うさぎやリチャードソンジリスは、高温多湿にとても弱い動物です。暑さが厳しくなる夏、飼い主として「留守番中に室温が上がりすぎていないか」「ちゃんと快適に過ごせているか」と不安になることはありませんか?
実際、うさぎやジリスはほんの少しの温度・湿度の変化でも体調を崩してしまうことがあります。大切な家族の命を守るためには、事前の準備と工夫が欠かせません。
この記事では、わが家で実際に活用している暑さ対策&留守番サポートグッズを、体験ベースで詳しくご紹介いたします。スマートリモコンやひんやりマット、ペットカメラなどの便利アイテムを上手に取り入れ、暑い夏を安全・快適に乗り切る方法をお伝えします。
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ひんやりマットの種類と選び方
ひんやりマットにはいくつか種類があり、それぞれに特長があります。おうちの子の性格や好みに合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。
① 布製・接触冷感タイプ
もっとも扱いやすく人気なのが、布製の接触冷感タイプです。やわらかい素材で肌ざわりも良く、うさぎやジリスが乗りやすいため導入しやすいのが魅力。洗濯できるものも多く、衛生面でも安心です。
② アルミプレートタイプ
アルミ製のマットは熱伝導率が高く、体が触れるとすぐに冷たさを感じられるタイプです。ただし、冷感が強すぎて苦手に感じる子もいます。実際、わが家ではうさぎたちがあまり乗らず、使用を控えました。
③ ジェル入りタイプ
冷却ジェルが入っているマットは、ひんやり感が長続きする高性能タイプ。ただし、かじるクセがある子には注意が必要です。中身が漏れると危険なので、カバーの使用や設置場所に配慮することが前提となります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、まずは取り入れやすい布製タイプから試してみるのがおすすめです。
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わが家のおすすめは「布製・接触冷感タイプ」
いくつか試した結果、わが家のうさぎたち(こはく・ひすい)やジリスのライがもっとも気に入ったのは、布製の接触冷感タイプでした。
最初は少し警戒していたものの、ケージ内や部屋んぽスペースにそっと置いてみると、すぐにお気に入りの場所に。今では毎日のようにマットの上でリラックスして過ごしています。
冷たすぎず、ほどよいひんやり感で体をやさしく冷やしてくれるのがポイント。洗って繰り返し使えるので、衛生的でコスパも◎です。

ひんやりマットを使う際の注意点
- 最初は警戒する子もいるため、置き場所を工夫しましょう
- 汚れやすいため、こまめに洗濯・掃除するのが安心
- 冷たすぎる素材は避け、やさしい冷感を選びましょう
ひんやりマットはエアコンだけに頼らず、自然な形で体温を逃がせる優秀アイテムです。室温管理と併せて使うことで、暑さ対策の効果がぐっと高まります。
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スマートリモコンで室温を自動管理
うさぎやリチャードソンジリスにとって、室温の急変は命に関わる重大な問題です。特に外出時や就寝中、温度管理ができない状況では「エアコンが切れていたらどうしよう…」という不安もつきものですよね。
そんなときに便利なのが、スマートリモコンです。わが家では「Nature Remo mini 2(温湿度センサー付き)」を活用しています。
スマホアプリから簡単に操作でき、室温が25℃を超えたら冷房ON、22℃以下になったらOFFというように、自動でエアコンをコントロール。おかげで日中の留守番中でも室温は常に23〜24℃に保たれ、動物たちも安心して過ごせています。
また、ケージの下に冷気がたまりやすいのを防ぐために、サーキュレーターを併用して空気を軽く循環させるのもポイント。室温が適正でも空気が停滞すると熱がこもってしまうため、空気の流れをつくることも重要です。
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ペットカメラで“見える安心”をプラス
室温をコントロールできても、「今どうしているかな?」「ちゃんと快適に過ごせているかな?」と心配になることはありませんか?
そんなときに頼りになるのがペットカメラ。わが家では、ケージの近くに温度計を設置し、その様子をカメラで確認する方法を取り入れています。
スマホからリアルタイムで映像をチェックすれば、動物たちの様子だけでなく室温も一目で確認できます。こはくがゴロンと寝そべっていたり、ライがちょこまか動いていたりする姿を見ると、外出先でも安心です。
赤外線ナイトモードがついているカメラなら、夜間でもしっかり見守ることができ、必要があれば音声で呼びかけも可能。防犯用としても活用できるのが嬉しいポイントです。
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空気循環+冷感マットでトータル快適対策
スマートリモコンで室温を一定に保ち、ペットカメラで見守っていても、動物たちは微妙な環境の変化にもとても敏感です。
「冷風が直接当たってしまう」「動き回ったあとに体が熱をもってしまう」など、小さな違和感がストレスになることもあります。
そこで活躍するのが、接触冷感タイプのひんやりマット。空気全体を冷やすだけでなく、肌からもやさしく体温を逃がすことができるので、体感温度がぐっと下がります。
我が家でも、最初は警戒していたうさぎたちが、慣れてくると毎日のようにマットの上でゴロン。すっかり「夏の定番アイテム」になりました。
室温管理+空気の循環+肌感の冷却——この三位一体の暑さ対策で、外出中でも安心できる環境が整います。
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まとめ|暑さ&留守番対策で命を守る夏に
うさぎやリチャードソンジリスにとって、夏の暑さと湿度はとても深刻な問題です。「今日は少しだけだから…」と油断してしまうと、取り返しのつかない事態につながることもあります。
体温がこもりやすい彼らは、暑さに非常に弱く、熱中症のリスクも高め。息が荒い・耳が熱い・動かないなどの症状が見られたら、すぐに冷やして動物病院を受診してください。
日ごろからの対策こそが、命を守る第一歩。この記事でご紹介したように、
- 室温を自動でコントロールできるスマートリモコン
- 外出先からも様子を確認できるペットカメラ
- 自然な冷感で体温を逃がせるひんやりマット
を上手に活用することで、万全の暑さ&留守番対策が実現できます。
また、エアコンのフィルター掃除や、日常ケアの見直し、換毛期対策なども一緒に行えば、さらに快適な環境をつくれます。
大切な家族であるうさぎやジリスたちが、この夏も元気に、そして安心して過ごせますように🐰🐿
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