで、すぐに実践できる内容を中心にまとめました。

うさぎは本当に寒さに弱いの?

難しくないの?知識と準備で変わる理由を解説します。

「うさぎは寒さに弱い」とよく言われますが、実はそれは半分正解で、半分誤解でもあります。

うさぎはふわふわの被毛に覆われており、ある程度の寒さには耐えられる動物です。外気温でおおよそ10℃前後までは対応できる個体も多く、真冬でも野外で元気に走り回るうさぎもいます。

ただし注意が必要なのは、「急激な温度変化」と「底冷え・乾燥」。
急に室温が下がると体温調整が追いつかず、食欲不振やうっ滞の原因になります。
また、床からの冷気が体を冷やすことで、血流や消化機能が低下することもあります。

つまり、寒さそのものよりも「寒暖差」と「環境変化」に弱いのがうさぎの特徴です。
エアコンやヒーターを使って一定の室温を保ちつつ、冷気が直接当たらない場所にケージを置くことが何より大切です。

うさぎが快適に過ごせる温度と湿度

温度計とリモコンを並べて室温や湿度を確認している様子

うさぎが心地よく過ごせる室温はおおよそ18〜24℃、湿度は40〜60%が目安です。

この範囲を保つことで体温が安定し、食欲や排泄のリズムも崩れにくくなります。
一見過ごしやすい室温でも、ケージの位置によっては床付近が冷え込んでいることがあるため注意が必要です。

冬場はエアコンをつけても部屋の上部ばかりが暖まり、下の方は冷たい空気がたまりやすくなります。
そのため、サーキュレーターを低めの角度で回して空気を循環させると、温度ムラを防げます。

また、湿度が下がると静電気や被毛の乾燥にもつながります。加湿器を併用したり、濡れタオルを部屋に干すだけでも湿度が安定し、うさぎの呼吸器トラブル予防になります。

特に夜間や朝方の急な冷え込みには注意が必要です。
外出中や就寝時は「ペット用ヒーター」や「断熱マット」を活用し、温度が下がりすぎないようにしてあげましょう。

我が家の冬支度の工夫

白い人型のオブジェが笑顔で立っており、背景に「体験談」と書かれたピンク色のボードが配置されているイメージ画像。

わが家では、うさぎの「こはく」と「ひすい」、そしてリチャードソンジリスの「ライ」と一緒に冬を過ごしています。

寒さ対策は“部屋全体”と“それぞれの過ごし方”の両方から整えるようにしています。

  • カーペットの下に銀マットを敷いて、床からの冷気をカット
  • 窓には断熱カーテンと断熱フィルムを貼り、外気を遮断
  • こはくのカーペットには毛布を重ねて保温
  • ひすいのゲージにはホリホリマットを設置して快適に
  • スマートリモコン+エアコンで自動温度管理
  • 空気清浄機一体型加湿器で湿度をキープ
  • うさぎ用ヒーターは使わなかったので、ライ(リチャードソンジリス)専用に活用

実際に暮らしてみると、同じ部屋でも動物によって過ごし方が違うことに気づきます。
少しずつ環境を調整しながら、それぞれが落ち着ける場所を見つけてあげることが大切です。

ケージ内の防寒グッズを整える

灰色のミニうさぎが横になってリラックスしている様子

冬の間、うさぎが一日の多くを過ごすのはケージの中。
そのため、まずはケージ周りの防寒対策をしっかり整えることが大切です。

  • 床には断熱マットやアルミ保温シートを敷き、底冷えを防止
  • うさぎが直接触れる部分にはフリース素材のマットやペット用毛布を設置
  • ケージの外側に毛布をかけて保温(ただし通気口はふさがない)
  • すきま風が入る場合は壁との間にダンボールやボードを立てて防風対策

また、うさぎが布をかじる癖がある場合は、誤飲を防ぐため天然素材かじっても安全なペット専用アイテムを選ぶようにしましょう。

素材の違いによっては静電気が発生しやすくなることもあるため、静電気防止スプレーを軽く吹きかけておくのもおすすめです。

冬場の食欲低下を防ぐ工夫

灰色のうさぎが後ろ足で立ち上がって周囲を見渡している様子

寒くなると運動量が減り、食欲が落ちるうさぎも少なくありません。
放っておくと腸の動きが鈍くなり、うっ滞の原因になることもあります。

  • チモシーの種類を変えて香りの強い一番刈りオーツヘイを混ぜる
  • 食欲を刺激するために乾燥野菜や少量のおやつをトッピング
  • ペレットは新鮮なものを少しずつ補充し、酸化したものは早めに処分
  • 常温〜ぬるめ(25〜30℃)の水を与えて飲水量を維持
  • 食事中や部屋んぽの時間を増やして、体を動かす習慣づけを

我が家でも、冬になるとこはくとひすいの食欲に少し差が出てきます。
そんなときは牧草の種類を変えたり、器の位置をずらして気分を変えると、またよく食べてくれることがあります。

食べる量が減ってきたと感じたら、早めの対策が大切です。
小さな変化でも見逃さないように、毎日の観察を心がけましょう。

換毛期のケアも冬支度の一部

寒くなる前後は、うさぎの換毛がピークを迎える時期でもあります。
夏毛から冬毛へと生え変わるため、体力を消耗しやすく、毛づくろいによる毛球症のリスクも高まります。

  • 毎日または2日に1回はブラッシングをして抜け毛を減らす
  • 換毛中は繊維量の多いチモシーを多めに与えて胃腸を動かす
  • こまめな掃除で空気中の毛を減らし、吸い込みを防止
  • 加湿器を活用して湿度を保ち、被毛の乾燥を防ぐ

我が家のこはくも、9歳を過ぎた今年は過去にないほどの抜け毛でした。
毛がふわふわと舞うほどで、ケージの中も毛だらけになるほど。
その影響で腸閉塞を起こし手術を受けましたが、原因はこの換毛期の大量の抜け毛でした。

それ以来、抜け毛の多い時期はブラッシングを欠かさず、掃除機やコロコロもこまめに使っています。
ブラッシングが苦手な子には、短時間でも毎日触れてあげることで少しずつ慣れていきます。

飼い主さんの口コミ

口コミや評判をイメージしたイラスト 賛成と反対の評価を示す吹き出し
◎ ブラッシングを毎日するようになって毛球症が減りました!(40代・女性)

以前は抜け毛がすごくて部屋中が毛だらけでしたが、冬前から丁寧にブラッシングを続けたら食欲も安定しています。毛の状態で体調がわかるようになってきました。

◎ スマートリモコンを使った温度管理が便利!(30代・男性)

外出中でもスマホで温度を確認できるので安心。
設定温度を下げすぎず、うさぎの動きが落ち着いているかで判断するようにしています。

△ ヒーターを全然使ってくれません…(20代・女性)

ペット用ヒーターを買いましたが、まったく近づかず…。
結局、ケージの位置を部屋の中央に移動して、冷気が当たらないようにしたら落ち着きました。

◎ 断熱フィルムとカーテンで電気代が下がった!(50代・男性)

窓際のケージが寒そうだったので、断熱フィルムを貼ったところかなり快適に。
エアコンの設定温度も少し下げられて、電気代の節約にもつながりました。

まとめ:うさぎの冬支度は少しずつ、やさしく整える

記事のまとめパートに使用するイメージ 重要ポイントを振り返る場面

うさぎの冬支度で大切なのは、急な温度変化を防ぎ、快適な環境を少しずつ整えていくことです。

室温は18〜24℃、湿度は40〜60%を目安にしながら、床や窓からの冷気を遮断し、保温と換気のバランスをとりましょう。

ブラッシングや掃除をこまめに行い、換毛期の抜け毛対策も欠かせません。
また、食欲の変化や行動の違いに早く気づくためには、日々の観察がいちばんの健康管理になります。

うさぎそれぞれの性格や好みに合わせて環境を工夫しながら、冬の間も安心して過ごせる居心地のいい空間を作ってあげてください。

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