リチャードソンジリスは、北アメリカ原産のげっ歯類で、リスという名前がついていますが、プレーリードッグに近い種類の動物です。丸っこいフォルムと人懐っこい性格から、最近では日本でも人気の小動物となっています。
しかし、見た目のかわいらしさとは裏腹に、意外と野性味の強い習性を持っており、これを知らずに飼育を始めると「こんなはずじゃなかった!」と後悔することも。
この記事では、リチャードソンジリスの代表的な習性を5つご紹介します。なお、飼育全般について知りたい方は以下の記事もぜひ参考にしてください。
- 【2025年版】リチャードソンジリスの魅力と飼育ガイド|価格・性格・初心者向けポイントまで徹底解説!
- リチャードソンジリスの食事ガイド|おすすめフードとNG食材まとめ
- リチャードソンジリスの病気一覧|症状・予防・通院のポイント
- 初心者必見!リチャードソンジリスを飼う前に知っておきたい注意点
- あると便利!リチャードソンジリス用おもしろグッズ5選レビュー
昼行性でとっても活動的!
このため、夜行性のハムスターなどと比べると、日中にたくさん遊んであげられる飼い主さんにはぴったりのペットです。ただし、活動時間中に放置するとストレスがたまり、噛みグセや脱走癖につながることもあるため注意が必要です。

穴掘りが大好き!野生の本能が今も残る
穴を掘ることでストレスを発散したり、安心できる場所を確保しようとしたりするので、この行動を止めさせるのではなく、専用の「掘れるスペース」を用意してあげるのがおすすめです。

冬眠(休眠)への備えを見せることも
特に気温が下がると毛布やティッシュを集めたり、飼い主の手の中に顔をうずめて暖を取るしぐさが見られるようになります。これは本能による行動であり、可愛らしい一方で体調管理のサインでもあるため注意が必要です。

テリトリー意識が強く単独飼育向き
そのため、基本的には単独飼育が推奨されています。兄弟や親子であっても、発情期やちょっとしたきっかけで突然激しいケンカをしてしまうことがあり、最悪の場合大けがにつながることもあります。
「多頭飼育ができるか?」という質問をよくいただきますが、無理に一緒にさせることはおすすめできません。それぞれの個体に十分なスペースと安心できる環境を用意してあげることが、長生きにもつながります。
表情豊かなコミュニケーション手段
また、「プップッ」「キュッキュッ」といった鳴き声を使って感情を表現することもあります。これは警戒、甘え、要求などさまざまな意味があり、飼い主が日常の行動パターンと合わせて読み取ることが大切です。
中には、フリーズしたり、後ずさりしたりするような動きで「イヤ」の気持ちを表す個体もいます。このような細かなサインを理解できるようになると、より良い信頼関係を築くことができます。
性格は?人懐っこいけど個性派です
ただし、最初は臆病で警戒心が強い子も少なくありません。特にお迎えした直後や、環境が変わったときには隅で固まって動かなくなることも。信頼関係を築くには時間と根気が必要です。
性格を理解したうえで接すれば、非常に魅力的で愛着の湧くパートナーになってくれます。
まとめ:習性を理解して、ストレスのない飼育環境を
リチャードソンジリスは、活発で人懐っこい一方、野性の本能を強く残している動物でもあります。昼行性であること、穴掘りや巣作りの習性、強いテリトリー意識などをしっかり理解しておくことで、トラブルを避け、よりよい飼育生活を送ることができます。
また、飼い方のコツや食事の注意点、病気への備えなどは以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてお読みいただくと、飼育初心者の方にも安心です。
習性を理解して寄り添えば、リチャードソンジリスはかけがえのない家族になります。ぜひ参考にして、よりよいペットライフをお過ごしください。
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