「Audible(オーディブル)とaudiobook.jpって何が違うの?」「聴き放題ならどっちがお得?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
本記事では、両方を実際に使ってみた筆者が、料金・ラインナップ・使いやすさ・口コミなどを徹底比較。
初めてオーディオブックを試したい方にも分かりやすく、「どちらがあなたに向いているのか」を具体的に解説します。
Audibleとaudiobook.jpとは?

まずは、今回比較する2つのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」と「audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)」について、それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。
Audible(オーディブル)とは
Audibleは、Amazonが運営するオーディオブックサービスです。月額1,500円(税込)で12万冊以上の作品が聴き放題となり、ビジネス書から小説、自己啓発、英語学習まで幅広く楽しめます。
また、アプリを使えばオフライン再生も可能。
ダウンロードしておけば通信量を気にせず、いつでもどこでも“ながら読書”ができるのが魅力です。
audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)とは
audiobook.jpは、株式会社オトバンクが運営する日本最大級のオーディオブックサービスです。月額1,330円(税込)で約1万7,000冊が聴き放題となり、Audibleよりも料金がやや安めに設定されています。
一方で、朗読は一般ナレーターが多く、作品によって音質やテンポにやや差がある点も特徴です。
再生速度の細かい調整や、ブックマーク・レジューム機能もあり、学習や復習に活用する人が多いのもこのサービスの強みです。
どちらも「耳で聴く読書」を可能にする便利なサービスですが、使ってみると印象はまったく異なります。
次のパートでは、料金・作品数・使いやすさなどを具体的に比較していきましょう。
Audibleとaudiobook.jpの違いを徹底比較!

同じ“聴く読書”サービスでも、Audibleとaudiobook.jpでは料金や作品数、ナレーションの質などに明確な違いがあります。
まずは主要項目を一覧表で比較してみましょう。
比較項目 | Audible | audiobook.jp |
---|---|---|
運営会社 | Amazon(アマゾン) | オトバンク(国内企業) |
月額料金 | 1,500円(税込) | 1,330円(税込) |
無料体験 | 30日間 | 14日間 |
聴き放題対象作品数 | 約12万冊以上 | 約1万7,000冊 |
ナレーション品質 | 俳優・声優・著名人による朗読 | 一般ナレーター中心(作品差あり) |
ジャンルの傾向 | 小説・自己啓発・海外作品が豊富 | ビジネス・語学・実用書が中心 |
対応端末 | スマホ・タブレット・PC | スマホ・タブレット・PC |
オフライン再生 | 対応(アプリ内DL可能) | 対応(アプリ内DL可能) |
再生速度調整 | 0.5〜3.5倍速 | 0.5〜4倍速 |
料金と作品数の差
幅広いジャンルを楽しみたいならAudible、特定ジャンル(ビジネス・語学など)を重点的に聴くならaudiobook.jpが向いています。
ナレーションの質
一方、audiobook.jpは作品によって当たり外れがありますが、学習用の実用書では十分満足できる品質です。
アプリの使いやすさ
どちらもシンプルで直感的に操作できますが・・・
このように、両者は“どんな時間に、どんな目的で聴くか”によって選び方が変わってきます。
次のパートでは、実際に利用している人たちの口コミと筆者の体験談を紹介します。
有名声優・俳優が朗読するAudible・audiobook.jpの魅力比較

最近のオーディオブックは、ただ“聴く”だけではありません。
ナレーションに声優や俳優が起用されることで、まるでドラマのように物語へ引き込まれる体験ができます。
Audibleの朗読は“世界観に浸る声”
Audibleでは、有名俳優・声優が朗読する作品が数多く配信されています。
特に、雨宮天さん・松岡禎丞さんによる『傲慢と善良』や、小泉今日子さんの『ピエタ』など、演技力の高い朗読が好評です。
また、諏訪部順一さんの『君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉』のように、
声のトーンとテンポが作品の魅力を一段と引き立てるタイトルもあります。
俳優では、田辺誠一さん・城田優さん・高良健吾さんなどが朗読を担当する作品もあり、
声優・俳優・文化人など幅広いジャンルの“声の表現者”が参加している点がAudibleの大きな強みです。
Audibleで人気の声優・俳優ナレーション
🎙️ 声優による朗読作品
- 雨宮天・松岡禎丞:『傲慢と善良』
- 入野自由・花澤香菜:『言の葉の庭』
- 諏訪部順一:『君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉』
- 中村悠一:『蟹工船』
- 高山みなみ:『モモ』
🎬 俳優・女優による朗読作品
- 小泉今日子:『ピエタ』
- 田辺誠一:『海辺のカフカ(朗読版)』
- 城田優:『博士の愛した数式』
- 高良健吾:『ノルウェイの森』
📚 著名人・文化人による朗読
- 中田敦彦:『嫌われる勇気』
- 堀江貴文:『多動力』
- 又吉直樹:『火花』
audiobook.jpの朗読は“聴きやすさと親近感”
audiobook.jpでも、人気声優や著名人が朗読を担当する作品が増えています。
Audibleに比べると起用数は少なめですが、日本語作品を中心に、落ち着いたナレーションや聴き取りやすいテンポで構成されており、「集中して聴きたい」「寝る前にリラックスしたい」人に向いています。
audiobook.jpで人気の声優・俳優ナレーション
🎙️ 声優による朗読作品
- 水樹奈々・中村悠一:『おやすみ、ロジャー』
- 神谷浩史:『スマホを落としただけなのに』
- 古賀葵・赤羽根健治:『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
- 千葉翔也:『四月は君の嘘』
- 橘龍丸:『夢をかなえるゾウ』
🎬 俳優・著名人による朗読作品
- 戸田奈津子:『戸田奈津子 素晴らしき映画人生』
- 乙武洋匡:『五体不満足(朗読版)』
- 西加奈子:『サラバ!』(著者自身の一部朗読)
📚 専門ナレーター・プロ朗読者の人気作品
- 木本景子:『夢をかなえるゾウ』『道をひらく』など自己啓発系
- 中村純也:『人を動かす』『7つの習慣』などビジネス名著シリーズ
Audibleに比べると声優や俳優の起用は控えめですが、
audiobook.jpは“聴きやすさ”と“日本語の正確さ”にこだわったナレーションが多く、
ビジネス書や学習用途には非常に向いています。
声で選ぶならどっち?
- 物語の世界に没頭したい → Audible
- 情報を整理しながら効率よく聴きたい → audiobook.jp
どちらを選んでも「声で感じる読書体験」が楽しめますが、
推し声優や俳優の作品が聴けるのは、やはりAudibleのほうが一歩リードといえるでしょう。
実際の口コミと利用者の声まとめ

Audibleとaudiobook.jpはどちらも人気の高いオーディオブックサービスですが、
実際に使っている人たちの感想には、それぞれ違った特徴が見えてきます。
Audibleの口コミ
- 「俳優さんや声優さんの朗読が本格的で、まるで映画を聴いているみたい。家事中のBGM代わりに最高です。」(40代女性)
- 「海外小説や文学作品のラインナップが豊富で、ジャンルに飽きない。寝る前に聴くのが日課になりました。」(30代男性)
- 「スマホ操作もシンプルで使いやすい。Bluetoothイヤホンとの相性も良く、通勤中に欠かせません。」(20代女性)
- 「声優好きにはたまらない。作品によっては、好きなアニメ声優がそのまま朗読していて感動した。」(30代男性)
audiobook.jpの口コミ
- 「日本語のナレーションがとても聞き取りやすい。ビジネス書や自己啓発書を“ながら聴き”で勉強しています。」(40代男性)
- 「料金が少し安くて始めやすい。Audibleよりも実用書が多く、仕事に直結する内容が多い印象です。」(30代女性)
- 「再生速度の調整が細かくできるのが便利。リスニング練習にも使っています。」(20代男性)
- 「小説よりも“学びたい人向け”という感じ。目的が明確ならコスパがいいと思う。」(30代男性)
口コミを総合すると、
Audibleは「物語を楽しみたい人」や「声優・俳優の朗読を重視する人」に、
audiobook.jpは「勉強やビジネス目的で使いたい人」に好まれている傾向があります。
まとめ:あなたに合うのはどっち?

Audibleとaudiobook.jpは、どちらも優れたオーディオブックサービスです。
どちらを選ぶかは、「何を聴きたいか」「どんな時間に使いたいか」で変わってきます。
- 俳優・声優の朗読を楽しみたい
- 小説や文学作品など、物語の世界に浸りたい
- 通勤中・家事中などに“ながら聴き”をしたい
- プロの声でリラックスしたい・癒されたい
- ビジネス書や自己啓発など、学び系の本を聴きたい
- 料金を少し抑えて始めたい
- 日本語の正確な発音で聴き取りたい
- 再生速度などを細かく調整して効率よく聴きたい
“本を読む”から“本を聴く”時代へ。
耳から知識や感情を受け取る新しい読書体験を、ぜひ体感してみてください。
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