楽天銀行 vs 住信SBIネット銀行|どちらをメイン口座にすべき?徹底比較【2025年版】

どっちがお得?楽天銀行とSBI銀行を比較

ネット銀行を使うなら「楽天銀行」と「住信SBIネット銀行」、どちらを選ぶべきか迷う方は多いと思います。

どちらもネット専業銀行の代表格であり、金利・手数料の安さやアプリの使いやすさで高い人気を誇ります。

しかし、実際に使ってみると、強みの方向性や得するシーンには明確な違いがあります。私自身、両方の口座を日常的に利用しており、給与振込・貯蓄・投資資金の管理など目的別に使い分けています。

この記事では、2025年10月時点の最新データをもとに、金利・手数料・証券連携・アプリの機能性などを詳しく比較しながら、
「どちらをメイン口座にすべきか」「どう使い分けるのが最もお得か」を、実体験を交えて解説します。

銀行をイメージした木目調のBANKプレート

楽天銀行と住信SBIネット銀行の基本情報

ビル外壁に設置された銀行の看板

まずは両銀行の基本的な特徴から整理しておきましょう。どちらも「ネット専業銀行」としてスタートしており、実店舗を持たずにすべての取引をオンラインで完結できるのが最大の強みです。
ただし、属しているグループやサービスの方向性が異なるため、得意分野に明確な違いがあります。

楽天銀行の特徴

楽天銀行は、楽天グループの金融中核として「楽天カード」「楽天証券」「楽天市場」と密接に連携しているのが最大の強みです。

マネーブリッジを設定すれば普通預金金利が最大年0.28%に上昇し、給与受取・引き落とし・楽天カード利用などを通じて楽天ポイントも自動的に貯まります。

楽天経済圏を日常的に利用している方であれば、銀行口座とポイントを一体化して管理できる利便性が非常に高い銀行です。

住信SBIネット銀行の特徴

住信SBIネット銀行は、SBIホールディングスと三井住友信託銀行の共同出資で設立されたネット銀行です。

証券・投資との相性が抜群で、SBI証券との「ハイブリッド預金」を利用すれば、銀行預金と投資資金を即時に移動できます。

また、スマートプログラム(スマプロランク)により、ランクが上がるほど振込手数料やATM利用手数料が無料になる仕組みも整っており、コスト重視の利用者に向いています。

どちらの銀行も「金利優遇+手数料無料制度+アプリ操作性」を兼ね備えていますが、
楽天銀行はポイント・日常決済に強く、住信SBIネット銀行は投資・資産管理に強いという方向性の違いが明確です。

金利・手数料・振込・ATMの比較(2025年最新版)

銀行ATMのカード挿入口と現金差入口

ネット銀行を選ぶうえで、もっとも重要なポイントが「金利」と「手数料」です。

2025年10月時点では、楽天銀行・住信SBIネット銀行ともに通常金利はほぼ同等ですが、優遇条件や無料回数の仕組みに差があります。

以下の表でそれぞれの特徴を比較してみましょう。

項目楽天銀行住信SBIネット銀行
普通預金金利(通常)年0.20%年0.20%
普通預金金利(優遇)マネーブリッジ設定で最大0.28%(300万円以下)/0.22%(300万円超)SBIハイブリッド預金で年0.21%
ATM手数料ステージに応じて月最大7回まで無料(提携ATMはセブン銀行・ローソン・イオン銀行など)「アプリでATM」は無制限無料/カード利用はランク別で2〜20回無料(セブン・ローソン・イーネットなど)
他行振込手数料ハッピープログラムのステージにより月最大3回無料+給与受取で翌月3回追加スマプロランクにより月1〜20回無料/住信SBI⇆三井住友信託銀行間は無制限無料
口座維持手数料無料無料
定期預金金利年0.03〜0.10%程度(キャンペーン時変動あり)年0.02〜0.10%程度(期間限定優遇あり)

どちらも通常金利は同水準ですが、優遇金利や無料回数の条件に注目です。

楽天銀行は「楽天証券との連携」+「楽天経済圏利用」で最大0.28%まで金利アップ。

一方の住信SBIネット銀行は「SBI証券とのハイブリッド預金」によって資金を効率的に運用でき、ATM・振込の無料回数の多さが魅力です。

普通預金金利と優遇制度の違い

楽天銀行では「マネーブリッジ」を設定するだけで優遇金利が自動適用されるため、楽天証券を開設していない方でも導入が簡単です。

住信SBIネット銀行はSBI証券との連携が前提になりますが、証券口座を日常的に利用する方にとっては利便性が高く、金利の恩恵を受けやすい仕組みです。

ATM・振込手数料の比較と注意点

楽天銀行の無料回数はステージ制のため、条件を満たさない場合は回数が少なくなります。

一方で住信SBIネット銀行はスマプロランクで無料回数が増えやすく、ランク3以上を維持できれば月10回以上の無料枠を確保できます。

さらに「アプリでATM」を使えば回数無制限で無料のため、外出先での引き出し頻度が多い方にも向いています。

証券連携・アプリ・ポイント制度の比較

比較と書かれたノートと虫眼鏡のイメージ画像

楽天銀行と住信SBIネット銀行は、どちらも証券口座との連携を強化している点が特徴です。

資金移動がスムーズに行えることで、投資を日常生活の延長として扱えるようになっており、資産運用を意識するユーザーには大きなメリットとなります。

また、アプリの操作性やポイント制度の使いやすさにも違いがあり、それぞれの方向性がはっきりしています。

証券連携の違い

楽天銀行

楽天証券との「マネーブリッジ」により、銀行口座と証券口座間の資金移動がワンクリックで完了します。楽天証券で投資信託や株を購入する際、銀行残高から自動引き落としができるため、非常にスムーズです。

さらに、マネーブリッジを設定しておくと普通預金金利が自動的に優遇され、最大年0.28%(300万円以下)にアップします。

住信SBIネット銀行

SBI証券との「ハイブリッド預金」により、銀行と証券の垣根をほぼ感じさせない連携が可能です。

証券口座内の余剰資金を自動的に預金口座へ戻す仕組みもあり、投資用・生活用の資金を効率的に管理できます。

また、SBIグループ全体でのキャンペーンも頻繁に実施され、投資家にとって実用性が非常に高い設計です。

アプリの使いやすさ・操作性

楽天銀行

楽天銀行のアプリは、楽天ペイや楽天カードと連携しやすく、家計管理を一元化しやすい設計です。
UIがシンプルで初心者でも使いやすい反面、機能面ではやや限定的な印象もあります。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行のアプリは、より多機能で「目的別口座」や「アプリでATM」など独自機能を搭載。
入出金明細や残高グラフも見やすく、資金を細かく管理したい方にはこちらが向いています。

ポイント制度の比較

楽天銀行

楽天カードや楽天市場との連携により、取引内容に応じて楽天ポイントが自動で貯まります。
公共料金引き落とし・給与振込・楽天証券との連携など、生活の中で自然にポイントを増やせる仕組みが魅力です。

住信SBIネット銀行

ポイント制度はVポイントから選択可能で、SBI証券やSBI新生銀行などグループ内サービスとの連携で貯まりやすくなっています。

ただし、楽天ポイントのような「日常決済との一体化」までは進んでいないため、ポイント重視派にはやや物足りない印象です。

総合的に見ると、楽天銀行は「日常生活でポイントを貯めたい人向け」、住信SBIネット銀行は「投資・資産運用を効率化したい人向け」と言えます。

実際に使って感じたメリット・デメリット

青い背景に「Merit」と「Demerit」の文字が並び、中央に白い駒のオブジェが立っているイメージ

ここからは、筆者が実際に楽天銀行と住信SBIネット銀行を併用して感じたリアルな使い心地をまとめます。
どちらも優れたネット銀行ですが、使う目的によって「便利に感じるポイント」「少し不便に思う部分」が異なります。

楽天銀行を使って感じたメリット

  • 楽天経済圏との連携が強力で、楽天市場・楽天カード・楽天モバイルなどを利用している人ほど恩恵が大きい。
  • 給与受取・公共料金引き落とし・楽天証券連携などの利用で、楽天ポイントが自動的に貯まる。
  • マネーブリッジを設定するだけで金利が最大0.28%まで上がり、預金を置いておくだけでも得。
  • アプリがシンプルで操作が分かりやすく、初心者にも扱いやすい。

楽天銀行のデメリット

  • ステージ条件(取引回数や残高)を満たさないと、ATMや振込無料回数が少なくなる。
  • 他行振込が多い人にはやや不便で、手数料負担が増えることもある。
  • アプリの動作が重く感じることがあり、複数口座を同時に管理するには不向き。

住信SBIネット銀行を使って感じたメリット

  • SBI証券との連携が非常にスムーズで、投資資金を即時に移動できる。
  • 「スマプロランク」によってATM・振込無料回数が多く、条件も比較的わかりやすい。
  • 「アプリでATM」機能を使えば、セブン・ローソンなどで回数無制限で無料引き出しが可能。
  • 「目的別口座」で貯金を分けられるため、生活費・積立・旅行費などを管理しやすい。

住信SBIネット銀行のデメリット

  • ポイント還元が弱く、楽天銀行ほど日常決済と連携できない。
  • アプリが多機能なぶん、初めて使う人には設定項目が多く感じる。
  • 優遇を受けるにはスマプロランクを維持する必要があり、条件を忘れると特典が減ることも。

どちらもネット銀行として高水準ですが、楽天銀行は「ポイントを稼ぎたい派」住信SBIネット銀行は「コストを抑えて効率化したい派」に向いています。

実際に両方を使ってみると、生活と投資を分ける口座設計がしやすく、無駄な手数料を払う機会が減ると感じました。

どちらをメインにすべき?おすすめの使い分け方

難しくないの?知識と準備で変わる理由を解説します。

楽天銀行と住信SBIネット銀行は、どちらか一方に絞るよりも「目的に応じて使い分ける」ことで最大限の効果を発揮します。

両方の口座を活用することで、金利・手数料・ポイント還元をバランス良く享受でき、家計管理もシンプルになります。

楽天銀行をメインにするのがおすすめな人

  • 楽天市場・楽天カード・楽天モバイルなど、楽天サービスを頻繁に利用している方
  • 日常の引き落としや給与振込を楽天銀行にまとめたい方
  • ポイントを効率的に貯めたい、または楽天ポイントで生活費をまかなっている方
  • 投資は軽めで、主に日常決済を便利にしたい方

楽天経済圏を中心に生活している方なら、楽天銀行をメインにすることで金利・ポイント・利便性のすべてを享受できます。

住信SBIネット銀行をメインにするのがおすすめな人

  • SBI証券で株や投資信託を運用している、または今後始めたい方
  • 振込やATM利用が多く、手数料をできるだけ抑えたい方
  • 貯金や資金管理を目的別に分けて行いたい方
  • ネット銀行でも高いセキュリティと機能性を求める方

特に「アプリでATM」を多用する方や、資産運用を重視する方には住信SBIネット銀行が非常に便利です。

おすすめの併用パターン

  • 楽天銀行=日常決済・給与受取・ポイント活用用
  • 住信SBIネット銀行=貯蓄・投資・振込用

このように役割を明確に分けることで、両行のメリットを最大限に活かせます。

例えば、給与を楽天銀行で受け取り、余剰資金を住信SBIネット銀行に移して投資や貯金に回すと、無理なく資産を増やせる流れが作れます。

また、どちらの銀行もスマホアプリが充実しているため、連携アプリを使えば残高確認や資金移動もスムーズです。
「家計管理×資産運用」の両立を目指すなら、2つの口座を目的別に使い分けるのが最も賢い選択です。

まとめ|両方持つことで得られる最強の組み合わせ

記事のまとめパートに使用するイメージ 重要ポイントを振り返る場面

楽天銀行と住信SBIネット銀行は、それぞれ異なる強みを持ったネット銀行です。
楽天銀行は「ポイント・日常決済・楽天経済圏」との相性が抜群で、生活の中で自然にお得を実感できる仕組みが整っています。

一方の住信SBIネット銀行は「手数料の安さ・証券連携・資産管理のしやすさ」で他を圧倒し、投資や貯蓄を重視するユーザーに最適です。

どちらか一方に絞るのではなく、両方を上手に使い分けることでそれぞれの弱点を補い合うことができます。

たとえば、楽天銀行で給与受取や公共料金をまとめ、住信SBIネット銀行で貯金・投資・振込を行うことで、ポイント・金利・手数料の三拍子をすべてカバーできます。

2025年以降、金融サービスの連携はますます進化していくと予想されます。
今のうちから2つのネット銀行を併用しておけば、家計管理の自動化や資産形成の効率化が一段と進むでしょう。

「日常使いに強い楽天銀行」「資産運用に強い住信SBIネット銀行」――この2つをうまく使い分けることが、これからの賢いマネー戦略です。

最後に一言でまとめるなら、「楽天銀行×住信SBIネット銀行=生活と投資の最強タッグ」です。
それぞれの強みを理解し、自分の生活スタイルに合わせて活用していきましょう。

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