うさぎにとって「かじること」は自然な習性。でも実際に一緒に暮らしてみると、「とにかくなんでも齧る子」と「まったく興味を示さない子」にくっきり分かれることも。
我が家には、その両極端がいます。こはくはPCコードを切断した過去を持つほどの“なんでも齧る派”。いまはケージ内のプラスチックがターゲットです。一方、ひすいは木製のおもちゃにもチモシーボールにも見向きもせず…。唯一チモシーキューブだけは、たまに思い出したように齧ります。
この記事では、そんな「かじる派」と「かじらない派」それぞれに合ったおもちゃを、我が家のリアルな体験をもとに紹介します。
なぜ“かじること”が大事なの?

うさぎの前歯(門歯)や奥歯は、一生伸び続ける「常生歯」。だからこそ、自然に歯を削れる環境=かじるおもちゃがとても重要になります。
加えて、かじる行動にはこんな意味もあります。
- ストレス解消(退屈な時間を紛らわせる)
- 運動不足対策(口元や顎の筋肉を使う)
- 家具やコードなど、危険な物への“齧り防止”にもなる
実際、こはくはチモシーボールや木のスティックでよく遊んでいますが、齧ることで気がまぎれるのか、家具や壁を狙う頻度が明らかに減りました。
「齧らせること」は単なる遊びではなく、健康を守るケアのひとつなんです。
こはく vs ひすい|我が家の「かじる派・かじらない派」事情
こはくはとにかく“齧りたい欲”が強く、目についたものはとりあえずカジカジ。パソコンのキーボードのコードを切断されたこともあり、今はケージ内のプラスチック部分が被害を受けています。
そんなこはくにとって、かじり木やチモシーボールは最高の気晴らし。置いておくだけで自主的にかじってくれるので、飼い主としても助かっています。
一方、ひすいはまったくの逆。木のスティック、牧草のおもちゃ、吊るし型のおやつ…どれにも反応しません。でもチモシーキューブだけは例外で、「これはごはん」と認識しているのか、たまに齧ってくれることがあります。
そんな実体験をもとに、「齧る派」と「齧らない派」に合うおもちゃを分けて紹介していきます。

かじるのが大好きな子におすすめのおもちゃ5選
1. りんごの木スティック

実際の声:
– 「2度目の購入です…木皮だけじゃなくそのまま跡形なく食べてしまいます。」
– 「在庫切れでやっと買えました!途中で飽きるみたいですが満足です!」
– 「お気に入りの場所でかじって白木になります。職人さんって呼んでます。」
2. チモシーボール
実際の声:
– 「牧草を汚さず、いろんな角度から引っぱり出して食べるのが楽しそうです。牧草の減りも早くなりました。」
– 「転がして置いておくと、細かい部分をふるい落として食べていて見ていると面白いです。」
– Redditでは、「圧縮チモシーは良いかじりおもちゃだけど、牧草の代わりにするのは避けて」といった専門家の声もありました。
3. ケージに固定できるかじり木

実際の声:
– 「ケージのワイヤーをかじる癖がなくなって助かっています。」
– 「しっかり固定できて動かず、安心して見ていられます。」
– 「縦横どちらにも設置でき、交換もしやすいのでリピートしています。」
4. チモシーロープトイ

実際の声:
– 「安心素材なので気兼ねなく与えられます。引っ張ったり転がして楽しそうに遊んでいます。」
– 「最初は興味がなかったのに、急に夢中になってボロボロにしました。」
– 「おやつにもおもちゃにもなるので便利。消耗は早いですがリピートしています。」
5. 木製トンネル・ハウス


実際の声:
– 「出したらすぐに入って遊んでいました。隠れ家にもなって安心できるようです。」
– 「噛んだり上に乗ったりと自由に遊んでいます。思った以上に楽しそうで買ってよかった!」
– 「ケージに置いても邪魔にならず、長持ちしてコスパも良いです。」
かじらない子でもOK!“食べながら齧る”系おもちゃ5選
ひすいのように、「かじるおもちゃ」には見向きもしないけれど、“これは食べ物”とわかると少しだけ齧ってくれる。そんなうさぎさん、意外と多いのではないでしょうか。
遊びながらではなくても、食べる中で“ちょっと齧る”だけでも、歯の伸びすぎ予防や退屈しのぎには十分効果があります。

1. チモシーキューブ

実際の声:
– 「普通の牧草は残すのに、キューブは完食。牧草嫌いな子にぴったりでした。」
– 「遊びながら食べられてストレス解消になっているようです。散らかりにくいのも助かります。」
– 「硬めなので時間をかけてかじってくれて、歯のケアにも良さそうです。」
2. チモシースティック


実際の声:
– 「牧草を残しがちな子でもよく食べてくれるので助かります。」
– 「かじりながら食べられるので、一石二鳥のアイテムです。」
– 「シンプルで散らからず、リピートしています。」
3. チモシーマット

実際の声:
– 「ケージの金網が気になっていましたが、敷いてから安心して寝そべるようになりました。」
– 「かじったりほぐしたりして夢中で遊んでいます。消耗は早いですが楽しそうです。」
– 「自然な香りで安心して使えます。床材兼おもちゃとしてリピートしています。」
4. かじってかくれるチモシーハウス


実際の声:
– 「入ったり出たりして遊び、隠れ家としても重宝しています。」
– 「すぐに入口を広げてしまいましたが、楽しそうなので許せます。」
– 「中でゴロンと横になって寝床代わりにしています。」
5. パパイヤバー


実際の声:
– 「毛球症対策に良いと聞いて購入。喜んでカリカリ食べています。」
– 「ご褒美に与えると大喜び。硬さもほどよく歯にも良さそうです。」
– 「チモシーばかりでは飽きるのでローテーションで与えています。」
まとめ|その子に合う“かじり方”を見つけよう
かじるのが大好きな子もいれば、ほとんど興味を示さない子もいる。どちらが正解というわけではなく、大切なのは「その子の性格や好みに合った形で、無理なく歯のケアやストレス発散を促してあげること」だと思います。
木のスティックやチモシーボールのようなおもちゃで楽しく遊ぶ子もいれば、食べ物として認識できるチモシーキューブだけかじる子もいます。
齧る=遊びではなく、「生活の一部として自然に取り入れられる形」を見つけてあげると、うさぎの毎日も、飼い主の安心感もきっと変わってくるはずです。
今回紹介したものの中で、まずは気になるものを1つだけ試してみてください。そこから“お気に入り”が見つかれば、それはきっと小さな幸せのはじまりです。
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