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リチャードソンジリスの習性とは?飼育前に知っておきたい基本情報

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リチャードソンジリス情報館
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リチャードソンジリスは、北アメリカ原産のげっ歯類で、リスという名前がついていますが、プレーリードッグに近い種類の動物です。丸っこいフォルムと人懐っこい性格から、最近では日本でも人気の小動物となっています。

しかし、見た目のかわいらしさとは裏腹に、意外と野性味の強い習性を持っており、これを知らずに飼育を始めると「こんなはずじゃなかった!」と後悔することも。

この記事では、リチャードソンジリスの代表的な習性を5つご紹介します。なお、飼育全般について知りたい方は以下の記事もぜひ参考にしてください。

① 昼行性でとっても活動的!

リチャードソンジリスは「昼行性」で、日中に活発に動き回ります。朝や夕方の時間帯には特に活発になり、お部屋の中を走り回ったり、トイレの砂を掘ったりとエネルギーにあふれた行動を見せます。

このため、夜行性のハムスターなどと比べると、日中にたくさん遊んであげられる飼い主さんにはぴったりのペットです。ただし、活動時間中に放置するとストレスがたまり、噛みグセや脱走癖につながることもあるため注意が必要です。

② 穴掘りが大好き!野生の本能が今も残る

リチャードソンジリスは、もともと広い草原に穴を掘って巣穴で生活する動物です。そのため、室内飼いでも布団やカーペット、トイレ砂などを掘るしぐさがよく見られます。

穴を掘ることでストレスを発散したり、安心できる場所を確保しようとしたりするので、この行動を止めさせるのではなく、専用の「掘れるスペース」を用意してあげるのがおすすめです。

我が家では古いタオルや毛布をケージ内に入れ、思う存分掘れるようにしています。定期的に交換することで衛生面も安心ですよ。

③ 冬眠(休眠)への備えを見せることも

本来リチャードソンジリスは寒冷地に生息しており、野生では冬になると休眠(半冬眠)状態になります。日本の室内飼育では冬眠まではいかなくても、秋から冬にかけて「巣作り行動」や「食べ物の隠し行動」が増えることがあります。

特に気温が下がると毛布やティッシュを集めたり、飼い主の手の中に顔をうずめて暖を取るしぐさが見られるようになります。これは本能による行動であり、可愛らしい一方で体調管理のサインでもあるため注意が必要です。

急激な温度変化や寒すぎる環境は命に関わることもあるため、冬場はヒーターや毛布などで適切な温度管理をしてあげましょう。詳しい飼育環境については飼育ガイド記事でも紹介しています。

④ テリトリー意識が強く単独飼育向き

リチャードソンジリスは、見た目は可愛らしいですが縄張り意識が非常に強い動物です。特に成長とともにその傾向は顕著になり、自分のテリトリーに他の個体が入ってくることを嫌がります。

そのため、基本的には単独飼育が推奨されています。兄弟や親子であっても、発情期やちょっとしたきっかけで突然激しいケンカをしてしまうことがあり、最悪の場合大けがにつながることもあります。

どうしても複数飼育したい場合は、ケージを完全に分けて、視覚・接触をコントロールする必要があります。お互いの匂いや気配を感じるだけでも刺激になるため、距離の取り方には細心の注意を払いましょう。

「多頭飼育ができるか?」という質問をよくいただきますが、無理に一緒にさせることはおすすめできません。それぞれの個体に十分なスペースと安心できる環境を用意してあげることが、長生きにもつながります。

⑤ 表情豊かなコミュニケーション手段

リチャードソンジリスは、実はとても表情やしぐさが豊かな動物です。飼い主に懐くと、前足でチョイチョイと触ってきたり、寝転んでお腹を見せたりすることもあります。

また、「プップッ」「キュッキュッ」といった鳴き声を使って感情を表現することもあります。これは警戒、甘え、要求などさまざまな意味があり、飼い主が日常の行動パターンと合わせて読み取ることが大切です。

中には、フリーズしたり、後ずさりしたりするような動きで「イヤ」の気持ちを表す個体もいます。このような細かなサインを理解できるようになると、より良い信頼関係を築くことができます。

⑥ 性格は?人懐っこいけど個性派です

個体差はありますが、リチャードソンジリスは人懐っこくて好奇心旺盛な性格の子が多いです。飼い主に慣れると手の上に乗ってきたり、後ろをついて回ったりするなど、甘えん坊な一面を見せてくれます。

ただし、最初は臆病で警戒心が強い子も少なくありません。特にお迎えした直後や、環境が変わったときには隅で固まって動かなくなることも。信頼関係を築くには時間と根気が必要です。

また、自己主張がはっきりしているため、「イヤ」と感じたときには噛む・逃げる・鳴くといった行動でサインを出してきます。この性格を「気難しい」と感じる方もいれば、「意思が分かりやすくて助かる」と感じる方もいるでしょう。

性格を理解したうえで接すれば、非常に魅力的で愛着の湧くパートナーになってくれます。

まとめ:習性を理解して、ストレスのない飼育環境を

リチャードソンジリスは、活発で人懐っこい一方、野性の本能を強く残している動物でもあります。昼行性であること、穴掘りや巣作りの習性、強いテリトリー意識などをしっかり理解しておくことで、トラブルを避け、よりよい飼育生活を送ることができます。

また、飼い方のコツや食事の注意点、病気への備えなどは以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてお読みいただくと、飼育初心者の方にも安心です。

習性を理解して寄り添えば、リチャードソンジリスはかけがえのない家族になります。ぜひ参考にして、よりよいペットライフをお過ごしください。

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