リチャードソンジリスに与えてはいけない食べものって?
リチャードソンジリスは何でもかじって、好奇心旺盛に近寄ってくる性格。 「それ食べて大丈夫?」と心配になる場面、飼っているとたくさん出てきますよね。
実は人間にとっては無害でも、リチャードソンジリスには危険な食材や成分がたくさんあります。 知らずに与えてしまったことで、体調を崩したり命に関わることさえあるため、事前の知識と判断力がとても大切です。
今回は、うちのライの暮らしを通じて、リチャードソンジリスに与えてはいけない食べ物とその代わりにおすすめなものをわかりやすくまとめました。
👉 お迎え前に知っておきたい飼育の注意点はこちらの記事にまとめています。
リチャードソンジリスに与えてはいけない食べもの一覧
ここでは、リチャードソンジリスに絶対に与えてはいけない、もしくは与えるべきではない食材をカテゴリ別に紹介します。 「知らずに与えていた…」ということがないよう、日常生活の中で目にする機会が多いものを中心にまとめました。

人間用のおやつ・加工食品
ポテトチップス、チョコレート、スナック菓子、パン、乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)はすべてNG。 塩分・糖分・脂質・香辛料などがジリスの体に大きな負担をかけます。
ネギ類・香味野菜
玉ねぎ、にんにく、長ネギ、ニラなどネギ属の野菜は、中毒性がありごく少量でも危険。絶対に与えないでください。
カフェイン・アルコール・甘味飲料
コーヒーや紅茶、緑茶、ジュース類、アルコールなどの飲料はごく微量でも危険です。 人間用のドリンクはすべて与えないようにしましょう。
ブドウ・レーズン
犬猫同様、リチャードソンジリスにも腎障害のリスクが指摘されています。明確なデータは少ないものの、避けるべき果物のひとつです。
観葉植物・ハーブ類
室内に置かれがちなポトス・アイビー・スパティフィラム・アロエなどは中毒植物に分類されます。 また、ハーブ(ミント・バジルなど)も種類によっては強すぎる刺激
与えすぎ注意!少量でも気をつけたい食べもの
明確に「NG」とまでは言えなくても、与えすぎると体調を崩す可能性がある食材も存在します。 うちのライの実体験を交えてご紹介します。
バナナ・リンゴなどの甘い果物
甘みが強くて好まれやすい果物ですが、糖分が高いため与えすぎると肥満や下痢の原因になります。 ご褒美やお薬時の補助として少量を週1〜2回までに留めましょう。
ニンジン・コーン・じゃがいも
これらの野菜は糖質やでんぷん質が多く、腸内環境のバランスを崩しやすいとされています。 与える場合はごく少量をたまに、が基本です。

ドライフルーツ・市販のうさぎ用おやつ
一見ヘルシーに見えるドライフルーツも、乾燥によって糖分が凝縮されています。 また市販のおやつでも、添加物や保存料、味付きのものは避け、シンプルな素材だけの製品を選ぶようにしましょう。
👉 発情期中にライがよく食べたおやつについてはこちらの記事で紹介しています。
与えてOKな食べものとおすすめ代替案
「じゃあ何ならあげて大丈夫?」と迷ったときは、まずは基本の食事(牧草+ペレット)を中心に考えましょう。 おやつはあくまで補助的な存在です。
安心して与えられるもの
- チモシー(牧草)
- リチャードソンジリス用の専用ペレット
- 小動物用乾燥野菜(無添加)
- 乾燥りんご・パパイヤ(無糖・少量)
- お湯でふやかしたフードで作るおだんご状のおやつ
👉 リチャードソンジリスの基本の食事内容や与え方についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
👉 お迎え時に揃えておきたい食器やペレットなどのグッズはこちらの記事で紹介しています。
ライの実体験|好きなもの・反応・うっかりエピソード
うちのリチャードソンジリスライは、においに敏感で好奇心旺盛なタイプ。 食べものの袋を開けた瞬間、パッとこちらを見てピタッと静止することも(笑)
特に好きなおやつ
ライが特に喜ぶのは「えん麦」や「にんじんのフリーズドライ」、 そしてシリアル状の「贅沢りんご」(りんご+果物・野菜ミックス)です。 見せるだけで寄ってきて、お手をしそうな勢いで立ち上がります。

焼き芋も好きで、においがするとソワソワしながらケージの中をうろうろ。 ただし糖分が高いものばかりなので、どれも“少量ずつ・週に数回まで”をルールにしています。
うっかり経験と対策
一度、おやつのジッパーを閉め忘れて贅沢りんごの袋を破られたことがありました。 それ以降はおやつはすべて密閉容器+高い場所に保管
ついあげたくなる気持ちはわかりますが、体に合うか・頻度は適切かを意識してあげることが 結果的にリチャードソンジリスとの毎日をもっと楽しく、安心できる時間にしてくれます。
まとめ|“ちょっとだけ”が命取りになることも
リチャードソンジリスは、表情も仕草もとっても可愛く、つい「これも食べさせてあげたい」と思ってしまいます。 でもその“ちょっとだけ”が、体にとっては大きな負担になることも。
人間にとって無害なものでも、小さな体のジリスには命に関わる危険性があるということを、常に意識しておきましょう。
あげる前に調べる、量を控える、保存方法を見直す── 小さな心がけひとつひとつが、ジリスの健康と長生きにつながります。
これからも、うちのライと一緒に、安心して美味しく食べられる毎日を大切にしていきたいと思います🦫
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