うさぎが懐いている時の行動10選|信頼サインを見逃さないために

うさぎが懐いている時の行動10選

「うちのうさぎは本当に懐いているのかな?」
「近寄ってくれるけど、それって信頼のサインなの?」
そんな風に感じたことはありませんか。うさぎは犬や猫と違い、感情表現がとても控えめです。

だからこそ飼い主さんにとって、懐いているかどうかを判断するのは難しいものです。

ですが、実は毎日の生活の中に小さなヒントが隠されています。
飼い主さんのそばに自分から近寄ってきたり、安心してゴロンと横になる姿…。それはすべて「信頼しているよ」というサインです。

この記事では、うさぎが懐いているときに見せる行動を10個にまとめてご紹介します。見逃してしまいがちな仕草を一緒に確認してみましょう。

懐いている行動① 自分から近寄ってくる

床に仰向けで寝転がる灰色のうさぎ

野生のうさぎは捕食される立場にあるため、基本的には大きな存在を避けて生活しています。
そのため、警戒心が強いうちは飼い主さんが近づこうとすると逃げてしまい、なかなか距離を縮められません。

しかし、懐いてくるとうさぎの行動は大きく変わります。

部屋んぽ中に足元へやってきたり、後をついて歩いたり、座っていると横に寄り添うようにして座る姿が見られるようになります。これは「一緒にいたい」「そばにいても安心」という気持ちの表れです。

特に、帰宅したときにケージの中から立ち上がって待っていたり、扉を開けると勢いよく飛び出してくる姿は、うさぎが心を許しているからこその行動です。

こうした変化が見られるようになったら、信頼関係がしっかり築けてきている証拠といえるでしょう。

懐いている行動② 撫でられるのを喜ぶ

うさぎは警戒心が強いため、信頼していない相手に触られるのを嫌がることが多いです。
耳を伏せて逃げたり、体をすぐに引っ込めるのは、まだ心を許していないサインといえます。

一方で懐いているうさぎは、飼い主さんに触れられることを心地よく感じています。
特に頭や背中を撫でると、目を細めてじっとしたり、体を預けるようにして動かなくなることがあります。
この「撫でてほしい」という気持ちは、信頼関係ができているからこそ見られる行動です。

さらに、うさぎが自ら頭をぐっと差し出してくる仕草もよくあります。
これは「ここを撫でて」というサインであり、懐いている証拠のひとつです。
犬や猫のように派手ではありませんが、うさぎにとっては大きな愛情表現なのです。

懐いている行動③ ペロペロ舐めてくれる

飼い主の肘を舐めようとするうさぎ

うさぎが飼い主さんをペロペロと舐める行動は、愛情や信頼を示す代表的なしぐさです。
これは、うさぎ同士が毛づくろいをし合う「グルーミング」と同じ意味を持っています。
仲間や家族と認めている相手にしかしない行動であり、懐いているからこそ見せる仕草です。

舐める場所は手や腕、時には服の上などさまざまですが、いずれも「あなたは大切な存在」という気持ちの表れです。
一方で、まだ信頼関係が十分でないときには舐めてくれることはほとんどありません。

ただし、無理に舐めさせようとすると逆に警戒されてしまいます。
自然にペロペロしてくれるようになった時は、その気持ちを素直に受け止め、安心して接してあげることが大切です。

懐いている行動④ リラックスして寝転がる

ころんと寝転んでリラックスするうさぎ

うさぎは常に周囲に気を配る動物で、警戒心が強いときは体を丸めたり、すぐに逃げられる姿勢を保っています。そのため、安心していない環境ではゴロンと横になる姿を見ることはほとんどありません。

しかし、飼い主さんを信頼して懐いてくると、足を投げ出して横になったり、お腹を見せてゴロンと寝転がる姿を見せてくれます。
これは「フロップ」と呼ばれる仕草で、リラックスして完全に安心しているときにだけ見られる行動です。

初めて見ると「倒れた?具合が悪いのでは?」と驚く方もいますが、実際にはうさぎが心を許している証拠。
飼い主さんのそばでリラックスして寝転がっているのは、懐いている何よりのサインといえるでしょう。

懐いている行動⑤ 鼻でツンツンしてくる

ケージ越しに鼻先を近づけるうさぎ

うさぎは言葉を持たない代わりに、鼻先を使って気持ちを伝えようとします。
飼い主さんの手や足を鼻でツンツンと突いてくるのは、「かまってほしい」「遊んでほしい」といったサインです。

懐いていないうさぎの場合は、人が近づくと逃げてしまうことが多いため、鼻で触れてくる行動は信頼の証といえます。

特に、ケージの外で足に触れてきたり、座っているときに手をツンツンしてくるのは「もっと一緒にいたい」という気持ちの表れです。

中には「どいて」という意味で鼻を使うこともありますが、それも相手を信頼しているからこそ見せる行動です。
鼻でコミュニケーションを取ろうとしてくれるのは、うさぎが懐いているからこそ生まれる仕草なのです。

懐いている行動⑥ 名前を呼ぶと反応する

正面を向いて首を上げるうさぎの姿

うさぎは犬や猫のように大きな声で反応するわけではありませんが、信頼して懐いていると名前に反応するようになります。

耳をピクッと動かしたり、こちらを振り向いたり、時には近寄ってくることもあります。

名前を覚えるだけでなく、それを呼ぶ人が「安心できる存在」であることが前提です。
警戒心が強い段階では呼んでも無視することが多いですが、懐いてくると小さな変化が表れます。

特に、名前を呼んだときに軽く走ってきたり、撫でてもらう姿勢を取るのは強い信頼のサインです。
日常的に名前を優しく呼びかけることで、うさぎとの絆はさらに深まっていきます。

懐いている行動⑦ 足元をぐるぐる回る

うさぎが飼い主さんの足元を小走りでぐるぐる回る行動は、一般に「サークリング」と呼ばれます。

これは「かまって」「一緒に遊ぼう」という要求サインとして出ることが多く、飼い主さんに強い関心と安心感を抱いているときに見られやすい仕草です。

ただし、この行動には複数の要素が絡みます。
①信頼と親和性:怖い相手には近づかないため、足元で行動できる時点で安心している証拠。
②発情・興奮:性成熟後はホルモンの影響でサークリングが増えることがあり、去勢・避妊で落ち着く場合もあります。
③要求(おやつ・遊び):「今、注目してほしい」という気持ちの表れとして出ることもあります。

見分けのコツとしては、
耳や体の硬さがなく、リラックスした表情で回っていれば「親和的なサイン」である可能性が高め。
一方、執拗な追い回しや足へのマウント、鳴き声・スプレーなどが伴う場合は、発情や興奮の影響が強い可能性があります。

状況を観察しつつ、適度に遊びに誘ったり、落ち着かない時は環境を整えてクールダウンさせると良いでしょう。

懐いている行動⑧ おもちゃで遊ぶ・探索を見せる

前足でボールを抱え込むうさぎ

うさぎは安心できる環境であってこそ、本来の好奇心を発揮します。
懐いてくると警戒心よりも探検心が勝ち、おもちゃで遊んだり、部屋の隅々まで探索する行動を見せるようになります。

例えば、トンネル型のおもちゃに出入りしたり、ボールを鼻で転がしたり、ケージの外をくまなくチェックする姿が見られます。
これは「ここは安全」「飼い主さんのそばなら大丈夫」という気持ちの現れです。

逆に、不安が強いうさぎは隅に隠れて動かない、警戒して耳を立てたまま周囲をうかがうといった行動が多くなります。
活発に遊びや探索をするようになったら、それは懐いて信頼関係が深まった証拠といえるでしょう。

懐いている行動⑨ 歯ぎしり(小さな音)をする

ネザーランドドワーフのひすいが顔をドアップで見せている様子

うさぎが飼い主さんに撫でられているとき、あるいはリラックスしているときに「コリコリ」「カチカチ」と小さな歯ぎしりの音を立てることがあります。
これは不快のサインではなく、猫のゴロゴロに近い「うさぎの満足表現」といわれています。

懐いていなければ、撫でられてもじっとしていられず逃げてしまうものです。
歯ぎしりをしながら目を細め、体を預けてくれているのは「安心して気持ちいい」と感じている証拠です。

ただし注意点もあります。
強くギリギリと音を立てる場合は、痛みや体調不良のサインである可能性があります。
音が小さく、リラックスした表情をしているときに限って「懐いているサイン」と判断するようにしましょう。

懐いている行動⑩ 一緒に過ごす時間を選ぶ

体を伸ばしてリラックスしているうさぎ

うさぎは基本的に単独行動を好む動物ですが、懐いていると自分から飼い主さんの近くで過ごすことを選ぶようになります。
遊んでいる最中でも、安心できる相手のそばに戻ってきたり、同じ空間に座ってくつろぐ姿が見られます。

例えば、部屋の隅で遊んでいたはずなのに、気づけば足元でゴロンと横になっている。
飼い主さんが作業しているデスクの下やソファの横など、「人の近くで安心したい」という気持ちから場所を選んでいるのです。

これは「群れの一員」として認めているサインでもあります。

うさぎが自ら距離を縮め、一緒に過ごす時間を選んでくれるようになったら、深い信頼関係が築けていると考えてよいでしょう。

うさぎに懐いてもらうには?

うさぎは警戒心が強いため、時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。
無理に抱っこしたり追いかけたりすると逆効果になり、ますます距離を取られてしまいます。

懐いてもらうためのポイントは以下の通りです。

  • 優しく声をかける:低い声や大きな音は怖がらせる原因に。安心できるトーンで名前を呼んであげましょう。
  • 無理に触らない:うさぎが自分から近づいてきたときに少しずつ撫でるのが効果的です。
  • おやつを上手に活用:ペレットやフルーツなど、ご褒美を与えることで「この人は安心できる」と覚えてくれます。
  • 毎日の生活リズムを大切に:決まった時間にごはんや遊びをすると、安心感が高まり信頼関係につながります。
  • 環境を整える:静かで安全な場所を用意し、落ち着けるケージや隠れ家を用意してあげましょう。

特に大切なのは「うさぎのペースを尊重する」ことです。
時間をかけて寄り添い、安心できる存在として接していけば、自然と懐いて心を開いてくれるようになります。

まとめ|うさぎの懐いているサインを見逃さず信頼関係を深めよう

記事のまとめパートに使用するイメージ 重要ポイントを振り返る場面

うさぎは感情表現が控えめな動物ですが、懐いているときには必ず行動や仕草に変化が表れます。
自分から近寄ってきたり、撫でられるのを喜んだり、リラックスしてゴロンと横になる姿は、安心して信頼している証拠です。

一方で、懐いていない段階では警戒心が強く、触られるのを嫌がったり、距離を取ろうとすることもあります。
焦らず時間をかけて接していくことで、少しずつ心を開いてくれるようになるでしょう。

大切なのは「うさぎのペースに合わせて寄り添うこと」。
懐いてくれたときの喜びは、飼い主さんにとってもかけがえのない瞬間になるはずです。

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