「1Gbpsの光回線を使っているのに、思ったほど通信が速くならない」「ルーターを買い替えたのにネット環境が改善しない」。こうした悩みを抱えたまま、原因が分からず使い続けている人は少なくありません。
実際、1Gbps回線であれば動画視聴やオンライン会議、複数端末の同時接続も問題なく使えるはずです。
それでも夜になると遅く感じたり、時間帯によって通信が不安定になる場合、問題は回線の性能そのものではなく、接続方式や回線の仕組みにある可能性が高くなります。
この記事では「1Gbpsなのに遅い」「いろいろ試したのに改善しない」という状態がなぜ起きるのかを整理し、ルーターだけでなく回線選びまで含めて見直すべき理由を、順を追って解説していきます。

光回線が遅くなる本当の原因

1Gbpsの光回線を契約しているのに通信が遅く感じる場合、その原因は「回線速度が不足している」ことではありません。
それにもかかわらず、「夜になると遅い」「時間帯で速度が変わる」「ルーターを替えても改善しない」 と感じる場合、問題は光回線の接続方式にある可能性が高くなります。
IPv4(PPPoE)接続が抱える構造的な問題
従来の光回線では、IPv4(PPPoE)という接続方式が広く使われてきました。 この方式では、利用者の通信がプロバイダ側の特定の接続設備を経由する仕組みになっています。
そのため、以下のような状況が発生します。
- 夜間や休日など利用者が増える時間帯に通信が集中する
- 特定の設備が混雑し、通信速度が大きく低下する
- 回線契約が1Gbpsでも、実際の速度は十分に出ない
この混雑は回線障害ではなく、仕組み上避けにくいものであり、 ルーターを高性能なものに買い替えても根本的な解決にはなりません。
IPv6(IPoE)接続で何が変わるのか?
現在主流になりつつあるIPv6(IPoE)接続では、 従来の混雑しやすい経路を通らず、NTTの通信網を経由して直接インターネットに接続します。
これにより、次のような改善が期待できます。
- 利用者が多い時間帯でも通信が安定しやすい
- 動画の読み込みやWeb表示が遅くなりにくい
- オンライン会議やゲームでも遅延が起きにくい
ただし、IPv6接続の効果を得るには、 ルーターがIPv6に対応していることと、 回線側がIPv6を標準で提供していることの両方が条件になります。
どちらか一方が欠けている場合、見た目上は1Gbps回線であっても、 実際の通信環境は従来と大きく変わらないままになってしまいます。
1Gbps光回線で必要なルーター条件

1Gbpsの光回線を契約しているにもかかわらず通信が安定しない場合、 多くの人が「もっと高性能なルーターに替えれば解決する」と考えがちです。
しかし実際には、ルーターの性能の高さよりも、 回線の仕組みに正しく対応しているかが重要になります。
ここでは、1Gbps回線を前提に「これを満たしていないと失敗する」という条件を、 理由とあわせて詳しく整理します。
IPv6(IPoE)対応は最優先条件
現在の光回線では、IPv6(IPoE)接続が事実上の標準になっています。
そのため、ルーター選びでは次の点を必ず確認する必要があります。
- IPv6(IPoE)接続に対応していること
- IPv4 over IPv6(v6プラス等)に対応していること
- 日本の光回線向け仕様として明記されていること
特に注意したいのは、「IPv6対応」と書かれていても、 IPoEではなくIPv6パススルーのみ対応しているケースです。
この場合、実際の通信はIPv4のままになり、混雑の影響を受け続ける可能性があります。
Wi-Fi規格はWi-Fi 6が現実的な最適解
1Gbps回線で利用するルーターのWi-Fi規格は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)で十分です。Wi-Fi 6は、通信速度そのものだけでなく、複数端末を同時に接続した際の安定性が向上しています。
家庭内でよくある利用状況を考えると、
- スマートフォン数台
- パソコンやタブレット
- テレビやゲーム機などのネット接続機器
これらを同時に使う環境では、Wi-Fi 6対応ルーターの方が、 通信待ちや速度低下が起きにくくなります。
一方で、Wi-Fi 6Eや10Gbps対応ルーターは、 回線や端末が対応していなければ性能を活かせず、1Gbps回線では過剰になりがちです。
アンテナ数や最大速度表記に惑わされない
ルーターの製品情報には「最大〇〇Mbps」といった数値が大きく表示されていますが、 これらは理論値であり、実際の通信速度とは一致しません。
1Gbps回線では、次のような点を重視する方が現実的です。
- IPv6通信時の安定性
- 複数端末接続時の処理性能
- 長時間使用しても通信が不安定にならない設計
数値だけを見て選んでしまうと、 「高いルーターを買ったのに改善しない」という結果になりやすくなります。
有線LANポートは1Gbps対応で十分
1Gbps回線の場合、ルーターのWANポート・LANポートは1Gbps対応で問題ありません。
そのため、1Gbps回線では以下の構成が現実的です。
- WANポート:1Gbps対応
- LANポート:1Gbps対応
- IPv6通信時の安定性を重視した設計
1Gbps回線では「必要十分な性能」を正しく満たしたルーターを選ぶことが、 通信環境を改善する最短ルートになります。

1Gbps光回線におすすめのルーター

1Gbps光回線では、回線速度の数字よりも、 IPv6に対応しており、家庭内で安定して通信できるかどうかが重要です。ここでは、1Gbps回線との相性が良く、実際の利用者評価も多いルーターを紹介します。
バッファロー WSR-5400AX6S
WSR-5400AX6Sは、1Gbps光回線向けとして定番ともいえるルーターです。 IPv6に対応しており、家庭用として必要な性能と価格のバランスが取れています。
設定画面が分かりやすく、初期設定で迷いにくい点も特徴です。 スマートフォンやパソコン、テレビなどを同時に接続する家庭環境でも、 安定した通信を期待しやすい構成になっています。
「初期設定が簡単で、すぐに使えた」 「以前より通信が安定した」 といった声が多く見られます。
一方で「細かな設定を自分で調整したい人には物足りない」 という意見もあり、初心者向けの性格が強いモデルといえます。
NEC Aterm WX5400HP
WX5400HPは、通信の安定性を重視した設計が特徴のルーターです。 IPv6に対応しており、1Gbps光回線で長時間利用する家庭や、 在宅ワークなどで通信の安定性を重視する人に向いています。
派手な機能はありませんが、 接続が途切れにくく、時間帯による通信のばらつきが出にくい点が評価されています。 複数台を同時接続しても、動作が安定しやすい傾向があります。
「長時間使っても通信が安定している」「再起動の回数が減った」といった評価が多く、安定性を重視する利用者から支持されています。
その一方で「価格がやや高めに感じる」 という声も見られます。
TP-Link Archer AX73
Archer AX73は、同時接続台数が多い家庭向けのルーターです。 IPv6に対応しており、スマートフォンやパソコン、ゲーム機などを 同時に使う環境でも処理能力に余裕があります。
通信性能を重視した設計のため、 動画視聴やオンラインサービスを複数人で使う家庭でも 使いやすいモデルといえます。
「同時に使っても速度が落ちにくい」「コストパフォーマンスが高い」といった声が多く見られます。
一方で「設定画面がやや分かりにくい」という意見もあり、ある程度機器に慣れている人向けの側面もあります。
いずれのルーターも、1Gbps光回線で必要とされるIPv6に対応しており、 家庭用として十分な性能を備えています。 利用人数や重視するポイントに応じて選ぶことで、 通信環境の満足度は大きく変わります。
ルーターを替えても改善しない人の共通点

「IPv6対応のルーターに買い替えたのに、通信環境がほとんど変わらない」。 このような場合、ルーターの選び方が間違っているというよりも、 回線側や接続環境に問題が残っているケースがほとんどです。
ここでは、1Gbps回線でよく見られる「改善しない人の共通点」を整理します。
回線側がIPv6を標準提供していない
IPv6対応ルーターを使っていても、回線やプロバイダがIPv6(IPoE)を提供していなければ、実際の通信は従来のIPv4(PPPoE)のままになります。
この場合ルーターの性能に関係なく、夜間の混雑や時間帯による速度低下は解消されません。
- 回線はIPv6非対応、または申請が必要
- IPv6の設定が有効になっていない
- IPv4通信に自動的に戻っている
こうした状態では、「IPv6対応ルーターを使っているつもり」でも、 効果を実感できないままになります。
回線とプロバイダを別々に契約している
フレッツ光のように、回線とプロバイダを別々に契約する方式では、IPv6対応状況や設定方法がプロバイダごとに異なります。その結果・・・
- IPv6対応かどうか分かりにくい
- 申請や設定が必要で手間がかかる
- 設定ミスや確認漏れが起きやすい
といった問題が起こりやすく「何が原因で遅いのか分からない」状態になりがちです。
接続方式を理解しないまま使っている
通信速度が遅い原因を「回線が悪い」「ルーターが古い」と思い込み、 接続方式(IPv4/IPv6)を確認していないケースも多く見られます。しかし、1Gbps回線では接続方式の違いが体感速度に直結します。
- IPv4接続のまま使っている
- IPv6が有効かどうか確認していない
- 設定画面を見たことがない
この状態では、どれだけ回線や機器にお金をかけても、 通信環境が根本的に改善しないままになります。
環境を「部分的」にしか見直していない
ルーターだけ、回線だけといった部分的な見直しでは、 1Gbps回線の性能を十分に引き出すことはできません。
IPv6対応で設定が簡単な光回線とは

回線側がIPv6を標準で使える状態で提供されていなければ、 通信は従来の方式のままになり、速度や安定性は改善しません。
回線とプロバイダが分かれている場合の注意点
回線とプロバイダを別々に契約する方式では、IPv6が使えるかどうかや、追加の手続きが必要かどうかを 利用者自身が確認する必要があります。
設定を行ったつもりでも、実際にはIPv4接続のままになっており、夜間の速度低下が解消されないケースも少なくありません。
回線とプロバイダが一体型の回線は何が違うのか?
そのため設定や確認に迷いにくく、1Gbps回線の性能を安定して引き出しやすくなります。
設定が簡単な回線の具体例
こうした条件を満たす回線の代表例が、とくとくBB光です。
とくとくBB光では、1Gbps回線においてIPv6接続が標準で提供されており、市販のIPv6対応ルーターを接続するだけで利用できます。
回線とプロバイダをまとめて契約できるため、 接続方式の確認や設定で迷いにくい点が特徴です。
1Gbps回線では、最大速度の数値よりも、 次の条件を満たしているかどうかが体感速度に大きく影響します。
- IPv6が標準で使える状態で提供されていること
- 追加の申請や複雑な設定が不要であること
この2点がそろっていれば、 「ルーターを替えても改善しない」状態から抜け出せる可能性が高くなります。

とくとくBB光を選ぶ理由

https://gmobb.jp/service/gmohikari/
1Gbps光回線の通信環境を改善するうえで重要なのは「速そうに見えるサービス」ではなく、IPv6を確実に使える状態で始められるかどうかです。
この条件を満たす回線として選びやすいのが、とくとくBB光です。ここでは1Gbps回線との相性という観点から理由を整理します。
IPv6が標準で使える状態で提供されている
そのため「IPv6対応ルーターを買ったのに効果が出ない」といった状態になりにくいのが特徴です。
回線とプロバイダをまとめて契約できる
この仕組みにより「設定は合っているはずなのに遅い」「どこに原因があるのか分からない」といったトラブルを避けやすくなります。
1Gbps回線を前提にした使いやすさ
1Gbps回線では、理論上の最大速度よりも、安定して通信できるかどうかが重要になります。
ルーターだけを見直すのではなく、 回線の仕組みまで含めて環境を整えたい場合、 とくとくBB光は現実的な選択肢になります。
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他の光回線との違い

1Gbps光回線は、どの事業者を選んでも通信網そのものは大きく変わりません。そのため、実際の使い心地に差が出るのは、 月額料金、契約の分かりやすさ、そしてIPv6が最初から使えるかどうかです。
ここでは、家庭向けで利用者の多い代表的な光回線について、 基本となる月額料金と契約形態を整理します。
| 回線名 | 月額料金(戸建て) | 月額料金(マンション) | 契約形態 | IPv6の扱い |
|---|---|---|---|---|
| とくとくBB光 | 4,818円 | 3,773円 | 回線とプロバイダ一体型 | 標準で利用可能 |
| 楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 | 回線とプロバイダ一体型 | 利用可能(条件あり) |
| フレッツ光 | 回線料金のみ | 回線料金のみ | 回線とプロバイダ別契約 | プロバイダ次第 |
そのため、月額料金はプロバイダ料金を含んだ総額になっており、契約後すぐにインターネットを利用しやすい構成になっています。
そのため、実際の支払額は回線料金にプロバイダ料金を加えた金額となり、表の金額より高くなるのが一般的です。
またIPv6についても違いがあります。回線とプロバイダが一体型の光回線では、IPv6が最初から使える状態で提供されるケースが多いのに対し、フレッツ光ではプロバイダごとに対応状況や設定方法を確認する必要があります。
1Gbps回線では、料金の安さだけでなく「契約後すぐにIPv6が使えるか」「設定で迷わないか」といった点が、使い始めてからの満足度に大きく影響します。
マンションなら月額3,000円台から利用可能
まとめ

1Gbpsの光回線を契約しているのに通信が遅い、環境を見直しても改善しない場合、原因は回線速度の数値そのものではなく、接続方式や回線とプロバイダの仕組みにあるケースが多くなります。
ルーターだけ、回線だけと部分的に見直しても、体感速度が変わらない理由はここにあります。
1Gbps回線では、最大速度の数字よりも「IPv6を迷わず使える状態で始められるか」「契約や設定でつまずかないか」といった点が、日常の使い心地に大きく影響します。
回線とプロバイダが一体で提供され、IPv6が標準で利用できる光回線を選ぶことで、ルーターの性能を無駄にせず、 安定した通信環境を整えやすくなります。
1Gbps光回線で通信環境を根本から改善したい場合は、ルーターだけでなく回線の仕組みまで含めて見直すことが、 遠回りに見えて最も確実な方法といえるでしょう。
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