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リチャードソンジリスを外に出す前に|お散歩デビュー前の注意点と準備ガイド

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2025年もリチャードソンジリスの販売シーズンが始まりました。 お迎えを検討している方、すでに家族に迎えた方の中には「どんな風に暮らしていけばいいの?」「散歩ってできるの?」と気になっている方も多いと思います。

このブログでは、これまでお迎え準備・飼育の基本・発情期の行動などをまとめてきましたが、今回はちょっと踏み込んで“ジリスを外に出す”という選択肢について解説します。

うちの子ライはまだ外出経験はありませんが、いずれ自然の風や音を感じさせてあげたい──そんな思いから、今のうちに注意点や準備グッズを整理してみました。

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リチャードソンジリスを外に出してみたい…その前に

「うちのリチャードソンジリス、外に出してあげたら喜ぶかな?」 可愛いしぐさや元気いっぱいな様子を見ていると、そんな気持ちになることもあるかもしれません。

うちにはリチャードソンジリスのライ(2歳・男の子)がいます。 現在は発情期まっただ中で、まだ一度も外に出したことはありません。もちろんハーネスも未所持。 でも、もし落ち着いたタイミングがきたら、ちょっと外の空気を感じさせてあげたい──そう思って、今のうちに必要な情報やアイテムを整理しておこうと考えました。

今回はリチャードソンジリスを外に出す際の注意点と、実際に用意しておきたいグッズについてご紹介します。 👉 ジリスを飼う前に知っておきたい注意点についてはこちらの記事でまとめています。

リチャードソンジリスのお散歩が難しい理由

うさぎと違って、リチャードソンジリスには「散歩文化」がほとんどありません。それには理由があります。

ジリスはとても俊敏で、狭い隙間にも潜り込みやすい体型をしています。 しかも警戒心が強く、見知らぬ音や匂いに対しては逃げる・噛む・威嚇するなどの行動に出ることもあります。 万が一パニックを起こして脱走されたら、捕まえるのはかなり困難です。

また、ジリスには「もぐる」「隠れる」本能が非常に強く、外に出したとたんに草むらや物陰へと突っ走ってしまう危険性もあります。

ちなみに、発情期や性格によっても外への反応は大きく変わります。

👉 リチャードソンジリスってどんな動物?性格や飼いやすさがわかる基本ガイドはこちら
👉 発情期の特徴や行動パターンについては、こちらの記事をご覧ください。
👉 発情期中の食欲や生活リズムの変化について詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

外に出す前に知っておきたいリスクとジリスの習性

おうちの中では甘えん坊で可愛いジリスでも、外の環境に出ると一変します。 その理由は、ジリス特有の行動本能と、周囲に対する敏感すぎる反応にあります。

驚くと逃げる、本気で噛む

突然の音や風、においに反応して、その場から逃げる・ジャンプする・威嚇するといった行動が見られます。 パニック状態になると本気で噛んでしまうこともあるため、外では特に注意が必要です。

もぐる・登る・穴に入る

ジリスは地面の隙間や草むらを見ると、自然と吸い込まれるように入っていきたくなる性質があります。 さらに、意外とジャンプ力や登る力もあるため、低い囲いや箱では脱走の危険も。 必ず上も下もカバーされた囲いを準備しましょう。

暑さに非常に弱い

リチャードソンジリスはうさぎ以上に暑さに弱い動物です。 25℃を超える日には熱中症や脱水のリスクが高まるため、基本的に夏の外出は避けるべきです。

ジリスのお散歩前に揃えておきたいアイテム

ここでは、リチャードソンジリスの性格や行動特性に合わせたお出かけ準備グッズをご紹介します。
👉 ジリスのお迎え時に揃えておきたい基本グッズはこちらの記事でもまとめています。

以下は外出時にあると安心なアイテムや便利グッズを、使い方と一緒に紹介しています。

ハーネス(慎重に検討)

まず最初に検討すべきなのがハーネスです。ただし、ジリスの場合はうさぎやフェレットに比べて適応がかなり難しいのが現実です。 身体がやわらかく、首や胴まわりのサイズも個体差が大きいため、市販の小動物用ハーネスが合わないことも多いです。

万が一サイズが合わず、抜けたりずれたりすると大きな事故につながるため、無理にハーネスを着けようとせず、まずは室内で安全に試すことが前提です。 ハムスター用・フェレット用やチンチラ用の中でもサイズ調整が細かくできるものを選び、しっかり観察しながら少しずつ慣らしていきましょう。

しっかりしたサークル・囲い

ジリスはジャンプ・登る・潜るという行動を自然に行うため、通常のペットサークルでは脱走の恐れがあります。 天井と底面があるタイプや、ペグで地面にしっかり固定できるタイプを選びましょう。

キャリーケース

緊急退避や移動時の必需品です。丈夫なプラスチック製で、噛み破れないものが理想。 扉部分がしっかりロックできる構造か、複数開口部があるものが便利です。

レジャーシート・人工芝

地面に直接触れさせると、ジリスはすぐに掘ろうとしたり異物をかじったりします。 清潔で安全なエリアを作るために、厚手のレジャーシート柔らかめの人工芝を敷いておきましょう。

巣箱・トンネル(安心できる隠れスペース)

外ではジリスも不安になりやすいので、普段使っている寝床や隠れ家を一緒に持っていくのが安心です。 木製の巣箱や布トンネルなど、いつもの匂いのあるものをひとつ入れておくと落ち着きやすくなります。

冷却プレート・保冷剤

夏場以外でも、万一の気温上昇に備えて保冷グッズは必須です。 アルミプレートやタオルに包んだ保冷剤を設置し、ジリスが自ら涼める環境を整えておきましょう。

おやつ入れ・フード容器

緊張していても、好物があると戻ってきやすくなることもあります。 うちの子も、お気に入りのおやつを見せると素早く寄ってくるタイプなので、携帯用のフード容器や密封できるおやつケースをひとつ準備しておくと安心です。

外に出さないという選択も“あり”です

「散歩」というと、どうしても「外に連れて行かないとかわいそうかな?」と思ってしまいがちですが、ジリスに関しては出さない選択もまったく問題ありません

室内でも十分な運動スペースや好奇心を刺激する環境が整っていれば、無理に外に出さなくても健康に暮らしていけます。 外に出すことでストレスになる子もいますし、習性や本能に合わせて安全な範囲で遊べる工夫をしてあげるほうが、ジリスにとっては安心できる時間になります。

外に出したいという気持ちは素敵ですが、“その子にとってどうか”を第一に考えることが何より大切です。

まとめ|ジリスのお出かけは“慎重すぎる”くらいがちょうどいい

リチャードソンジリスを外に出すというのは、かわいいからこそ、慎重に考えるべきテーマです。 好奇心旺盛だけど繊細で、動きも早くて予測がつかない──そんなジリスの特性を理解したうえで、しっかり準備してから挑む必要があります。

今は発情期だったり、ハーネスに慣れていなかったり、気温が高すぎたり。 だからこそ、無理をせず、秋〜冬に向けて少しずつ準備を進めておくのがおすすめです。

「外に出すかどうか」の判断も、「いつ・どこで・どうやって」も、その子にとってベストな選択ができるように、ゆっくり考えていきましょう。

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