リチャードソンジリスの暑さ対策ガイド|室温・飼育環境と実際に使えるグッズを紹介

リチャードソンジリスは、ふわふわとした見た目に反して、暑さに弱い一面を持つ動物です。
「夏はどう過ごせばいいの?」「何度くらいが適温?」「グッズって必要なの?」と、飼育初心者の方はもちろん、飼っている方でも毎年悩むテーマかもしれません。

我が家でも、初めて夏を迎えたときは「これで大丈夫なのかな?」と心配になりました。
でも実際には、エアコンで室温を保つだけで、冬とほとんど同じ環境のまま、元気に過ごしてくれているんです。

今回はそんな我が家の体験をベースに、リチャードソンジリスにとっての理想的な室温や飼育環境、さらに暑さ対策に役立つアイテムを紹介していきます。
「うちもそんなに対策してないけど大丈夫かな?」という方にも、きっと参考になると思います。

にんじんを食べるリチャードソンジリス

リチャードソンジリスは暑さに弱い動物?

リチャードソンジリスは、北米の草原地帯に生息する小型哺乳類です。
もふもふとした見た目からは想像しにくいかもしれませんが、高温多湿にとても弱い動物で、特に夏場は注意が必要です。

野生では地下に穴を掘って生活し、外気温が上がっても涼しい場所で過ごしています。
飼育下でも同じように、室温や湿度の変化がストレスにつながりやすく、放置していると体調を崩すリスクがあります。

ちなみに、リチャードソンジリスはプレーリードッグに見た目がよく似ているため、「同じ種類なの?」と混同されがちです。
実際には分類上は別の動物で、性格や飼育環境の適正にも違いがあります。詳しくは、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ リチャードソンジリスとプレーリードッグの違いを徹底比較

我が家では、夏の暑さによる体調変化を少しでも見逃さないように気をつけています。
「なんだか動きがにぶい」「伸びたまま横になっている」など、いつもと違う様子が見られたときは、室温や湿度が原因かもしれません。

繊細な動物だからこそ、暑さ対策は“やりすぎかな?”と思うくらいでちょうどいいとも言われています。
でも実際には、我が家のようにエアコンだけで冬と同じような環境でも元気に過ごしているケースもあります。

クッションの中でご飯を食べるリチャードソンジリス

適切な室温と湿度の目安

リチャードソンジリスが快適に過ごせる室温はおおよそ22〜26℃とされています。
暑さに弱いため、室温が28℃を超えるようであれば注意が必要です。特に湿度も高くなる日本の夏では、エアコンによる温度管理が必須です。

我が家では、エアコンの設定温度を25℃以下にならないように調整しています。
これは、同じ部屋で一緒に暮らしているうさぎ2羽(こはく&ひすい)にとっても快適な環境で、結果的にライ(リチャードソンジリス)にもちょうどよいバランスになっています。

湿度については40〜60%程度が目安です。
湿度が高すぎると不快感や蒸れの原因になり、逆に低すぎると乾燥によって皮膚トラブルを起こすこともあります。
温湿度の確認には、デジタルの温湿度計をケージ近くに設置しておくと管理がしやすくなります。

なお、冷房の風が直接ケージに当たらないようにすることも大切です。
扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させることで、部屋全体をムラなく冷やすことができます。

夏の飼育環境づくりのポイント

室温や湿度を保つだけでなく、飼育環境の構造そのものも夏仕様に見直すことが大切です。
とくに重要なのは「ケージの置き場所」と「空気の流れ」ちょっとした工夫で、リチャードソンジリスにとって快適な空間が作れます。

・直射日光や家電の熱を避ける

ケージは窓際や日が差し込む場所を避けるのが基本です。
また、冷蔵庫やテレビなど放熱する家電の近くも、ケージ内が想像以上に熱くなることがあるため要注意です。

・風が直接当たらない位置にする

エアコンの冷風が直接ケージに当たると、冷えすぎや体調不良の原因になります。
我が家ではケージを壁際に寄せて、サーキュレーターで部屋全体の空気を回すようにしています。

・ケージの構造や材質にも注目

我が家の「ライ」はガラスケージを使っています。密閉性が高いぶん、空気がこもらないよう定期的にフタを開けて換気したり、設置位置に気を配るなどの工夫をしています。

夏に適したケージのタイプやレイアウトについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、気になる方は参考にしてください。

・様子の変化に敏感になる

どんなに環境を整えても、動物たちの体調は日々変わるものです。
特に暑さが続く時期は、少しの変化にすぐ気づけるよう、毎日の観察が何より大切です。

「今日はなんだか動きが少ないな」と感じたときは、体調チェックのポイントを一度見直してみるのもおすすめです。

クッションの中で寝ているリチャードロンジリス

我が家で実践している暑さ対策

正直に言うと、我が家では「これといった特別な暑さ対策グッズ」は使っていません。
基本的には冬と同じ環境のまま、エアコンだけで管理しているのが実情です。

リチャードソンジリスの「ライ」が暮らしているのは、ガラス製のケージです。
中には以下のようなアイテムが入っています。

  • 人間用のフットクッション(冬からそのまま)
  • トイレ用のトイレ砂
  • チモシー(食事用)
  • 回し車(運動用)

エアコンの設定温度は25℃以下にならないように調整しており、同じ部屋で暮らしているうさぎの「こはく」と「ひすい」にとっても快適な室温です。そのため、ライにとっても特に問題はなく、毎日元気に過ごしています。

ひんやりマットなども一応用意したことはありますが、結局まったく使ってくれませんでした
リチャードソンジリスは好みによって使う・使わないがはっきりしているので、「必要な対策=グッズ購入」ではないことも実感しています。

もちろん、室温を把握するためにデジタルの温湿度計は設置していますが、それ以外は特別なものは使っていません。
「これだけで大丈夫なのかな?」と最初は心配でしたが、エアコンと日々の観察だけでも十分に乗り切れるというのが我が家の体感です。

暑さ対策におすすめのアイテム紹介

我が家ではエアコンのみで特別なグッズは使っていませんが、「できれば対策を強化したい」「停電時や外出時が心配」という方に向けて、実際に役立つとされる暑さ対策アイテムをいくつかご紹介します。

・アルミプレートや冷感ジェルマット

ペット用のひんやりアルミマットやジェルタイプの冷感マットは、暑さ対策の定番グッズです。
ただし、リチャードソンジリスの場合は気に入って使ってくれるかは個体差が大きいので、使わない可能性も想定しておくと安心です。

・デジタル温湿度計

室温・湿度を目で確認できるデジタル式の温湿度計は、暑さ管理の基本アイテムです。
ケージの近くに設置しておくことで、設定温度と実際の環境にズレがないか常にチェックできます。

・サーキュレーター(空気循環用)

エアコンだけでは室内の空気が偏ることがあります。
サーキュレーターで空気を動かすことで、冷気を部屋全体に巡らせ、温度差によるストレスを軽減できます。

・停電時・災害時の予備対策

突然の停電やエアコンの故障に備え、保冷剤をタオルで包んでゲージの外に置くなどの簡易対策も覚えておくと安心です。また、こちらの記事では、実際に検討した「ちょっと面白い対策グッズ」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

なお、リチャードソンジリス専用の夏用グッズは市販されていないのが現状です。
そのため、うさぎ・フェレット・ハムスター用などからサイズや素材を考慮して流用するのが実用的です。
気になるアイテムがあれば、安全性やサイズ感をしっかり確認してから取り入れてみてくださいね。

撫でさせてくれるリチャードソンジリス

まとめ|夏を乗り切るためにできること

リチャードソンジリスは暑さに弱い動物ですが、必ずしも特別な対策グッズが必要というわけではありません。
我が家のようにエアコンで室温を保ち、日々の様子を観察するだけでも、十分に元気に過ごしてくれます

もちろん個体差はあるので、動きが鈍くなったり、食欲が落ちたりした場合にはすぐに気づけるように、温湿度の管理と健康チェックは習慣にしておくと安心です。

もし「もっとしっかり暑さ対策をしたい」「万一の停電時が不安」という方には、冷感マットやサーキュレーター、温湿度計などのアイテムも役立ちます。
必要に応じて取り入れながら、リチャードソンジリスが少しでも快適に過ごせる環境を作ってあげたいですね。

飼育の基本や環境づくりについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの完全ガイドもあわせてご覧ください。

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