はてなブログからWordPressへ移行してしばらくが経ちました。少しずつアクセスは増えてきたものの、収益は伸び悩み。Googleアドセンスでわずかに収益が出る程度、アフィリエイトも月1回あるかどうか…そんな状況です。
「記事を書けば伸びる」と信じていた頃の自分に足りなかったのは、「書いた後の見直し」でした。
※移行時の体験記はこちら:▶ はてなブログからWordPressへの移行体験談
なぜリライトに取り組み始めたのか
もともと、はてなブログで記事を書いていた頃は、どちらかというと「日記」のような感覚で更新していました。ペットとの日常やふと思ったことを綴るだけ。それでもなぜか、アドセンスの収益が1日1円〜3円くらい入っていたんです。
その数字を見たとき、「こんなゆるい記事でもお小遣い程度にはなるんだ」と驚きました。同時に、「じゃあ、ちゃんと読者のために役立つ内容にしたら、もっと伸びるんじゃないか?」という挑戦心も湧いてきたんです。
WordPressに移行したのをきっかけに、なんとなく書いていた過去の記事を見返すようになりました。そこで気づいたのが、「検索には出ているけどクリックされていない」「内容が古くて読みにくい」といった点でした。
最初に導入したのは、Googleサーチコンソールでの検索クエリ分析です。狙っていたキーワードではないワードで表示されていたり、10〜20位くらいに位置している記事があったりと、思っていた以上に“伸び代”があることに気づきました。
そこで、まずは「順位がついている記事」からタイトル・見出し・導入文を中心にリライトを開始。ついでに構成や内部リンク、キーワードの精査なども少しずつ進めていきました。
しばらく経つと、CTRが上がった記事が出てきたり、アクセス数が微増したりと、小さいながらも明らかな変化が見えてきました。
この経験が、「ただ書いて終わり」だったブログ運営から、「書いたあとも見直して育てていく」運営への転換点になりました。
リライトって、最初は少し面倒に感じるかもしれません。でも、自分の文章が「読まれる形」に整っていく過程には確かな手応えがあります。
この「改善の手応え」が、ブログを続けるモチベーションにもなっています。

記事の削除に踏み切った理由
WordPressに移行してしばらく経った頃、ふと記事一覧を見返してみると、気づけば300記事以上に膨れ上がっていました。
でもその中には、アクセスがまったくない記事、内容が薄くて4〜5行しか書いていない記事、情報が古くて読者の役に立たない記事も多く含まれていて……。
「これって、本当に誰かのためになっているのかな?」
そんな疑問が浮かび、思い切って約50記事を削除する決断をしました。最初は正直、不安もありました。「せっかく書いたのに」「もったいないな」とも思いましたが、それ以上に「読者にとって価値があるブログに整えたい」という思いの方が強くなったんです。
さらに、削除だけでなく「内容の近い記事を統合してリライト」も数多く行いました。たとえば、同じテーマを扱った複数の記事を1本にまとめ、構成を整理し直したり、情報を最新化したり。
こうした結合リライトを進めることで、記事の網羅性が上がり、ユーザーの滞在時間や直帰率にも良い影響が出てきました。
正直、SEO的に「どれだけ効果があるのか」は最初は半信半疑でした。でも、記事の統廃合を進めた後から:
- 検索順位がじわじわと上昇した記事が出てきた
- 新規記事のインデックス速度が早くなった
- 内部リンクをつなぎやすくなったことで回遊率が改善
といった、明らかな変化が見えてきたんです。
結果的に、「記事数が多ければいい」という考えから、「必要な記事だけを丁寧に育てる」スタンスに意識が切り替わりました。
ブログも“断捨離”が必要。数より質。これは本当に実感しています。

WordPressに移行して変わったこと
はてなブログでは、「とにかく書くこと」が大事だと思っていました。思いついたことをサクッと投稿できる気軽さがあり、日々の記録や雑談感覚で更新を続けていました。
でもWordPressに移行してからは、その“気軽さ”がなくなった反面、「ちゃんと届けたい人に読まれるブログを作ろう」という意識が芽生えるようになりました。
まず大きく変わったのは、記事を書く前の設計です。テーマの選び方、読者の検索意図、見出し構成、SEO対策、内部リンクの貼り方まで、投稿前に考えることが一気に増えました。
また、WordPressの管理画面は自由度が高いぶん、自分で決めるべき項目も多く、最初は戸惑う場面もたくさんありました。たとえば:
- パーマリンクのルールを統一する
- カテゴリ・タグを整理して回遊しやすくする
- アイキャッチ画像やOGPをきちんと設定する
- SEOプラグインを使ってメタ情報を最適化する
これまでは「書くこと」だけに集中していたのが、「見られること」「届けること」を意識するようになり、自然とサイト全体への責任感が強くなりました。
同時に、記事のジャンルも見直すようになりました。趣味や雑記的な内容は別の形で活かしつつ、「自分の経験をもとに、誰かの役に立つ情報」に軸を絞るように意識しています。
たとえば、以下のような記事は読者からの反応が大きく、今後も力を入れていきたいジャンルだと感じています:
WordPressに移行してからは「ただ続ける」のではなく、「改善しながら育てる」運営スタイルに変化しました。更新するたびにブログ全体の質が上がっていく感覚が、何よりもやりがいになっています。

今の収益は?まだまだこれから
ブログを始めてから1年以上が経ちましたが、収益化については正直まだ「途中経過」といった段階です。
Googleアドセンスでは、1日数円〜数十円といった収益が続いています。アフィリエイトも月に1〜2件、商品が売れればいい方で、「毎月◯万円!」というレベルには到底及びません。
でも、ここ最近になって感じているのは「数字以外の小さな成長」が増えてきたということです。
- 検索経由のアクセスが少しずつ増えてきた
- インデックスのスピードが以前より早くなった
- 狙ったキーワードで10〜20位以内に入る記事が出てきた
- アナリティクスで直帰率や滞在時間が改善されてきた
こういった「収益に直結はしないけど、土台を支える指標」の動きが、少しずつですが目に見える形で現れるようになってきたんです。
以前の僕は「書いた記事=完成品」だと思っていました。でも今は違います。公開したあとに検索順位をチェックし、必要があればリライト、リンク追加、構成の見直しを行うようになりました。
また、読者から「この記事わかりやすかったです」といったコメントやDMをいただく機会も出てきて、数としてはまだ少ないものの、「誰かの役に立てた」という実感が、何より励みになっています。
もちろん、今後の目標は「収益を安定させること」ですが、まずはこうした小さな積み重ねが大切。ようやく「ブログ運営の基礎体力」が身についてきたかなという感覚です。
収益が少なくても、改善の手応えが出てくると、書くのが楽しくなってくる。そしてその積み重ねが、いずれ大きな成果につながっていく──今はそう信じて、地道に続けています。

WITH TEAMのリライト支援も活用してみた
実は「リライトの重要性」は感じていても、どこをどう直せば良いのか、自分ではなかなか客観視できない…という悩みがありました。
特に、自分で書いた記事には思い入れがあるぶん、どこが読みにくいのか、何が伝わりにくいのかに気づきにくいんですよね。
そんなときに見つけたのが、WITH TEAMのリライト支援サービスです。
このサービスは、既存の記事をプロのライターが読みやすく整えてくれたり、情報の更新、SEO観点での見出し構成の提案などもしてくれるもので、「まさにこういうの欲しかった!」と即申し込みました。
実際にお願いしてみると、自分では気づかなかった改善点がズバズバと出てきて、「なるほど、ここが読みづらかったのか!」と目からウロコ。
単なる言い換えではなく、読者目線で構成を整えてくれたり、足りない情報を補ってくれたりと、非常に実用的なアドバイスがもらえました。
何より、「一度プロに添削してもらうことで、自分のライティングの癖や改善ポイントが明確になる」という経験は、今後のリライトにも大きく役立つと思います。
「リライトに時間がかかってしまう」「やってみたけど成果が出ない」と悩んでいる方には、まず一度プロの力を借りてみることをおすすめします。
▶ WITH TEAM|リライト(情報更新)サービスをチェックする

まとめ|記事は書くだけじゃ終わらない
WordPressに移行して痛感したのは、「記事を育てる作業の大切さ」。
リライトと記事整理を繰り返すことで、ブログ全体が引き締まり、徐々に結果へとつながっていきました。
今後も引き続き、「経験 × 読者の役に立つ情報」を意識しながら、ブログを積み上げていきます。
「成果が出ない」と悩んでいる方がいれば、まずは記事の見直しと整理整頓から始めてみてください。時間はかかりますが、それが大きな差につながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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