「リチャードソンジリスにしこりのようなものができた…」
「最近体重が減ってきた気がする…」そんな不安を感じていませんか?
この記事では腫瘍の種類や症状、治療法、飼い主が日常でできるケアを口コミとあわせて分かりやすくまとめています。同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。

リチャードソンジリスに多い腫瘍の種類と特徴

リチャードソンジリスは遺伝的な体質やホルモンの影響もあり腫瘍ができやすい動物だといわれています。
特に3歳以降の中年齢からシニア期にかけて発生が増える傾向があります。ここでは代表的な腫瘍の種類を詳しく見ていきましょう。
皮膚・皮下の腫瘍
体表に触れるしこりとして見つかることが多く良性の脂肪腫や線維腫であれば進行が遅い場合もあります。しかし、悪性の肉腫や腺癌のケースもあり放置すると急速に大きくなったり出血や自壊を起こすことがあります。首まわりやお腹、背中に見つかることが多いのが特徴です。
乳腺腫瘍
特にメスに多く発生する腫瘍で乳腺のラインに沿ってしこりや膨らみが出ます。
良性と悪性の判別は外見だけでは難しく細胞診や病理検査で確認する必要があります。
進行すると出血や潰瘍化を起こし、感染のリスクも高まります。
内臓の腫瘍
肝臓・脾臓・腸管など体の内部に発生する腫瘍は外から触っても分かりにくいため発見が遅れることがあります。体重が減る、食欲が落ちる、毛並みが悪くなるなど全身の状態の変化から気付くケースが多いです。レントゲンやエコー検査で発見されることもあります。
- 「お腹にしこりを見つけて病院に行ったら乳腺腫瘍でした。思ったより早く大きくなってしまいましたが、手術で無事に取り除けて今は以前のように元気に走り回っています。」
- 「高齢で手術のリスクが大きいと言われたので投薬と温度管理で穏やかに過ごせるように工夫しました。最期まで食欲があったので、その判断で良かったと思っています。」
- 「腫瘍だと分かった時はショックでしたが早めに気付けたことで助かったと先生に言われました。毎日の体チェックの大切さを実感しました。」

リチャードソンジリスの腫瘍に見られる症状とサイン

腫瘍は初期のうちは目立った症状が出ないこともあります。そのため、日常の小さな変化に気付けるかどうかが大切です。次のようなサインが見られる場合は注意しましょう。
体にしこりを触れる
首・お腹・背中などに小さなしこりができ日に日に大きくなっていくことがあります。
脂肪やできものと思って放置すると進行する恐れがあります。
体重の減少
内臓に腫瘍ができていると外見で分かりにくく気付いた時には体重が大きく落ちているケースもあります。定期的に体重を測る習慣が早期発見につながります。
食欲・元気の低下
今までよく食べていたペレットや野菜を残すようになったり巣箱から出てこなくなるなど、行動が少なくなることもあります。
皮膚の異常
腫瘍が進行すると皮膚がただれたり赤く腫れて出血することがあります。
自分で舐めて悪化させてしまうことも少なくありません。
- 「いつもより体重が軽く感じて測ってみたら30g近く減っていました。病院で検査したところ、肝臓に腫瘍があることが分かりました。」
- 「最初は小さなできものかなと思っていたのに2週間ほどで急に大きくなり、病院に駆け込みました。」
- 「毛づやが悪くなり、触ったらしこりに気付いて受診。早期に見つけられて本当に良かったと思います。」
リチャードソンジリスの腫瘍の治療方法と選択肢

腫瘍が見つかった場合の治療は種類・大きさ・進行度・年齢や体力によって選択が異なります。代表的な治療法と考え方を見ていきましょう。
外科的切除(手術)
投薬・内科的治療
経過観察
セカンドオピニオン
- 「3歳の頃に乳腺腫瘍が見つかり、リスクはありましたが手術を決断。無事に成功して、今も元気にしています。」
- 「高齢で麻酔のリスクが高いと判断し、内科的治療を選びました。薬のおかげで食欲も維持でき、穏やかに過ごせています。」
- 「病院によって“手術を強くすすめる”先生と“無理をしない方がいい”という先生に分かれました。
両方の意見を聞いたうえで、自分たちに合う選択ができました。」

飼い主が日常でできるケアと予防の工夫

腫瘍を完全に防ぐ方法は残念ながらありません。しかし、早期発見や進行を遅らせるために日常でできる工夫はたくさんあります。
毎日の健康チェック
体重測定を習慣にする
食事と環境の管理
信頼できる獣医師との関係
- 「毎週の体重測定で減少に気付き、早期に腫瘍を発見できました。」
- 「毎日のスキンシップで背中のしこりに気付いたのがきっかけでした。触れ合いの時間が命を救ってくれたと思います。」
- 「体調管理アプリで食欲や排泄も記録していたので病院でスムーズに説明でき、診断が早く進みました。」

まとめ:腫瘍と向き合うために

日常のスキンシップや体重測定、食欲のチェックを通じて小さな変化を見逃さないことが飼い主にできる最大のケアです。不安を感じたら、迷わず小動物に詳しい獣医師へ相談してください。
腫瘍と向き合う時間は決して簡単ではありませんがその子らしく穏やかに過ごせるように支えることが
飼い主にとって何より大切な役割だと思います。
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