毎月の固定費の中でも、意外と大きなウエイトを占めるのが「スマホ代」。大手キャリアを使っていると、月に5,000円以上かかることも珍しくありません。
そんな中、筆者が実践している「スマホ代最適化」の一例として、楽天の株主優待と日本通信SIMを組み合わせた月額290円生活をご紹介します。
これまでにも、投資初心者のNISA戦略や、生活費を見直す節約術についてご紹介してきましたが、今回のテーマも“固定費の見直し”という意味で非常に有効です。

楽天の株主優待でもらえる「楽天モバイル1年無料」特典とは?
楽天グループ(証券コード:4755)の株を100株以上保有していると、株主優待として楽天モバイル(最強プラン)が1年間無料になります。
この「楽天経済圏」の活用は通信費だけでなく、楽天ポイントの最大化や、実際にポイントだけで生活した体験談とも相性抜群です。
楽天モバイルの最強プランは、30GBまで高速通信+通話無制限という非常に使い勝手の良い内容。これが1年間まるごと無料で使えるため、メイン回線としても申し分ありません。
通信SIM「合理的シンプル290プラン」とは?
一方で、通話のメイン回線としておすすめなのが「日本通信SIM」の合理的シンプル290プランです。
月額たった290円で1GBのデータ通信が可能。必要に応じて通話を追加(70分で+700円)すれば、通話付きスマホとしても十分活用できます。
筆者は以前20GBプランを使っていましたが、楽天モバイルをデータ回線にしたことで1GBプランに変更しました。それでもサブとしては必要十分です。
このプランを始めるには、Amazonなどで販売されている「スタートパック」を使うのが便利でお得です。事務手数料を抑えられることもあり、ネット上でも人気の購入方法です。
▶ お得に始められるスタートパックはこちら
SIMフリー端末をお持ちの方なら、スタートパックを購入後に公式サイトから申し込むだけで、すぐに利用を開始できます。
用途別で2回線を賢く使い分ける!おすすめの運用方法
実際に筆者が行っているのは以下のような使い分けです:
- 通話のメイン:日本通信SIM(合理的シンプル290)
音声通話の安定性と電話番号の長期利用を前提に、こちらをメインの通話回線として使用。MNPも可能で、格安ながらも通話品質は十分です。 - データ通信のメイン:楽天モバイル(株主優待で1年無料)
毎月30GBまで高速通信が可能で、YouTubeやアプリの更新も安心。通話も可能だが、楽天回線の電話番号は1年限定と割り切って利用中。
以前は日本通信SIMを20GBプランで契約していましたが、楽天モバイルの通信をメインにすることで、1GBプラン(月290円)に変更しました。
この構成であれば、通話とデータをバランスよく分けながら、通信費を極限まで抑えることができます。
実際の費用シミュレーション(月々290円&年0円の最強コンビ)
この運用方法でかかる実際の通信費を見てみましょう:
- 楽天モバイル:1年間無料(株主優待特典)
- 日本通信SIM:290円/月 × 12カ月 = 3,480円
なんと、年間のスマホ代が3,480円だけで済む計算になります。大手キャリアなら1カ月で超える額が、1年間の通信費に!
家族回線や子ども用スマホ、2台持ちを検討している方にもぴったりな選択肢です。

注意点・申し込み手順のポイント
楽天モバイル・日本通信SIMをうまく活用するには、それぞれの申し込み方法や注意点を押さえておくことが大切です。
楽天モバイル(株主優待)の注意点
楽天モバイルの株主優待を活用すれば、1年間無料でスマホが使える非常に魅力的な特典を受けられます。ただし、この優待を受け取るためには株式の保有条件や手続きのタイミングなど、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- 株主優待の対象者:楽天グループ(4755)の株を100株以上、権利確定日(12月末)時点で保有している必要があります。
- 証券口座が必要:株を購入するには、まず楽天証券やSBI証券などで証券口座の開設が必要です。口座開設から株購入までには数日〜1週間程度かかるため、早めに準備しましょう。
- 優待申請が必要:株を保有しているだけでは自動で優待は適用されません。権利確定後に送られてくるメールや郵送物の案内に従って、優待申請を行う必要があります。
- 1年間限定の無料:無料期間が終了すると、通常料金(月額2,178円〜)が発生します。解約やプラン変更の検討は、更新時期をカレンダー等に記録しておくと安心です。
- 電話番号は期限付きと割り切る:楽天モバイルで新規取得した番号は、無料期間終了とともに使用を終了する可能性があるため、メイン電話番号には向きません。
日本通信SIMの注意点と申し込み手順
日本通信SIMは、月額290円という圧倒的な安さで人気の格安SIMですが、契約方法や使い始めるまでの流れにはいくつか注意点があります。初めて格安SIMを使う方でもスムーズに導入できるよう、事前に知っておくべきポイントをまとめました。
- 申込みはオンラインのみ:公式サイトまたはスタートパック経由での手続きです。店舗での契約は行っていません。
- 初期費用がかかる:SIMカード発行手数料+事務手数料で、約3,300円前後が必要です。ただし、Amazonなどで購入できるスタートパックを使えば、初期費用が抑えられます。
- 対応端末の確認を:日本通信SIMはドコモ回線を利用しているため、ドコモ端末またはSIMフリー端末が必要です。購入前に対応バンドをチェックしましょう。
- MNP転入も可能:今使っている電話番号を引き継ぎたい場合は、MNP予約番号を取得し、申し込み時に入力します。
- プラン変更はマイページから簡単:契約後に1GB⇔20GBなどの容量変更も可能で、スマホやPCからすぐに操作できます。
どちらもクレジットカード払いが基本ですので、有効なカードの準備も忘れずに。スマホ操作に不安がある場合は、家族やサポート窓口を活用してスムーズに始めましょう。
まとめ:スマホ代を削って、生活にゆとりを
スマホ代は、毎月かかる「固定費」だからこそ、節約のインパクトが大きい項目です。
楽天の株主優待を使って楽天モバイルを1年間無料で使い、日本通信SIMをサブ回線として活用することで、スマホ代を月290円に抑えることが可能です。
少しの手間で、1年間で数万円の節約ができるこの方法、ぜひ一度検討してみてください。

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