「リチャードソンジリスを外に出してみたいけど、逃げたりしないかな?」「ハーネスは嫌がるのでは?」そんな不安を持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。
我が家のライも、これまで完全に室内だけで過ごしてきたので、外に出すのは少し勇気が必要でした。
今回は、ライが初めて外に出た日の様子を、写真とともに体験談としてまとめました。
最初は緊張して動けなかったライが、少しずつ慣れていく姿や、実際に散歩させてみて感じた注意点などをお伝えします。
リチャードソンジリスの散歩を思い立ったきっかけ

ライを迎えて2年。普段は部屋んぽ中心で自由に動き回れるようにしていますが、ある日、部屋んぽ中に網戸を突き破ってベランダへ脱走したことがありました。
そのとき「ライも本当は外の空気を感じたいのかな?」と思うようになり、いつか安全な形で外に出してあげたいと考えるようになりました。
ちょうど暑さが落ち着いてきたこの時期、「今なら負担も少なく挑戦できる」と感じたのと、いつもYouTubeで見ているドンとコイさんがリチャードソンジリスのお散歩動画を出していて、「ライにもこんな時間を体験させてあげたい」と思ったのがきっかけです。

散歩デビュー前の準備|安全と安心を第一に
ライの場合は、ハムスター用の小型ハーネスを購入しました。
体格にちょうど合うサイズで、軽くて動きやすいタイプを選びましたが、最初は違和感から体をねじって外そうとすることもありました。
ライは先日の病院で体重を測ってもらったら550gありました。それでもハムスター用のハーネスをきつめにして着けないと何度か外れることがありました。
着ける時は思っているよりもきつめに着けるのをオススメします。
無理に装着せず、まずは部屋の中で数分ずつ練習するうちに、少しずつ落ち着いてくれました。
また、外に出る前には以下のような準備もしておくと安心です。
- 静かで人通りの少ない場所を選ぶ(公園の隅や庭など)
- 気温が20〜25℃程度の日を選ぶ
- 直射日光を避け、木陰や風通しの良い場所にする
- 万一の逃走に備えて、ペットカートやキャリーを近くに置く
リチャードソンジリスは音や動きに敏感なため、周囲の環境にも十分注意が必要です。
特に初回は「観察中心」で、長時間外に出すのは避けるのが安心です。

ライの初めての反応と少しずつ慣れていく様子

外に出た直後のライは、全身を低くして固まり、まったく動こうとしませんでした。
初めて感じる風や音、地面の感触に驚いた様子で、しばらくはじっと周囲を観察していました。
数分経つと、少しずつ緊張がほぐれ、鼻をヒクヒクさせながら地面をクンクンと嗅ぐように。
小さな一歩を踏み出し、しっぽをピンと立ててフリフリする姿には、好奇心と安心が混ざったような表情が見られました。
その後は、短い距離を走ったり、草のにおいをかいだりと、まるで新しい世界を探検しているかのよう。
途中でこちらを振り返って目を合わせてくれる場面もあり、「怖くないよ」と伝えているようで嬉しくなりました。

ただ、急な物音には敏感に反応し、立ち上がって周囲を警戒することもありました。
そのため、外では常にリードを持ったまま、声をかけながら落ち着かせるようにしています。
散歩中に撮影した動画では、しっぽをフリフリしながら小走りするライの姿も。
緊張から楽しさへと変わっていく表情が、見ているこちらまで温かい気持ちにさせてくれました。
散歩の際に気をつけたいポイントと注意事項

そのため、無理に外へ連れ出さず、「その子の性格に合わせる」ことが何より大切です。
また、実際に外へ出して感じた注意点を以下にまとめました。
- 温度管理: 日中の気温が高い時間帯は避け、朝や夕方の涼しい時間に行う
- ハーネスの確認: 装着が緩いと抜けてしまう危険があるため、毎回チェック
- 人や動物との距離: 犬の散歩や子どもの声に驚くことが多いので、人通りの少ない場所を選ぶ
- 逃走リスク: 万が一に備えて、リードは常に短く持ち、目を離さない
- 外の物を口にしない: 草や土を食べてしまうことがあるため、注意して観察
我が家では、帰宅後にライの体をペット用ウェットティッシュで軽く拭き、そのあと砂風呂に入ってもらいました。自分で毛づくろいしながらリラックスしている様子を見ると、外の緊張がほどけていくのがわかりました。
初めての散歩は「慣れること」が目的です。
歩く距離よりも、外の空気や音に少しずつ触れさせることを意識すると、リチャードソンジリスにとっても楽しい体験になります。

まとめと次への目標|少しずつ慣れて、楽しいお散歩時間へ

ライにとって初めての外散歩は、最初こそ緊張の連続でしたが、徐々に慣れていく姿を見て本当に感動しました。
外散歩は、リチャードソンジリスにとって必ずしも必要なものではありません。
ですが、「外の風や光、匂いを感じる」という刺激は、心のリフレッシュにつながることもあります。
何より、飼い主との信頼関係があるからこそ実現できる特別な時間です。
次は「こはく」や「ひすい」と一緒に、少し離れた芝生のある場所でピクニック気分のお散歩をしてみたいと思っています。
無理をせず、ライのペースで少しずつ慣らしながら、また楽しい思い出を増やしていけたらと思います。

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