🐿️飼うのはやばい?リチャードソンジリスをお迎えする前に覚悟した方がいいこと

まんまるな体にクリクリの目。砂浴びする姿がとにかく可愛くて、「この子と暮らしたい!」と思った方も多いのではないでしょうか?
私もその一人で、「ライ」というリチャードソンジリスと一緒に暮らしています。

でも実際に飼ってみると、SNSや動画では見えない「リアルな大変さ」が山のようにあることを痛感しました。

この記事では、お迎え前に知っておいてほしい“覚悟ポイント”を、実際に暮らして感じたこと調査した情報をもとに10項目にまとめてお伝えします。

発情期は本当にキツい。食べない、怒る、そして…臭い

ライが初めて発情期に入ったとき、「えっ、どうしちゃったの…?」と本気で戸惑いました。

まず驚いたのが急な食欲低下
いつもは大好きなおやつにも見向きもしなくなり、代わりに回し車を爆走し、砂浴びを何度も何度も繰り返す日々。
目はギラつき、落ち着きがなくなり、見るからに「いつものライじゃない」状態に。

性格もガラッと変わって攻撃的になり、手を出すと噛んでくるように…。
あんなに撫でられるのが好きだったのに、発情期中は完全に別モードでした。

そして最大の試練がにおいです。
フェロモンの影響か、ケージの中の空気がガラリと変わり、部屋に入った瞬間「うっ」となるほどの強烈さ。
空気清浄機は24時間フル稼働、こまめな掃除も欠かせなくなりました。

それでも、そういう時期だと理解して付き合っていくしかありません。
👉 発情期に役立つおやつと対応策はこちら

発情期が終わると食べすぎ注意!肥満のリスクが高い

発情期が終わると、「やっと落ち着いた…」と安心したくなるのですが、次にやってくるのが食欲の爆発です。

ライも発情期が終わった途端、スイッチが切り替わったかのように「何かちょうだい!」アピールが止まりませんでした。
目が合うと前足で立ち上がり、可愛い顔で見つめてくるので、つい甘やかしたくなるんです。でも、そこが危険なんですよね。

ジリスは身体が小さいぶん、ほんの少しの肥満でも内臓や関節に負担がかかります。
特に脂質や糖分が多いおやつは、肥満だけでなく病気のリスクも高めるので要注意です。

我が家でも、おやつの種類やタイミングを見直して、「ほんのひとつまみだけ」を徹底するようになりました。

👉 ジリスに人気のおやつと与え方のコツはこちら

狭い場所に入りたがる習性=迷子や事故に注意!

ライを部屋んぽさせるとき、一番ヒヤヒヤするのが狭い場所への突入です。

テレビの裏、タンスのすき間、家具と壁のちょっとした隙間…
「えっ、そこ入れるの!?」というような場所に、迷いもなくズンズン入っていこうとします。

一度、ソファの裏に入り込んでしまって、しばらく出てこなくなったときは本気で焦りました。
無理に引っ張り出すこともできず、「呼んでも出てこない」恐怖感が今でも忘れられません。

ジリスは巣穴を掘る本能を持っているので、狭くて暗い場所を好むのは自然なこと。
でもその習性が原因で事故やケガ、感電のリスクも高くなるため、部屋んぽのときは「すき間ゼロ」対策が必須です。

👉 部屋んぽに必要な初期アイテムと工夫はこちら

とにかく噛む!前歯の管理と家具破壊対策

ジリスを飼い始めて最初に驚いたのが、「あ、家具ってこんなに簡単にかじられるんだ…」という現実でした。

ライは歯が1本しかないのでまだ控えめなのですが、普通の子は本気でかじります
木の脚、壁の角、電源コード、金属の柵、布まで…とにかく何でも対象です。

これはいたずらではなく、本能。ジリスの前歯は一生伸び続けるため、日常的に何かをかじって削る必要があるのです。

さらに厄介なのが歯のトラブル
ライは実際に「オドントーマ(歯の腫瘍)」を患い、食べられなくなり、手術を受けました。

ごはんを食べたいのに、痛くて食べられない。
見ているこちらも辛く、毎日すりつぶした野菜やペレットを口元に運んでいました。

お迎え前に、「かじる習性」だけでなく、「歯の健康管理」や「医療のリスク」についてもしっかり調べておくことをおすすめします。

👉 ジリスの歯の病気「オドントーマ」の体験談はこちら

病院と保険は必須。お迎え前に確認しよう

「小動物OK」と書かれた動物病院、たくさんあるように見えますよね。
でも実際には、リチャードソンジリスは診られないというケースも少なくありません。

ライの主治医を探すときも、電話で断られたり、「診察したことがないので…」と言われたり。
いざというときに駆け込める病院がないと、ほんとうに不安です。

さらに、医療費の高さにも覚悟が必要です。
ライのオドントーマの手術では、保険が適用されて助かりましたが、もし無保険だったら…と思うとゾッとします。

ペット保険は「贅沢」ではなく「備え」。
何かあったときにすぐ動けるよう、病院と保険のセット準備は絶対にお迎え前に済ませておくべきです。

👉 ペット保険って必要?我が家の実体験から解説

クッションで寝ているリチャードソンジリス

脱走・逃走の名人!油断したスキにいなくなる

ジリスを飼っていてヒヤッとした瞬間、何度もあります。
その中でも一番焦ったのが脱走事件でした。

ライはとてもすばしっこくて、こちらがちょっとケージの扉を閉め忘れたほんの数秒のスキに、スルッと外へ…。

気づいたときには姿が見えず、家中を探し回ることに。
結果的には、押し入れの奥の布団のすき間で丸まっていたのですが、本当に心臓が止まるかと思いました。

ジリスは身体能力が高く、ジャンプ力・登る力もあるため、柵や障害物は余裕で超えてきます

安全に飼育するためには、「逃げられる前提」で環境を整えることが大切です。

👉 リチャードソンジリスの飼育環境と完全ガイドはこちら

音に敏感!鳴き声や足ダンで驚かされることも

ジリスって、静かな生き物だと思っていませんか?

私もそう思っていました。でも実際に暮らしてみると、その認識は変わります。

ライはとても音に敏感で、外の工事の音、宅配のピンポン、家族の足音などにピクッと反応し、「キッ!」という鋭い声を出すことがあります。

また、驚いたときや警戒しているときは、うさぎのように後ろ足で「ダン!」と床を叩く「足ダン」も。
夜中に突然足ダンされて飛び起きたこともあります。

境音に対する警戒心の強さや、野生の本能がまだ残っているからこその行動ですが、神経質な子の場合はストレスにもつながります

生活環境を整えてあげること、そして「うちの子はこういうタイプ」と見守ってあげる心構えが必要です。

👉 ジリスと仲良くなるための慣れ方・接し方のコツはこちら

人間のお腹の上で寝ているリチャードソンジリス

トイレは覚える子もいるけど…部屋んぽでは掃除覚悟で

ライはケージの右奥をトイレにしています。
お迎えしてからしばらく様子を見ていると、毎回そこにおしっこをしていたので、「この子はトイレ覚えるタイプかも」と思い、ペットシーツで囲って環境を整えました。

それ以来、ケージ内ではほぼその場所を使ってくれています。

……が、部屋んぽ中は別です。
遊びながらポロポロ、走りながらチョロリと、完全にトイレどころではない自由な排泄モードになります。

トイレを覚えるかどうかは個体差がかなり大きいですし、覚えてもその場で済ませたい欲求が勝つことも多いようです。

「ケージ内で決まった場所にしてくれるならOK」「部屋んぽ中は掃除前提で楽しもう」くらいの気持ちでいた方が、精神的にもラクだと思います。

👉 排泄物でわかる健康チェックのポイントはこちら

ゲージの中から体を乗り出しているリチャードソンジリス

寿命が短い(3〜5年)。別れは意外と早く訪れる

これは、お迎え前に絶対に知っておいてほしいポイントです。

リチャードソンジリスの平均寿命は3〜5年ほど
一緒にいられる時間が思ったより短い、というのが現実です。

どれだけ可愛くても、どれだけ毎日癒やされても、いつか必ず「別れの日」がやってきます
これはどんなペットにも言えることですが、ジリスの場合はとくに早く感じやすいかもしれません。

でも、だからこそ一日一日を大切に過ごしたいと、心から思えるようになりました。
ライと一緒に過ごす時間は、当たり前じゃない。そう思って抱きしめる毎日です。

👉 ジリスの寿命をのばすためにできることはこちら

旅行・外出ができない!預け先がない現実

意外と見落とされがちですが、リチャードソンジリスは預けにくい動物です。

犬猫OKのペットホテルはたくさんあっても、ジリスを預かってくれる場所はほとんどありません。
一部のエキゾチック対応ホテルや、動物病院に預かってもらえることもありますが、慣れない環境にストレスを感じやすく、預けるハードルはとても高いです。

我が家も、旅行や帰省の際は完全にスケジュールをジリス中心に組む生活に変わりました。

突発的な外出や長時間の留守も難しくなるため、「ペットがいると身動きが取りにくい」という実感を、ジリスで強く感じるようになったのも事実です。

👉 繁殖・飼育管理の大変さと責任についてはこちら

人間のお腹の上で何かを食べるリチャードソンジリス

✅ まとめ:かわいいだけじゃ乗り越えられない。でも、それでもいいと思える日々

リチャードソンジリスは、見た目の可愛さとは裏腹に、とても繊細で手のかかる生き物です。

発情期のにおいや性格の変化、食欲の急激な変動、噛み癖、歯の病気、トイレの難しさ、逃走のリスク、旅行の制限――
「可愛いから飼いたい」だけでは絶対に乗り越えられない現実が待っています。

でも、そんな大変さを知った上で、しっかり準備と覚悟をして迎えた子は、本当にかけがえのない存在になります。

ライが私の膝の上で安心して眠る姿や、名前を呼んで走ってくる姿を見るたびに、「この子と出会えてよかった」と心から思います。

リチャードソンジリスとの暮らしには、「やばい」瞬間も確かにあります。
でも、それを超えてくる愛おしさと絆が、確かにここにあります。

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