ここ数年、電気代の請求額がじわじわ上がってきていませんか。
夏は冷房、冬は暖房と、快適さを保つためにはどうしても電力を多く使ってしまい、請求書を見るたびにため息…という方も多いはずです。
私も同じような悩みを抱えていました。
「節約しようにも限界があるし、光熱費は毎月必ず出ていく固定費。どうせ払うなら、少しでもお得感のある契約方法はないだろうか?」
そんなことを考えていたときに知ったのが、フラットエナジー株式会社の『トクテンでんき』です。
このサービスのユニークな点は、電気を使うだけで生活に役立つ特典がもらえること。
ただの支払いが、ちょっとしたリターンをくれる仕組みに変わるのです。
今回は、この『トクテンでんき』について、料金の特徴やメリット・注意点、実際の活用方法まで詳しくご紹介します。
また、電気代の見直しと相性の良い通信費やネット回線の節約情報も合わせてご案内します。

トクテンでんきとは?
特典は大きく4ジャンル
- 生活家電・キッチン用品…炊飯器、電子レンジ、掃除機、空気清浄機など
- 日用品・雑貨…タオルセット、収納ボックス、調理器具など
- 飲食・買い物クーポン…ファミレス、カフェ、スーパー、ネット通販で使える割引券
- 体験型・サービス優待…スポーツ観戦チケット、映画鑑賞券、引越し時の仲介手数料無料
特典は時期ごとにラインナップが変わるため、「次は何があるかな?」という楽しみがあります。
例えば、夏は冷感寝具や扇風機、冬は加湿器や毛布など、季節に合わせたアイテムが並ぶこともあります。
利用シーンの一例
- 新生活のタイミングで契約し、必要な家電を特典で揃える
- 子育て世帯が消耗品やおもちゃを特典で節約
- イベント好きな方がチケット特典でレジャー費を抑える
料金設定の魅力
トクテンでんきの料金設計は、大きく2つのポイントで家計にメリットがあります。
1つ目は基本料金が最大80%OFFになること、2つ目は300kWhを超えた部分の従量単価が下がることです。
基本料金が大幅割引
東京電力の40A契約では、基本料金は月1,144円(税込)ですが、トクテンでんきではこれが約229円になります。つまり、契約容量に関わらず毎月約900円前後が固定で節約できる計算です。
年間にすると1万円以上の削減につながります。
使用量が多い家庭ほど有利な従量単価
東京エリアの場合、トクテンでんきの従量単価は以下の通りです。
・0〜120kWh:27円
・120〜300kWh:27円
・300kWh超:22円
東京電力(従量電灯B)では300kWh超の部分が30.57円なので、差額は約8.5円/kWh。
例えば月400kWh使う家庭の場合、超過分100kWhで約850円の差額が出ます。
これに基本料金の割引分を加えると、月1,700円程度、年間2万円以上の節約効果になります。
注意点

申し込みから切り替えまでの流れ
トクテンでんきの申し込みは、スマホやパソコンから5分程度で完了します。
必要な情報は、住所・供給地点番号(検針票やマイページに記載)・クレジットカード情報のみ。
現契約の解約手続きは、基本的にトクテンでんき側が代行してくれるため、自分で解約連絡をする必要はありません。
スマートメーター未設置の場合は無料で設置工事が行われます。工事といっても立ち会い不要の場合が多く、契約者側の負担はほぼありません。
契約前に知っておきたい注意点
- 支払い方法はクレジットカードのみ(口座振替不可)
- 特典内容は時期や在庫によって変動
- 解約条件やキャンペーン規約は必ず事前に確認

料金シミュレーション(東京エリア・40A契約)
以下は東京電力(従量電灯B)とトクテンでんきの料金比較です。燃料費調整額・再エネ賦課金を除き、基本料金+従量料金のみで計算しています。
月使用量(kWh) | 東京電力 従量電灯B | トクテンでんき | 差額 |
---|---|---|---|
100 | 3,132円 | 4,129円 | +997円(割高) |
200 | 5,780円 | 6,829円 | +1,049円(割高) |
300 | 8,428円 | 9,529円 | +1,101円(割高) |
350 | 9,822円 | 9,429円 | -393円(安い) |
400 | 11,351円 | 10,529円 | -822円(安い) |
500 | 14,408円 | 12,729円 | -1,679円(安い) |
この結果からわかるように、月の使用量が350kWhを超える家庭では、トクテンでんきの方が安くなる可能性が高いです。さらに、もらえる特典の金額相当分を加味すると、実質的なお得度はより高まります。
一方で、300kWh未満の使用量では従量単価27円が響き、東京電力の方が安い場合もあります。
契約前には、過去1年分の電気使用量を確認してシミュレーションしておくと安心です。
料金だけで選ぶなら注意が必要
料金比較シミュレーションの結果からもわかるように、トクテンでんきは月の使用量が350kWhを超える家庭でなければ、純粋な電気代は安くなりにくい傾向があります。
一人暮らしや、日中ほとんど家にいないご家庭では、300kWh未満になることも多く、その場合は従量単価27円が割高に感じられるかもしれません。

トクテンでんきのメリット・デメリット
メリット
- 基本料金が最大80%OFF 高使用量の家庭では固定費削減効果が大きく、年間1万円以上節約できる場合も。
- 300kWh超の従量単価が安い 東京エリアなら30.57円→22円/kWhに下がるため、電気を多く使う家庭ほど有利。
- 特典が豊富で選べる 家電、日用品、飲食クーポン、体験チケットなどジャンルが幅広い。
- 申し込み・切替が簡単 ネットで5分、現契約の解約は代行、工事不要の場合も多い。
デメリット
- 使用量が少ないと割高になりやすい 月300kWh未満では従量単価27円が響く。
対策:契約前に過去の使用量を確認し、350kWh以上かどうか判断。 - 特典内容が変動する 欲しいものが常にあるとは限らない。
対策:契約前に最新ラインナップを確認し、タイミングを合わせる。 - 支払いはクレジットカードのみ 対策:カード利用明細で電気代と特典価値をまとめて管理。
- 解約条件に注意 キャンペーンによっては違約金が発生。
対策:申込時に規約を必ず確認。
このように、料金面の恩恵を受けやすいのは「高使用量+特典を活用できる家庭」。
一方、電気使用量が少なく特典に魅力を感じない場合は、料金だけで選ぶと不利になることもあります。
特典を最大限活かすコツ
固定費全体を見直すタイミングで契約
電気代の切替と同時に通信費やネット回線も見直すことで、年間数万円規模の節約が可能になります。
特典の仕組みを理解しておく
家電や高額商品の特典は多くが抽選形式です。
冷蔵庫や掃除機などが当たるチャンスはありますが、必ずもらえるわけではありません。
一方で、飲食クーポンや引越し優待など、一部の特典は契約者全員に提供される場合があります。
欲しい特典のタイミングを狙う
特典ラインナップは時期ごとに変動しますが、傾向はあります。
春…新生活向け家電(炊飯器・電子レンジ・掃除機)
夏…扇風機、冷感寝具、クールタオル
秋…調理家電(ホットプレート・圧力鍋)
冬…加湿器、暖房器具、毛布
また、年末年始や年度末(3月)は高額特典や人気家電が出やすい傾向があります。
契約前に1〜2ヶ月ほど公式サイトやLINEをチェックし、更新直後に申し込むと狙いやすくなります。
季節家電をよく使う夏・冬に契約開始
使用量が増える時期に合わせることで、料金面のメリットも最大化できます。

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まとめ:電気代に“楽しみ”をプラス
トクテンでんきは、電気を使いながら生活に役立つ特典が受けられるユニークなサービスです。
料金面では、月350kWh以上使う家庭であれば基本料金の割引と従量単価の安さが効き、節約効果が期待できます。
一方、使用量が少ない家庭では料金が割高になる可能性があるため、契約前にシミュレーションは必須です。
魅力の中心はやはり特典。
家電や日用品の抽選、飲食クーポン、引越し優待など、うまく活用すれば電気代が“おまけ付き”になる感覚が得られます。
特典は時期や在庫で変わるため、契約のタイミングを見極めることも満足度を高めるポイントです。
こんな人におすすめ
・月350kWh以上の電気を使う家庭
・家電や日用品の特典に価値を感じる人
・固定費を下げつつ暮らしの満足度も上げたい人
おすすめしにくい人
・使用量が少なく、料金だけでメリットを求める人
・特典よりも毎月の確実な電気代削減を優先したい人
電気代の支払いに「ちょっとした楽しみ」をプラスしたい方は、ぜひ一度公式サイトで最新の料金と特典をチェックしてみてください。
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